まだ衣更えをしておりませぬ。 明日からどうするかな。
勝手に3連休最終日。
選挙の投票日なので引きこもるわけにも行かず，出かけました。 帰りにスーパーでアイスを買った，あは。
帰宅後，まず藤崎翔さんの 『逆転美人』 を読みました。
疲れた…。 前半部分が不幸なエピソードのオンパレードで，自分もそれを体験しているかのような気分になって，本当に疲れました。
後半の追記部分を読み始めて，空気が一変。 私は一体何にあんなに疲弊していたのか。 この作品の一番のトリックが明かされる場面に差し掛かった時，「えっ？ ん？」 とページを遡って，数ページ確認して 「はー」 と思った。
全部確認するのはしんどいなーと思っていたら，きちんとすべて書き出してくれていて，助かりました。 追記の部分は，自分で確認しました。
以前，別の作家の似た趣向の本が紹介されている番組を観た時も，作者に対して 「お疲れ様でした」 と思いましたが，今作はそれ以上に 「お疲れ様でした」 と思いました。 いやー，本当によくこんなことを思いつきましたよね。 途中で心が折れなかったのだろうか？ 本当にお疲れ様でした。
続きまして，初野晴さんの 『退出ゲーム』 を読みました（読んだのは単行本です）。
素敵な青春ミステリ。 2話目以降は1人ずつ吹奏楽部の部員が増えていくのが，楽しくなりました。 でも最終話は急にシリアスで，ちょっと戸惑った。 いや，2話目，3話目も決して軽い話ではなかったけれど，比較にならないくらい重い展開だった。 結果的に部員は増えたかもしれないので，その点ではまた楽しくなりそうです。
草壁先生って，本当にすごいですよね。 こういう先生がいる学校で過ごせる生徒たちは本当に幸せだな，と思いました。 卒業して何年経っても，草壁先生のことを忘れることはないのだろうな。 …あ，まだ何作か続いているようで，読書の楽しみが増えて，うれしい限りです。
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