ここからは,普通の3連休気分で過ごしましょう。
今週の 『なつぞら』。 なつに告白して撃沈した番長をからかうみんなに,笑いながらも 「番長がかわいそうだべ」 と言う雪次郎。 この子は本当に良い子だね,育ちが良いんだね,と思いました。 じいちゃん,「もったいなくて食えねぇ」 の直後にぱくり。 「気が利くようになった」 と褒められた夕見子だが,シュークリームの数が足りず,残念っ! …はっ! もしかして,じいちゃんのアドリブか? 北海道でみんなが何かを考えるシーン,リンクしているみたいで良かった。
昨夜,東野圭吾さんの 『沈黙のパレード』 を読み終わりました。 おもしろかった…。 それはそうですよ,安心安定のガリレオシリーズですから。 5分の4くらいを読み終えたところで中断したのですが,ふと悲しい結末を予想して 「最近,そういうのが多いよねぇ…」 と思った。 でも次の瞬間,「いや,それは加賀恭一郎シリーズではないか」 と考え直しました。 頭に浮かんだのが 『祈りの幕が下りる時』 だったものでね。 結論から申し上げますと,予想していたような悲しい結末ではありませんでした,ええ,あれは加賀恭一郎シリーズです(しつこい)。 でも,終盤の湯川がある人物に語りかけるシーンで,「あぁ,これって…」 とある人物のことを思い出し,どうしようもなく切なく悲しい気持ちになり,泣きたくなりました。 悲しかったなぁ,あの作品も…。 って,本筋とはまったく関係のないところで泣く私。 そしてラストの湯川の 「親友」 発言で,またうるっときました。 この人にもそういう概念があったのですね。 当たり前のことだけど,普段あまりにクールなので忘れかけていました。 でも,やっぱり彼の話だなぁ…。 あの場面を思い出すだけで,涙が溢れてきます。 読み返したくなったけど,悲しくて読めないかも。 泣きたい…泣きたい…泣いてる……。 次に進めっ! > 私
というわけで次に進んで,今日は若竹七海さんの 『錆びた滑車』 を読みました。 おもしろかった,…と言って良いのかどうか。 先が気になってページをめくる手が止まらなかったけれど,その結末はあまりにも虚しくて,救いがないものでした。 真相がわかっても,誰も幸せになれない。 それどころか…。 保身のために,よくもまあそんなことを考えるものだ,と思いました。 考える奴も最低だが,協力する奴もどうかと思う。 誰も幸せになれない代わりに,こいつらには不幸になってほしい,と思いました。 今回は特に,葉村晶が気の毒だった。 最後にほんの少しだけ良いことがあったから,それで気を取り直して…というほど単純ではないと思うけど,これからも活躍してほしいです。
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