今日の3本目 『バグダッド・カフェ』 を観ました。 20年以上前の映画のニュー・ディレクターズ・カット版なのですが、『バグダッド・カフェ』 というタイトルと主題歌の 『CALLING YOU』 を知っている以外に何の予備知識もありませんでした。 でも、映画が始まってすぐ、不機嫌な顔のジャスミンを観た瞬間、「私、この映画好きかも」 と直感しました。 そして、その直感は大正解でした。 大好きな映画の1つになりました。 ジャスミンもしばらくは不機嫌顔だったのですが、だんだん柔和な顔になっていき、バグダッド・カフェの女主人のブレンダも、最初は 「一体何をそんなに怒っているの? どうしちゃったの?」 とこちらが心配になるくらいずっと怒っていたのに、ジャスミンと接するうちにだんだん表情が変わっていく様子がすごく良かった。 最初はジャスミンのことが気に入らなくて仕方がなくて、保安官まで呼んでジャスミンのことを調べさせようとしたブレンダが、最後は無二の親友になってましたもんね、その心の変化がわざとらしくなく自然に描かれていたのが良かった。 周囲の人たちがどんどんジャスミンに癒されて変わっていくのですが、たぶんジャスミンも最初から癒し系だったわけではなく、ブレンダと知り合ったことによってそういう一面が出てきたんじゃないだろうか。 そんな風に感じました。 まぁ、最初からちょっと可愛いところはあったんですけどね。 この映画も、くすっと笑えるシーンが満載。 ブレンダに追い出された旦那さんが、車の中から双眼鏡でブレンダの様子を見て、「ブレンダ…ブレンダ…」 と嘆くシーンを見ては、「良いから早く帰りなよ」 と心の中で呟いてました。 最終的に帰れて良かったね。> 旦那さん ジャスミンが、ブレンダの子どもの子ども (ってことは孫か) をあやしながら、片手でマジックの練習をしているのもおかしかった。 最初にマジックセットを使って練習して、自分がビックリするのもかなりおもしろかったけど。 そんな楽しいシーンがいっぱいあったので、ジャスミンが不法滞在の疑いで保安官に連れて行かれた時には涙が出ました。 そして、戻ってきてブレンダと再会した時も。 そして、ジャスミンの最後のセリフがすごく気が利いてましたね。 最高のエンディングだと思いました。
観終わった後も、不思議な余韻に包まれる映画でした。 あぁ、本当に観て良かった。
ロビーが混んでいたのでパンフレットを買いそびれたのですが、次回他の映画を観に行く時にでも買ってこよう。 そして、また映画の世界に浸るのです…。
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