『大奥』 を観ました。 ネタバレあるかも、ご注意ください。
おもしろい映画でした。 最後の方は何度か地味に泣きました。 ただ、男性の数が激減したからという理由で大奥が男女逆転するというのは、いくら考えても理解できませんでした。 男性の数が激減したなら、お殿様のそばに女性をはべらせて世継ぎを作る…というのが正しいと思いますけどねぇ。 まぁ、そこを否定すると、この映画はまったく意味がなくなってしまうのですが。 テレビで柴咲コウちゃんが 「阿部サダヲさんには刹那的な美しさがあって、セクシーだった」 みたいなことをおっしゃっていたのですが、本当にそうでした。 あんなに色っぽい阿部サダヲさんは初めて観ました。 素敵でした、本当に。 男気も感じた。 あと、やっぱり二宮くんが良かった。 ニノの切ない表情は、本当に良いですね。 じわじわ泣けました。 ニノ演じる水野が打ち首に処せられる時、ギリギリになっても助かりそうになかったので、「やっぱりダメなのか…」 と思った瞬間、首を打ち落とす役目の人の顔が目に入って、「あーっ!」 と目の前がパーッと明るくなりました。 あそこの演出は良かったですね。 良かった、本当に。 最後に大奥の選りすぐりの美男を集めて暇を言い渡す場面も、「そう言えば、そういう話を聞いたことがあるなぁ」 と思いながら観ましたが、映像で観るとすごく爽快でした。 玉木宏くん演じる松島の負けっぷりも見事でした。 柴咲コウちゃん演じる吉宗が江戸の町に出かけて行く場面を観て、「あぁ、そうか、この人、暴れん坊将軍なんだな」 と考えたら、ちょっとおかしくなりました。 そういう楽しみ方もできる映画でした。
しっかりパンフレットを買って帰りました。 なかなか読み応えのありそうなパンフレットなので、じっくり読みたいと思います。
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