いろいろ考え,お昼はアルコールなし。
今日も涼しかったと思うのは,私だけでしょうか? 北側の小窓から良い風が入るので,とても過ごしやすく感じました。 …もしかして私の部屋には何かいますか? 20年以上住んで今さらねぇ…。 今日は引きこもらず,近所のスーパーに買い物に行きました。 あ,早朝リサイクルプラのゴミ出しもした。 昨日は可燃ゴミを出したので,すごく気持ちがすっきりしています。 リサイクルプラは,また1ヶ月後に。 でもそれ以外はほぼ引きこもり。 まずは早朝読書で,連城三紀彦さんの 『夕萩心中』 を読みました。 あまりに古い本(図書館の書庫にあった)なので,適当なリンクを見つけられず。 あ,ここにはってみるか。 あぁ〜,最初の 『花緋文字』,『夕萩心中』,『菊の塵』 の花葬シリーズのなんと美しいことか。 『菊の塵』 は何度目かの再読ですが,それでもおもしろかったし,『花緋文字』 と 『夕萩心中』 はどちらもあっと驚く展開で,早朝からとても楽しめました。 …朝の8時に何を読んでいるのだか。 この美しい花葬シリーズに続く 『陽だまり課事件』 の3編も,読み始めた時は 「現代ものかぁ〜(当時の)」 とちょっとがっかりしたものの,そこは連城三紀彦作品,おもしろく読み進めることができました。 現代ものは時折くすっと笑える描写があるのが楽しい。 思えば,少し時代が前のもので笑えるものはないように思います。 それがまた美しさに繋がっている(うっとり)。 その後,再読の 『六花の印』(『桔梗の宿』 がすごく好き!) を読み始めたのですが,流石に3日連続で連城三紀彦ワールドに浸るといささか飽きてくる。 というわけで,趣向を変えて阿津川辰海さんの 『透明人間は密室に潜む』 を読みました。 おそらく初読の作者です。 『本格ミステリランキング』,『このミステリーがすごい!』 等に選ばれていることから知った作品ですが,楽しく読み進めることができました。 表題作は現実離れしすぎて私にはちょっとよく理解できなかったのですが,それ以外はおもしろかった。 表題作も,想像するとおもしろいと思うのですが,H.G.ウェルズの 『透明人間』 のおもしろさを超えるものではなかった。 と言っても,私が読んだのはおそらく小学生か中学生の時なので,子ども向けにアレンジされたものなのかもしれませんが,やはりあの衝撃は大きかった。 でも,裁判員裁判の裏側をちょっと覗き見したような作品もあったりして,本当におもしろく読みました。 他の作品も読んでみたいと思います。
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