「新成人の仲間入り」 ってなんかおかしくない?
久しぶりにぜんざいをこしらえました。 横着をして茹でこぼしを2回だけにして,あとは炊飯器のおかゆモードにおまかせ。 味見をしたけど,今回も美味しくできました。 今週の朝食です。
今日は歌野晶午さんの 『密室殺人ゲーム王手飛車取り』 を読みました。 この作者のおそらく一番有名な小説 『葉桜の季節に君を想うということ』 を読んだ際,トリックはすごくおもしろいと思ったし気持ち良く騙されたのですが,本編の後にトリックにツッコミが入った時の予防線と思われる言い訳がましい補遺が延々と続いていることにすっかりうんざりしてしまい,以来この作者の作品は避けていました。 「必死に言い訳する必要があるなら,あんなトリックを使わなければ良いのに」 と本当に嫌な印象しかなかった。 でも叙述トリックだったりどんでん返しだったりの小説を検索すると必ずこの作者の作品が含まれているので,「そろそろ読んでみても良いかな」 と思って借りてみました。 おもしろかったけど,叙述トリックでもどんでん返しでもなかった。 頭狂人と伴道全教授の素顔は予想どおりだったし,残りの3人のうちの誰かが頭狂人の身内ということも容易に想像できた。 強いて言えばザンギャ君の正体が意外だったかな。 なので,「きっと最後に驚くようなことがあるんだわ」 と期待して読み進めたのですが,残念ながら期待はあっさり裏切られました。 あんなにふわっと終わられては,「ここまで読んだ時間を返せ!」 と言いたくなります。 やっぱりこの作者とは相性が悪いのかな。 続編を読んだらすっきりするのだろうか。 うぅむ。
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