グループLINEはちょっとドキドキします。
実際のところ日曜日の夜はお酒を飲むので,月曜日の朝はどうしたってだるいんですよね。 身も蓋もなし。
昨夜,ネレ・ノイハウスさんの 『生者と死者に告ぐ』 を読み終わりました。 大好きなオリヴァー&ピアシリーズです。 長かった…。 読み終わるのに2日かかりました。 でも本当におもしろかった。 登場人物紹介のクリストフ・ザンダーのところに 「ピアの夫」 とあったので,「えっ,夫? 前作で結婚したんだっけ???」 と自分の記憶力の悪さに愕然としたのですが,冒頭に 「実は結婚しました」 という記述があったので,「あぁ,そうなのね…」 と安心しました。 が,安心したのも束の間,「ピアが休暇をとって新婚旅行に出かける」 という展開で,「えーっ,ピアがいなかったらどうにもならないじゃない。 どうするの!?」 と焦りました。 結局ピアは休暇をキャンセルして捜査に当たるのですが,クリストフが理解のある人で本当に良かった…。 こんなことでダメになる二人ではないと思いましたが,心配になったのも事実なので,ラストの結婚披露パーティーでは本当に安心しました。 さて,今作の根底に流れるテーマは 「臓器移植」。 脳死のドナーが本当にあんな風に扱われるのだとしたら,ぞっとします。 絶対に臓器提供なんてしたくない,とすら思った。 実際はもっと丁寧に扱われるのだと信じていますが,本当にありえない描写でした。 ネタバレになりそうなので一部伏せ字にしますが(割と早い段階で判明するので,大丈夫だとは思うけど念のため。 ドラッグで読めます),今回の殺人で一番悪質だと思ったのは,罪を犯した人ではなくその家族を標的にしているということ。 そして,その家族が殺された原因が遺族(罪を犯した人)にある,という死亡告知を出して,本人に知らしめる…というのが本当に酷いと思いました。 まぁ自業自得なんだけど,巻き込まれた家族はたまったもんじゃありません(このくらいは良いだろう)。 今作は被害者も含めて登場人物があまりに多く,聞き慣れないドイツの人名がバンバン出てくるので,「あー,この人は誰だっけ」 と何度も登場人物紹介を見返しました。 今はまだなんとなく覚えているけど,明日にはその大半を忘れていることでしょう。 ところで,今作はカイがものすごく良かった。 目立った働きをするわけではないけれど,確実に情報を集めてオリヴァーとピアの捜査をサポートする姿に惚れました。 今までまったく注目していなかったので,これまでの作品を読み返してカイの働きを再確認したいと思いました。 …読み返すには長すぎますが。 私の頭の中のカイは,イケメンです。 実際も(フィクションだけど)イケメンであってほしい。
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