今日の1本目、『闇の子供たち』 を観ました。 ネタばれあります。 ご注意ください。
何と言うか…、予想はしていましたが重い映画でした。 途中胃が痛くなるような、吐き気を催すような場面がたくさんありました。 思い出しても気が滅入ります。 臓器移植のくだりはフィクションらしいのですが、児童買春に関してはノンフィクションではないでしょう。 暗い気持ちになりますね。 途中売春宿から日本人が子どもをスーツケースに入れて連れ出す場面があり、勝手に 「助けだしてくれたんだ」 と想像して救われた気持ちになったのですが、実際は 「お持ち帰り」 だったことがわかり、どーんと突き落とされたような気持ちになりました。 なんかもうね、情けないですね、あんなことをしている人間がいると思うと本当に。 思い出して、また胸がむかむかしてきました。 ずっと気になっているのですが、臓器移植のことを追っていた新聞記者の南部も、児童買春をしていたということなのか? 彼はそれを悔いて自らの命を絶ったのだろうか。 「息子だよ」 と言っていた写真も、彼が愛情を抱いていた子どもの写真ってことだろう。 壁を布で覆って隠していた、幼児に対する性犯罪者の逮捕記事を見て、彼は何を考えていたんだろう。人間の心の闇を見た思いがしました。
常々思っていることなのですが、映画には必ず主題歌が必要なのでしょうか? 映画に合っているものなら良いのですが、こういう重い映画に主題歌というのはすごく違和感を覚えました。 しかもエンドロールの右端に歌詞が表示されていて、こういう言い方は失礼ですが、とても押しつけがましく感じました。
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