あと一歩だったのに…。
「今日は映画を観に行くべ!」 と張り切って早起きしてみたものの、雪…? うぅむ、路面の状態が気になります。 凍ったフロントガラスを溶かすためのお湯を持って外に出たら、目の前の道路を普通に車が走って行く。 意外と大丈夫そう? 2号線を通ろうかと思ったけど、普段通る峠でも大丈夫かも。 フロントガラスの氷を溶かして、「いざ、出発!」 と道路に出たら、目の前を小鳥がつるつるつるーっと滑って行った。 げっ、凍結してんじゃん! なんでみんなスピード出して走ってるんだー!? とりあえず後ろに車がいないのを良いことに50キロジャストで安全運転。 「なんだ、やっぱり大丈夫そうじゃん」 と思いながら最初の交差点で止まり、青信号に変わって走りだそうと思ったら、タイヤが空回りする音が聞こえてきた。 …えっ、私ですか? 交差点の先がちょうど日陰になっていて、そこがつるつるに凍っていたらしく、一瞬タイヤが空回り。 アクセルを緩めたら、ちょうどよく滑り出したので良かったのですが、ヒヤッとしましたよ、本当に。 あぁ、なんで私、こんな思いをして朝早く出かけているんだろう…。 その後、わりと順調に走っていたのですが、心配していた峠に差しかかったら急に不安になってきた。 「いやいや、こういう道は凍結防止剤が撒いてあるはず」 と自分に言い聞かせて走っていたのですが、ひょえー、目の前の道が明らかに凍っているーっ! 「なんで撒いてないの? なんでこんな日に撒いてないの? ところで、これって誰が撒いてくれてるの?」 と動揺しつつ、ギアをセカンドに落として前の車と適度に車間距離をとって峠を下って行きました。 すると、峠の一番カーブがきついあたりは凍っていなかった。 ピンポイントで撒いていたのでしょうか? 何はともあれ、無事に下ることができて良かった…。 ホント、なんで私、こんな思いをして出かけているのでしょうか? その後は特に怖い思いをすることもなく、無事に目的地に到着することができたのですが、やっぱりこんな日は無理をして出かけるべきではないと思いました。 何もなかったから良かったようなものの、寿命はかなり縮まりました。 スタッドレスタイヤをどれほど頼りにしていいのかも、よくわかりませんしね。 凍った道は怖い。
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