2009年02月08日の日記

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『ラースと、その彼女』
ラースと、その彼女』 を観ました。
『チェ/39歳別れの手紙』 を観て重い気持ちになっていたせいか、あまり気分が乗らず、「やっぱり観るのはやめようかなぁ〜」 と思ったりもしたのですが、根が貧乏性なので 「せっかく出てきたのに、1本だけで帰るのはもったいない!」 と思って観に行きました。 観て正解だった!
異常なほどシャイな青年ラースと、彼がネットで購入したリアルドールビアンカ、そして彼らを取り巻く田舎町の人たちのお話。 コメディだと思って甘く見ていたら、痛い目に遭いますよ。 私は何度も涙を拭く羽目になりました。
先に観た 『チェ/39歳別れの手紙』 とは対照的に、こちらは人々の優しさを描いた作品だったなぁ。 ラースを取り巻く人たちが、本当にみんな優しいんですよ。 そして、みんなが優しい理由は、ラースがすごく優しくて良い人だから。 …やばい、思い出してまた泣きそう。
ラースが人間として扱っている人形のビアンカを、町の人たちもラース同様1人の人間として扱ってくれる姿に胸が熱くなりました。 中でも私が泣いてしまったのは、ラースが同僚の誕生日パーティに行った時、最初は戸惑っていた同僚のご主人が、最後はビアンカの車椅子をくるくる回しながら一緒にダンスしてくれたシーン、ビアンカが重病だと知った町の人たちが、ラースの家の前にお見舞いの品をいっぱい届けてくれたシーン、ビアンカの看病をしているラースを慰めに町のおばあさんたちが集まってくれるシーン、どれも思い出すと目頭が熱くなります。 あ、ビアンカが重病というのは、ラースが決めたこと。 彼なりのけじめのつけ方の第一歩だったのです。
そんなラースとビアンカにずっと付き合ってくれた病院の先生も、すごく優しかった。 ビアンカに仕事を紹介してくれた町の人たちも大好き。 そして、最後にビアンカの葬儀を執り行ってくれた神父さん、参列してくれた町の人たち、素敵すぎます。 すごく癒やされたなぁ。
最初は周囲の人たちを戸惑わせたラースとビアンカだったけど、ラースが人間として成長するために絶対に必要なことだったんだろうなぁと思います。 ラースが 「ビアンカの重病 → 死」 という形できちんとけじめをつけることができて、本当に良かった。 急にビアンカを人形扱いして捨ててしまうような人じゃなくて、本当に良かった。
もし私の周りに突然ビアンカが現れたら、あの町の人たちと同じように振る舞えるかどうかはわかりませんが、同じように優しい気持ちで接することができるように努力したいと思います。

…ビ、ビアンカ、日本にも来たんかーっ!
2009年02月08日(日)   No.1717 (映画)

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