『ジャージの二人』 を観ました。 予想どおりのゆるぅ〜〜〜い映画でした。 シリアスな 『トウキョウソナタ』 の後なので、このくらいゆるいのがちょうど良い。 ネタばれあります。
「ワケあり父子の何もしない夏休み」 というコピー通りの映画でした。 ホント、何もしないの。 お父さんは三度目の結婚がダメになりそうなのに、何もしない。 息子も奥さんが浮気しているのに、何もしない。 絵に描いたようなダメ父子だーっ。 ネタばれあります、と書いたのに、そんなに書くこともないなー。 でも、ダメな映画ではありませんでした。 十分楽しめました。 父子の夏休みがあっけなく終わったので、「えっ、もう終わり?」 と思ったら、すぐに 「一年後」 だって。 別荘に行く高速のシーン、1年前のと同じ映像を使ったでしょ! 横着してるでしょ! とちょっと突っ込みたくなった。 別荘に着いてからのシーンもデジャブ的なものがあったのですが、服装が違うので横着はしてないみたい。 一年後は父子と一緒に、浮気をしている息子の奥さんも一緒に別荘に行くのですが、ジャージを着るか否かのシーンでの息子役の堺雅人さんの表情が絶妙でした。 着せたいのか着せたくないのか、どっちなんだーっ。 奥さんが持参のジャージを着た時の表情も、どちらにも受け取れる微妙な表情で良かった。 ジャージを着るのは良いけど、あの父子は家の外でもあのジャージなんですよね。 スーパーに買い物に行くのにも、桶谷小と和小のジャージ。 それはゆるすぎるぞ。 でも、ご近所の遠山さんのお宅に行く時 (町のレンタルビデオ屋さんに行ったから?) は、ズボンだけ履き替えていたのがおかしかった。 上はジャージなのにね。 それにしても、息子夫婦はどうして離婚しないんだろう? 奥さんの浮気相手も結婚してるのかなぁ。 だとしたら、相当ずるいですよね。 息子から離婚を切り出せば良いのに、優柔不断なんだよなー。 そこがちょっと可哀想でした、ま、自業自得なのですが。 最終的には別居することになったみたいですが、ずるずる離婚せずに過ごすんだろうなー。 しっかりしろよー。> 息子 だらだら書いていても仕方がないので、この辺で止めますが、映画も結構だらだらしてた。 嫌いじゃないけど。 そうそう、『ジャージの二人』 から 『ジャージの三人』 になったところは、くすりと笑えたけど、最後の 『ジャージの一人』 は 「はいはい」 って感じでした。 過ぎたるは及ばざるがごとし、ちょっと余計でしたね。
この間からちょっと思っていたことを、この機会についでに書いておきます。 私はよく 「全然内容のない映画だった」 などと酷評することがあるのですが (あ、この映画のことではないです)、実は何日か後にその映画のことをじんわり思い出していることもあるのです。 なので、私の酷評はあまり気にしないでください、参考にしないでください。 最近では 『純喫茶磯辺』 がそれに当たります。 観た直後は酷評したけど、数日後にふとじんわり思い出したりした。 『闘茶』 に限っては、それはないんですけどね (毒)。
…うっかりしてたら、もう2時ですよ。 明日もお休みですよね? いつもの時間には起きられませんよ、絶対。
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