今日の2本目、『誰がため』 を観ました。 1本目に観た 『カティンの森』 同様、先の大戦を描いた映画です。 こちらの映画の舞台は、デンマーク。 『カティンの森』 がポーランド vs ドイツ、ソ連であったのに対して、この 『誰がため』 はデンマークのレジスタンス vs ナチスの映画でした (解釈が間違っていたら、すみません)。 こちらも歴史的背景をまったく知らなかったので、途中よくわからない部分も多々ありました。 これは復習することにします。 今日の映画はどちらも 「世界史を勉強したい」 と思わせてくれる映画でした。 『カティンの森』 が静の映画であったのに対して、この 『誰がため』 は動の映画でした。 同じ戦争を描いた映画なのに、そういう意味では対照的な映画でした。 観終わって5時間以上経つのですが、まだ頭の中が混乱しています。 やっぱり当時のことについて少し勉強しないと、理解できないのかもしれない。 印象的だったのは、「実は人を殺したことがない」 と告白し、1人の人間を暗殺する指令もしくじっていたシトロンが、自分を殺害しに来たナチスの大群に持てる武器をすべて駆使して最期まで抵抗したのに対し、「人を殺すことなど何でもない」 ような顔をして暗殺指令の出たターゲットを冷酷に殺していたフラメンが、ナチスの大群が自分を殺しに来たことを知り、あっさり毒をあおって自殺してしまったこと。 この対照的な最期には、本当に驚きました。 そして、この2人が 「最大の敵」 と目して最後まで狙っていたナチスのホフマンが、2人の遺体で記念撮影をする不謹慎なナチスの将校たちを一喝し、2人の遺体を布で覆うよう命じたことも印象的でした。 実は彼が一番紳士的だったのか。 フラメンとシトロンの上司的存在のヴィンターなんかより、よっぽど紳士的でした。 …でもナチスか。 複雑な気分です。
あー、なんかいろいろなことを勉強したくなったなぁ。 大学の図書館で、本を探して読んでみようかな。
今日観た2本の映画のことを頭のどこかで引きずっていたのか、夜テレビでバンクーバーオリンピックのフィギュアのエキシビションのラスト、全出演者がリンクに一同に会した場面を観た時、「平和って素晴らしいな…」 と思って自然に涙が出てきました。 どちらの映画も泣かなかったのに、おかしいなぁ…。 なんか、思いっきり泣きたい気分だ。 本当に平和って素晴らしいですね。 しみじみ感じた1日です。
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