2009年02月10日の日記

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『おくりびと』
仕事の帰りに 『おくりびと』 を観に行きました。
海外の映画祭でグランプリを獲得したということで、なんとなく話題ばかりが先行している映画のような気がして、実はあまり興味がなかったんです。 誰も彼もが 「賞をとったから」 という理由で 『おくりびと』 を絶賛しているような気がして。
でもふと、「賞をとったのは内容が良いからか」 ということに気づいて、観ることにしたのです。 先入観を持っててすんまそん。

『おくりびと』 は興味深く、とてもおもしろい映画でした。 時折くすっと笑えて、時折涙がこぼれる、そんな映画でした。
「納棺師」 という特殊な職業。 映画の中では、その所作の一つ一つの美しさに目を奪われました。 でもそれは、「人の死で稼いでいる」 という理由で、周囲からは軽蔑されている仕事でもありました。 そのことにちょっと驚いたけど、実際自分もこの映画を観ていなかったら、同じようなイメージを抱いていたかもしれません。 なので、映画の中で主人公の大悟を軽蔑する幼馴染や妻美香のことも、「そんなひどいことを言わなくても…。 でも、この人たちを責めることはできないなぁ」 と思いながら観ていました。 「2人とも大悟の仕事を見てみれば、きっとそんな偏見もなくなるのに…」 と思っていたら、その機会はその幼馴染の母の死、という悲しい出来事で訪れました。 納棺の儀を執り行う大悟を見つめる2人の目が、徐々に変わっていくのがすごく印象的でした。 決して言葉には出さないけれど、その目が強く物語っていました。 百聞は一見にしかずだ。
誰もが人生の最後に必ずお世話になることだから、あらかじめ知っておくのも悪くないと思いました。 実際自分の時には、見ることはできませんからね。 先入観と偏見を捨てて、観て良かったと思いました。

余談ですが、エンドロールで、チェロの演奏指導をした人の名前を見て、「おぉーっ!」 と叫びたくなりました。 自分が昔応援していた (ファンクラブにも入っていた) Gクレフのメンバーが、今も活躍しているのを見るのはうれしいものです。 もしかして、オーケストラのシーンにも出ていたのかなぁ、もっとよく観ておけば良かった!
2009年02月10日(火)   No.1719 (映画)

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