今日の2本目、『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』 を観ました。 1本目のシリアスさとは打って変わってのおバカさ。 ギャップがすごい。 ネタばれあります。 ご注意ください。
署名活動によって日本での上映が決定したという前評判の高さからかなり期待していましたが、確かにおもしろかったです。 ただ、殺人のシーンがかなりグロかったなぁ、だから R-15 指定なんですね、きっと。 映画館で何度となく予告編を観ていて、勝手にマンガ 『ぺパミント・スパイ』 みたいに村人全員が退役軍人とか警察退職者とかで、「なーんちゃって、実は事件なんて起こってないんだよー、君 (主人公のエリート警察官) をからかっていただけなんだよー」 というオチかと思っていたのですが、とんでもなかった。 殺人事件起こりまくり、血流れまくり。 中盤からのアクションシーンはすごかった。 おばあさんが、二丁拳銃で自転車両手放しで向かってきますからねぇ、怖いけどウケる。 なんでこんなに銃の所有率が高いんだ、この村は? ってぐらい、おじいさん、おばあさんが銃をぶっ放すぶっ放す。 元気なお年寄りが多い村でもありました。 銃撃戦の合間に、アホアホマン揃いの地元警察署員の目が覚めるというのもおもしろかった。 そこまでが本当にアホアホマンだったので、目が覚めたと見せかけて実際はやっぱりアホアホマンのままじゃないのか?とちょっと疑ってしまいました。 何せ、首に鋏を突き立てられた死体を見ても、「よくある事故だ」 って言っているようなおバカっぷりでしたからねぇ、そんなに簡単に目が覚めるものか?と思っても仕方がないでしょう。 主人公エンジェルの相棒になる、これまたダメダメのダニーがエンジェルに影響を受けて、どんどん頼もしくなっていく姿も良かったなぁ。 彼がエンジェルをかばって撃たれるシーンは感動的ですらありました。 …死んでないことはわかってましたけどね。 中盤からの銃撃戦は本当に凄まじいものがあったのですが、あれで死者が出ていないのがすごいなぁ。 首から顔にかけて尖塔の模型が突き刺さった (口から塔の先端が飛び出している) 人でさえ、生きてそのまま容疑者としての写真を撮られてましたからねぇ。 ただ、それ以外では人を殺しすぎかな?と思いました。 終盤にざくざく死体が出てきましたから。 あの凄まじい銃撃戦で死者を出さなかったんだから、それ以外の場面でも極力死者を抑えるべきだったんじゃないかと思いました。 それだけがちょっと残念でした。
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