2009年02月22日の日記

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アイスで冷え冷え

『エグザイル/絆』
今日の2本目。 『エグザイル/絆』 を観ました。
ネタばれあります。 ご注意ください。 興奮して、あれこれ書き過ぎています、私。 広島での上映は27日で終了です。 急いで!!!

今年観た映画の中で、間違いなく1位です! …って、まだ8本目だけど。
『キネマ旬報ベストテン』 の外国語映画部門第8位の作品です。 たぶん、初めて映画館で観る香港映画です。 香港映画自体、あまり観たことがない。 …テレビで放映されたものも含めて、観ること自体初めてかも。
開始直後、ドンパチの銃撃戦が始まったので、「うわーっ、一番苦手なタイプの映画かも。 観るのを止めておけば良かった…」 とちょっと後悔したのですが、すぐにストーリーに引き込まれ、あっという間に時間が過ぎてしまいました。 途中で席を立たなくて本当に良かった、素直にそう思います。
男同士の友情を描いた映画なのですが、本当に見事でした。 組織のボスを撃った男 (ウー) の殺害を命じられ、それを遂行しようとする2人 (ブレイズとファット)、組織に逆らってもウーを守ろうとする2人 (タイとキャット)、5人はかつての仲間。 きっと子どもの頃から一緒に育ったのだろうな。
最初のウーとブレイズとタイの銃撃戦の後、「座って話そう」 と椅子やら家具やら運び込み、銃撃で割れた鏡を付け替え、穴があいたドアの修理をし、料理をして一緒に食事をとり、最後には記念写真…と 「さっきの荒々しさは何だったの?」 と思いたくなるほど微笑ましいシーンが続いて、気持ちもほっこり。
でもまたすぐに組織のボス (フェイ)、マカオのボス (キョン) との激しい銃撃戦。 この銃撃戦の末、ウーは命を落とすのですが、フェイに銃で撃たれて蜂の巣になるウーを4人で必死に救おうとする姿に胸が熱くなりました。 ブレイズとファットはフェイから 「ウーを殺せ」 と言われているのに、必死で助けようとするんです。 …やばい、思い出してもやばい。
4人でウーの妻の元にウーの亡骸を送り届けるのですが、何を勘違いされたのかウーの妻に銃を乱射されて…。 ひどい話です。
その後、組織に追われ4人で逃げるのですが、その道中、また気持ちがほっこりするようなシーンがあり、そして最後の銃撃戦へ。 このあたりの緩急のつけ方が見事だなぁと思いました。
組織に追われているだけなら4人で逃げれば良い話なのですが、4人を逆恨みしているウーの妻が4人の消息を尋ね歩くうちにフェイに捕らえられてしまって…。 かつての仲間の妻子を見捨てることができない4人、あーもう見捨ててしまえば良かったのに!
最後の銃撃戦で、ボスに 「ブレイズだけ残って、残り (3人とウーの妻子) は帰っても良い」 と言われ、3人がウーの妻子を連れて出て行こうとするので 「そんなぁ…」 と思っていたら、ドアを開ける寸前にタイがウーの妻に逃亡の段取りを伝え、ウーの妻子を押し出してドアを閉め、銃撃戦を開始。 やっぱりブレイズのことは見捨てなかった! タイ、キャット、ファット、かっこよすぎるよ! 最高だよ!!!
銃撃戦の末、4人もフェイ率いる敵方全員も死んでしまうのですが、4人の最後の笑顔が切なかったなぁ。 娼婦が金塊を拾っているのを見て、笑っていたのかなぁ。
銃撃戦の前に証明写真のボックスで4人がふざけて撮った写真が、銃撃戦が終わった後に出てくるのが本当に本当に切なかった。 あんなにふざけ合っていても、みんな心は決まっていたんだな。 覚悟を決めた男たちは、こうも潔いものかと思いました。
男たちの友情が本当に美しかったです。 すみません、思い出すと興奮してしまって、いつも以上に文章がめちゃくちゃになっています。
本当に観て良かったなぁ、もう一度観たいです。 本当に良かったです! 何度でも言います、本当に良い映画でした!!!

余談ですが、ブレイズ役の人が石原裕次郎さんにやけに似ているのが気になりました。 サングラスを外したら、めちゃくちゃ似ていたなぁ。
あと、「あと3日で定年退職」 という刑事は何の意味があったんだろう? マフィアに迎合する腐りきった警察組織の象徴? 最後に正義を見せてほしかったぜ!
2009年02月22日(日)   No.1731 (映画)

『バンク・ジョブ』
今日の1本目。 『バンク・ジョブ』 を観ました。
ネタばれあります。 ご注意ください。

実際にあった銀行強盗事件を基にした映画らしいです。
途中何度もドキドキハラハラするシーンがあり、心臓に悪かった。 「実際に起きた銀行強盗事件」 なので、銀行強盗自体は成功するのだろうと思っていたのですが、それでもドキドキしてしまいました。 本当に心臓に悪い。
銀行強盗は成功するのですが、その後がひどかったな…。 単なる映画なら、誰一人命を落とすこともないと思うのですが、実話に基づいているということもあり、実行犯 (見張りを除く) 6人中3人が亡くなってしまった。 「殺すぞ」 という脅しがあっても、実際は殺さないものだと思いたかったけど、あっさり殺されてしまいました。 なんだか虚しいな。
犯罪者に対してこんな感情を抱くのも間違っているとは思うのですが、ほんの少しだけでも良い思いをさせてあげたかったなぁ。 1人はお母さんに会った後すぐに悪党に捕らえられて、殺されてしまいましたから。 そのシチュエーションも悲しいなぁ。
他の2人も傷害だけかと思ったら、最後に流れたテロップで殺害されていたことがわかって、悲しかった。 んー。
潜入捜査をしていた諜報部員(?)が殺害されてしまったことも悲しかったですね。 もう少し時期をずらせば、殺害されずに済んだかもしれないのに…と思うと、余計に虚しかったです。
殺害された話ばかり書いていますが、映画自体はスリル満点でおもしろかったです。 ただ血が流れ過ぎた。 実話だから仕方ないのか…な。
あ、良いことを1つ。 音楽はすごくかっこ良かったです。 T.Rex って、やっぱりかっこいいね。 全然色褪せていないことにビックリです。
2009年02月22日(日)   No.1730 (映画)

茶番劇
500mlがないなんて!

朝起きたら、右の肩甲骨あたりが痛かった。 …あ、昨日の洗車&ワックスがけね。 原因を思い出せたことに一安心。
さて、早起きして映画を観に行きました。 今日もはしごで2本。 感想は別に書きます。 …たいしてうまいことも書けませんが。
そう言えば、昨夜 「2ちゃんねるでは日本アカデミー賞のことを何て言っているのかなぁ」 と思ってちとスレッドを見てみたら、「あれは単なるショーとして楽しむべし」 的な書き込みがありました。 「なるほど!」 と膝を打ちたい気持ちになりました。
そうか、あれは 「日本アカデミー賞」 ではなく 「日本アカデミーショー」 なのですね。 いやー、妙に気持ちがすっきりしました。 ショーだ、あれは単なるショーだ。 素晴らしい!
そして、あのインタビューのお粗末さにも言及されていたので、これまた激しく同意でした。 そう思っていたのが私だけじゃなくて良かった。
あ、個人攻撃のことはチェックしていないのでわかりません。

今日観た映画の前に流れる予告編で、2つ続けて 「今年度アカデミー賞最有力」 のテロップが流れました。 このどちらかが受賞するのか、はたまた違う映画が受賞するのか。
その映画は 『エレジー』 と 『ダウト 〜あるカトリック学校で〜』 なのですが、どちらも作品賞にはノミネートされていませんね。 何の最有力候補なんだべか? まぁ、いいや。
ちなみにこの2本、どちらも観ようかどうしようか悩み中。 どちらもおもしろそうではある。
2009年02月22日(日)   No.1729 (日記)

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