2010年10月10日の日記

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『瞳の奥の秘密』
今日の2本目 『瞳の奥の秘密』 を観ました。
ネタバレあります、ラストシーンに触れています。 ご注意ください!





この映画、上映時間が2時間9分とちょい長め、そして今日の2本目。 ってことで、「こりゃ、途中で寝ちゃうかもねー」 なんてことを思っていたのですが、眠っている暇などありませんでした。 本当におもしろかった!!!
アルゼンチンの映画って、初めてなんじゃないかなぁ。 って、よくわかりませんが、とっつきにくさは皆無。 最初からストーリーに引き込まれ、2時間9分という上映時間の長さもあまり気になりませんでした (お尻がちょっと痛くなったけど)。
「本年度アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞」 という触れ込みは、決して伊達ではありませんでした。 予想以上に良かったです、本当に。
ストーリーについては、公式サイトをお読みください。 って、毎回そういうスタンスなのですが、ぶっちゃけ説明するのが面倒臭いんです、あれこれ思うことがあって。
主人公ベンハミンの部下パブロは、最期に何を思ったんだろう…。 これまでの恩と引き換えに、またベンハミンに犯人を捕まえてほしいと思って、すべてのことを承知の上で、身代りになったのだろうか。 もしかしたら、すべて偶然のことだったのかもしれないけど、私はパブロがすべて考えた上で身代りになった説を信じたいと思います。 あの写真立てのことから考えても、きっとそうだ。
25年前の暴行殺人事件の犯人ゴメスを自ら監禁して罰を与えていた被害者の夫モラリスの最後のセリフには、思わず 「そうですね」 と頷いてあげたくなりました。 きっとベンハミンも同じ気持ちだったはず。 だから何も言わずにその場を立ち去ったのだ、彼もゴメスを法で裁くことができなかった無念をずっと感じていたはずだから。 でも、誰もがモラリスのように理性的に行動できるわけではなく、だからこそモラリスの恨み憎しみの深さが際立っていたように思います。
そしてラストシーンの、ベンハミンとかつての上司イレーネとの会話。 ここまではずっとサスペンス映画だったのに、ここで急に恋愛映画に…。 「そうか、これはこの2人の25年に渡る秘めた愛の話でもあったのだ」 と急激に気づかされました。
ベンハミンの 「話があるんだ」 という言葉に、「簡単なことじゃないわよ」 と答えるイレーネ。 大人だーっ!!! このやり取りに痺れました。 やられた…。
その前にそういう気配を感じさせるやり取りがあったわけではなく、お互い瞳を見つめ合ってそのことに気づいたのでしょうね。
思えば、イレーネがゴメスが真犯人だと気づいたのも、ゴメスの瞳の動きから感じ取ったものだったし、ベンハミンがモラリスの行動に気づいたのも、きっと彼の瞳の動きから…。 そう思うと、この 『瞳の奥の秘密』 というタイトルは、すごく奥深いもののように感じられます。 原題は 『彼らの瞳の秘密』。 観終わった後、その意味に気づく秀逸なタイトルでした。
あぁ、本当に良い映画でした。 いくら絶賛してもしたりないくらいの映画でした。 お奨めです。
2010年10月10日(日)   No.2347 (映画)

『スープ・オペラ』
3連休の中日、今日は映画のはしごをしました。
1本目は 『スープ・オペラ』 を観ました。
ネタバレあるかな? まぁ、ご注意ください。





大人のファンタジー、大人のおとぎ話って感じの映画でした。 現実味は皆無。
男性2人のキャラが結構立っている映画でした。
藤竜也さんの、ちょっと軽薄だけど憎めない感じ。 西島隆弘くんのデフォルト笑顔の感じ。 …これって年齢はかなり離れているけど、肉食系と草食系の対比だったのかな? 今これを書きながら、ふとそう感じました。
坂井真紀さん演じるルイの父親が誰なのか。 最初、藤竜也さん演じるトニーさんだと思わせておきながら、途中からは平泉成さん演じるエロ小説家だと思わせる。 結局、どちらか、どちらでもないのか、わからない。 どないやねーん!
まぁ、たぶんそれはどうでも良い話なんですね、きっと。
ルイの家のそばの廃遊園地で演奏している音楽家が徐々に人数を増やしていくのが、ちょっとおかしかった。 あと、実際に存在しているということも (トニーさんの引っ越しそばを食べていたので)。
ラストのルイの夢のシーンでは、以前観た 『その日のまえに』 をちょっとだけ思い出しました。 それが良いか悪いかは、以前私が書いたこの映画の感想をお読みいただければおわかりいただけるのではないかと…。
繰り返しになりますが、大人のファンタジー、大人のおとぎ話でした、はい。
2010年10月10日(日)   No.2346 (映画)

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