落とし穴の場所を変えてみた。
先日ほぼ日に掲載されていた伊藤まさこさんの 『向田さんだったら。』 というエッセイを読んで,反論したくなりました。 …あ,伊藤まさこさんに,ではなく,向田邦子さんに,です。 向田邦子さんが 「ハンカチ持たずちり紙持たず,せいぜい口紅一本と小銭くらいで,イザとなったら誰かに借りるわ,という超小型バッグのひとは末っ子タイプ」 と書いてらしたそうなのですが,末っ子として反論したい。 私は人に何か借りるのが嫌なので,最低限必要なハンカチ,ティッシュ等は必ず持ち歩きます。 確かにバッグは小さいけど(その点は当たっている),必要なものは入っている。 言い方を変えれば,必要なものしか入っていない。 今日のリュックの中身は,お弁当,お財布,化粧ポーチ,折りたたみ傘,スマホ,職員証,ミントタブレット,ティッシュ,懐中電灯,鍵です。 本当は折りたたみ傘を出したいのですが,天気予報がさっぱり当たらないので,持ち歩かざるを得ない。 買い物に行く予定がないので,エコバッグは出しました。 懐中電灯も,そろそろ出したい。 あと,お財布もほとんど使うことはないので持ち歩かなくても良いのですが,万が一のために持ち歩いています。 今まで生きてきて,その万が一が起きたことは一度もありませんが。 私の荷物が少ないのには理由があって(書き出してみたら,意外と多いような気もしましたが…),何かを失くすのが怖い,失くしたらすぐに気づきたい,という気持ちが作用しているのだと思います。 パンパンのバッグでは何か失くなってもすぐには気づけませんが,荷物が少なければすぐに気づけてすぐに探せる。 そう考えるようになったのにも理由があって,幼稚園の頃,家の鍵をしょっちゅう失くして母に叱られていたせいだと思います。 私に言わせれば,「おぎゃー」 と生まれてたかだか5年の子どもに,鍵を持たせてどうにかなると思っている方がおかしい。 その結果,ものを失くすのを極端に恐れる人間になりました。 家の鍵は特にそうで,職場にいる時はリュックに入れていますが,それ以外の外出時はポケットに入れています。 常に在り処を確認できないと,落ち着かないんです。 この注意深さが幼稚園の時にあれば良かったのですが,先に書いたようにそりゃー無理ってもんです。 いつもパンパンのバッグを持ち歩いている方にお聞きしたいんですけど,今日使ったものってどのくらいありますか? …そう言えば,長女である母のバッグも,いつもたくさん物が入っているな。
先日来ちまちまプレイしていた "Hidden World of Art 2: Undercover Art Agent" が終わりました。 心配していたグラフィックは,前作よりは多少綺麗になっていたかも,という感じ。 それでもやはり見づらさは変わりなく,何度かヒントを使ってしまいました。 ヒントを使うと 「ぐやじーっ!」 とハンカチの端を噛みたくなる私ですが,このゲームに限っては 「そんなの見えるわけないしぃ」 と開き直っています。 純粋にアイテム探しを楽しみたくて,途中の会話をすべてスキップしたので,終盤登場人物(脇役)が逮捕される場面が出てきたのを見て,「えっ,どういう話?」 と思いました。 主人公が騙されたりする話だったのだろうか。 …あ,説明をよく読んだら,「泥棒に入られた」 みたいなことが書いてありますね。 はぁ〜,詐欺師ですか。 なるほどね。 でも,そんなストーリーをまったく知らなくても,十分楽しめました。 ってか,アイテム探しと何の関係があるんでしょうね。
|