昔の曲も初めて聴けば新曲。
「鍵の落し物はありませんでしたか〜?」 とすごく気楽な調子で尋ねられると、「何の鍵かは存じませんが、もう少し慌てた方がよろしいのでは?」 と思ってしまいます。 家の鍵だったら1人暮らしの子は部屋に入れなくなってしまうわけだし、慌てた方が良いんじゃないのかい? かく言う私も鍵っ子だった幼稚園から小学校低学年時代、よく鍵を失くして母に怒られました。 今だから思うことですが、オギャーと産まれてたかだか5年の人間に鍵を渡して野に放つ方がどうかしていますよね。 いくつ鍵を失くしたのかはわかりませんが、年端もいかぬ子にしては頑張った方なんじゃないかと思います。 何度も失くしたらしいけど、鮮明に覚えているのは一度だけ。 幼稚園でお弁当を食べている時に先生が 「この鍵を落とした子はいませんかー?」 と大きな声で叫んでいるのを見て、「あ、私の鍵だ。 でも今はお弁当が先だ」 と思ったのですがそこは5歳児、すぐに忘れてそのまま遊んで帰宅。 夜母に 「そう言えば今日幼稚園で先生が…」 と話した時は、さすがの母も脱力したようです。 あの時の鍵は返ってきたんだろうか? (母が幼稚園に電話したかもしれません。) その後何代目の鍵かはわかりませんが、スヌーピーのキーホルダーにつけた鍵だけは失くすこともなく、未だにそのスヌーピーのキーホルダーは実家のどこかで健在です。 よく鍵を失くす子をお持ちの親御さんは、可愛いキーホルダーに替えるというのも1つの方法だと思いますよ。 って偉そうなことを言うな、と母に怒られそうですが。 そんな風に鍵に対してかなり無頓着な幼少時代を過ごした私ですが、今は常に鍵の存在を把握していないと不安な性分になっています。 仕事中は良いけど、外出時に鍵がどこに行ったかわからなくなるとかなり不安。 成長、ってこういうことを言うのかしらん。
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