「SCHOOL」カテゴリーアーカイブ

紙のあかり

去年から、異なる学年で、デザインの条件や目標を変えながら、照明を制作する課題を行っています。

今回は素材を紙に限定しての課題です。

時間をかけて撮影したものの、なぜかiPhoneで撮った写真が一番雰囲気があるという。

公開授業

教育学部のFD活動の一環で、公開授業研究を実施することになりました。
今ではどこの大学でもFDで公開授業は行っているとは思いますが、広島大学の教育学部で(つまり広島大学の教育学部の先生方の前で)公開授業をやるというのは、やはり特別なものだと思います。
授業としては特別なことをやるわけではないとはいえ、実際にやってみるとそれなりに緊張して、妙にハイテンションな講義になったのでした。

授業風景
デザイン演習室での公開授業。講義中じっとしていないのは単にいつも通りです。
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新入生オリエンテーション

5月にはいり、大学生活にも慣れてきた頃ですが、「ヒロシマ・平和・美術」というテーマを扱う一年生の教養ゼミの一環として、尾道〜百島〜大三島へのツアーに行ってきました。

尾道水道
尾道港のU2のお隣、3号上屋からツアーがスタート。

雨が降ったらシャレにならないツアー行程であったのですが、幸い好天に恵まれました。みんな日頃の行いが良い。

このページ内のすべての作品画像については、それぞれの作品を制作した作家が権利を所有しています。
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Crossing 2016

今年の六本木クロッシングは、「僕の身体、あなたの声」というテーマで、行く前は正直あまりピンと来ていなかったのですが、例年以上にメッセージ性の強い、良い展覧会でした。

特に今年は、1年生の教養ゼミを担当しています。造形芸術系コースの教養ゼミは「ヒロシマ・平和・美術」がテーマになっているわけですが、広島や戦争をテーマにしている作品も多く目につきました。

そのようなわけで、教養ゼミのレポート課題の対象として、すでに指示した施設・展覧会に加えて、今年の六本木クロッシングを追加しますので、これを見に行ってもらっても構いません。

会期中に東京に行く機会があれば、ぜひ見に行くことをお勧めします。

写真は後藤靖香による《あいおいばし》2013年(左)および《芋洗》2008年(右)。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
このページ上の六本木クロッシングに関する写真については、 クリエイティブ・コモンズ 表示 – 非営利 – 改変禁止 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。

新学期

新入生のみなさん入学おめでとうございます。
入学式、昨日のオリエンテーションと、あいにくの天気が続いていましたが、今日は天気もよく、桜も散ること無くまだまだ綺麗に咲いています。
2年目の今年は新入生のみなさんのチューターになりました。4年間よろしくお願いします。

去年は教育実習について、新入生と一緒に勉強の日々でした。
今年はクォーター制が始まったこともあり、新入生と一緒に大学の履修制度について勉強しています。
やはり大学によっていろいろと違いがあるものなのですね。正直なかなか理解するのが大変です。

卒業式と謝恩会

3月23日は広島大学では例年卒業式・学位記授与式が行われることになっており、今年は私にとって広大で最初の卒業生・修了生を送り出す日となりました。

大学院生も、四年生も、昨年一年間は前任者の江崎先生にご指導を受けて、今年から指導教員が交代するという難しい環境でしたが、無事卒業制作・修士論文をまとめてくれました。

戸惑うことも多かったと思いますが、みなさんの適応力があれば、卒業しても環境の変化にもすぐ順応できることでしょう。

大学での学位記授与式のあと、夕方からは卒業生修了生主催の謝恩会に招待してもらいました。これまで謝恩会のある文化圏にいなかったので、とても新鮮で、嬉しい体験でした。みなさんありがとう。 続きを読む 卒業式と謝恩会

ギャラリトーク

修了・卒業制作展の最終日、作品を制作した学生本人から制作意図などを話してもらうギャラリトークが開かれました。

個々の作品はもう何度も見ているわけですが、実際に自分が指導している学生以外は、制作の過程もほとんど見る機会はありません。制作の意図などを聞く機会もあまりなく、僕自身、今年来たばかりで入学してからの過程や作品もほとんど知らなかったりするので、意外な発見もいろいろとあって、こういう機会はとても嬉しいです。

  
修了・卒業制作展に足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。

論文発表会

修了・卒業制作展が開かれている広島県立美術館の講堂にて、理論系の卒業論文発表会と、修士論文の発表会が開催されました。

修士論文は審査会がありますが、卒業論文はそのような機会がありません。卒論の指導教員以外にとっては中間発表会以来、その成果を目にする初めての機会になるので、新鮮でした。

修士論文はさすがに二回目でもあり、審査会での指摘を踏まえて修正されていたり、皆さんしっかり発表していて頼もしかったです。

特に個人的にはデザイン分野で前半1年間を指導していただいた江崎先生にも来ていただき、引き継いだ1年間の成果を見ていただけたのは大変嬉しかったです。

卒論も修論も、皆さんそれぞれ課題は残っていると思いますが、進学する人もそうでない人も、今後のそれぞれの社会でのキャリアの中で、考えてもらえればと思います。

余談ですが、中間発表会にせよ、最終の審査会にせよ、修論にせよ卒論にせよ、だいたいめんどくさい/ややこしい質問をする方が研究としての評価は高いことが多いです。決して嫌がらせしてるわけではないですよ。

立体デザイン2

一年生の立体デザイン教育演習では、後半の課題として、ペンダント照明のデザインに取組みました。

初年度の課題であるために、課題の設定としてどこまで制約を加えるべきかなど、こちらも試行錯誤しながらでしたが、最終プレゼンテーションではバリエーションに富んだ作品が揃いました。

立体のデザインに取組むのはこの二つの課題で終わりになってしまうわけですが、ぜひこれから身の回りにあるさまざまなモノのデザインについて、使う立場からだけでなく、作るほうの視点でも観察してもらいたいと思います。