梶原行夫/News


2015.02.20
今週は卒論発表会がありました。
研究室の学生さんもしっかり発表してくれたので良かったです。一安心。
また、彼女の修論の中心的な仕事となるであろう、2015前期のSPring-8実験課題が採択。こちらも一安心。



また今週は3年生による研究室訪問がありました。
次年度の総合物理プログラム配属の4年生は10名ほどの予定。イキのイイ学生さんが研究室に来てくれるかな?


乾教授が高温液体(硫黄、セレン、テルル)の現物をプレゼンテーション中。


2014.12.12
超音波装置用に温度コントローラーを導入。
冷凍機(ツインバード社SC-UE15R)とヒーターを備え、マイナス120℃からプラス100℃程度(もっと高温
まで上げられると思いますが、当面)までの超音波測定が可能となりました。
実は超音波装置は2年前に新潟大学の土屋先生から譲り受けていたものなのですが、ようやく本格始動です。
既に、学生さんの卒論用にフル稼働しています。



先月、今月と、SPring-8へ出張。
現在実験排水設備を更新中と言うことで、そこら中掘り返してます。
施設への入り口や駐車場が制限されてて、大変不便でした。




2014.11.18
先週は、SPring-8BL35XUでの非弾性X線散乱実験。
本来我々の得意分野は高温液体なのですが、今回は冷凍機を用いた低温液体の実験。
一部トラブルありながらも、予定した条件の測定を完了することが出来ました。
また今回は4年生の学生さんにも参加してもらいました。
修士論文では、彼女にも同様の実験をやってもらう予定ですが。。。


(1)SPring-8の宿舎が満室のため、近所の兵庫県の施設に宿泊。特にお風呂が豪華なお部屋でした。おにぎり朝食(無料)も美味。
(2)冷凍機の先に液体用自作セルを取り付けての実験。
(3)実験終了後、近くのパスタ屋さん「ボルカノ」で昼食。アマトリチャーナ絶品でした。


------------------------------------------------------------------------------------------
SPring-8シンポジウム@東京大に合わせて、9/12に不規則系物質先端科学研究会を主宰。
今回は、液体/ガラスのダイナミクスに焦点を合わせた会合で、有意義な議論が出来たと思います。
特に今回、SPring-8ユーザーはもちろん、他の放射光や中性子施設、あるいは非量子ビームユーザーの参加者を募り、 新規の連携が計れたと思っています。
今後の展開に期待。


(1)会合、(2)懇親会の様子


------------------------------------------------------------------------------------------
ポルトガルのリスボン大学で開催された国際会議、Liquids2014(9th Liquid Matter Conference、07.21-25)に参加。
ポスター発表を行ってきました。
今回も600件以上の発表があり、たくさんの参加者で賑わって、楽しい会議でした。
ポルトガルの気候も暑すぎず、寒くはなく、また会場となったリスボン大学も心地よい雰囲気で、スタッフの皆さんも フレンドリーで非常に良かったです。
ただ内容に関しては、前回同様、いやそれ以上に、ソフトマター関連やシミュレーションの発表割合が多くて、シンプル液体の 実験屋としては自分のスコープに関連した研究が少なく、正直やや欲求不満な感じも。
もう少し自分のスコープにあった会議を探して、補完するのもよいかも、と感じました。
次回の会議は2017年7月、スロベニアのリュブリャナ(Ljubljana)にて、とのこと。

[会議編]

(1)会場に掲示された大きなタペストリー。(2)メインのオーラル発表会場。快適な会場でした。

(1)大学の中庭。コーヒーブレイク、ランチの会場でした。(2)中庭周辺がポスター発表会場。
(3)自身のポスター発表。何人かのコアな聴衆の方が来られて、時間いっぱいディープな議論が出来ました。


(1)ウェルカムパーティは大学となりの美術館の中庭。(2)なぜかクジャクがたくさん放し飼いにされていました。
(2)会議のソーシャルプログラムで、ポルトガルの民族歌謡「ファド」を鑑賞。歌手の方の声量がすごかったです。
(3)カンファレンスディナーは海辺の"Pátio da Galé"で。

[観光編]

(1)ポルトガルと言えば、大航海時代。その象徴として(近年)建てられた「発見のモニュメント」。エンリケ航海王子を先頭に、バスコダガマ、マゼラン、フランシスコザビエルらの像が建っていました。
(2)大航海時代に立てられたジェロニモス修道院。修道院にもかかわらず、豪華でした。
(3)伝統工芸品のフィリグラーナを扱っているOuvesaria da Moda店。と言っても、お土産屋さんではなく普通の貴金属屋さんで、地下にフィリグラーナが展示してありました。

[番外編]

(1)日本人にとってリスボンで一番有名?な名所。サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台。通称「ミゲルの丘」。某○臭力のCM撮影が行われた場所です。
(2)宿泊したホテルの向かいにあった日本食レストラン。海外ではしばしば変な日本語を見かけますが、これはまた。。。「スカートが焼く」ってなに?


2014.04.07
新年度始まりました。

科研費・挑戦的萌芽研究「液体−液体相転移のゆらぎに対する光誘起効果〜X線測定手法の開発」が採択されました。
前年度までの若手研究が終了したため、本来なら基盤研究(若手枠はめでたく卒業)を申請すべきところですが、今回はやや趣向を変えて、 10年後の研究題材の発掘に向けて萌芽的な研究をやってみたいと思います。
結構、挑戦的=リスクが高いような気もしたりはしますが、成功すれば独自の面白い方向性が出せるのではないかと期待しています。

一方、7月の国際会議Liquids2014@リスボンの講演は、ポスター発表での採択。
ちょっと残念ですが、楽しんできたいと思います。


2013年度
イタリア滞在記(2013.12-2013.03)
2012年度
2011年度
2010年度
2009年度
2008年度


トップページへ