「カメラのシャッターを切る」
顕微鏡の接眼レンズを撮影する，遠くの物を撮影する，プリントを撮影する，など様々な撮影の際，特に，ズームを効かせると，その分手振れのコントロールが画質の良しあしに与える影響はズームを効かせない時と比べて大きくなります。
現在，４年の落石さんが自験例として紹介したように（教育者のためのiPadメーリングリストにて）トレーニングをすることで，もちろん上手に扱えるようになり，そこを目指すのは教育としてあって良いことと思います。
しかし，すぐにそうならない場合もありますね。あるいは，身体的等の特性でそこに目標をおくことが難しいケースもあるでしょう。
そこで，いくつかアイデアを提案します。
１．物理的なシャッターでの対応例
- 標準シャッター仕様を利用する
- 標準カメラアプリやいくつかのアプリでは， ボリュームを押すとシャッターが切れます。 が，これでは手振れが起こりやすくなる場合もあります。 そこで，ボリュームイアフォンを利用することができます。 ボリュームがついているので，それを押すと標準カメラアプリ及び それと共通仕様のアプリ（例：マナーカメラ）では利用できます。
- ワイヤレスシャッターを利用する
- 例えば
MeoSnapPachil(ミーオスナップパチる)
これは，bluetoothを利用してiPhoneにシャッターイベントを 送る装置のようです。なので，iPadでも利用できるし，カメラアプリで利用でき ます。そして，カメラアプリと同じイベントでシャッターを切る仕様になってい るアプリであれば，同様に利用できると考えられます。
約２千円
同様のものをいくつか書きます。
iPhone iPad 用 リモコンシャッター ワイヤレス カメラ リモコン
これは，イアフォンジャックに差し込むタイプのものです。先に紹介した，イ アフォンのボリュームイベントにより撮影する仕様と考えられます。ですので，ボリュームイベントでシャッターが切れるアプリだと対応します。
約1.5千円強
サンワダイレクト iPhone用リモコンシャッター リモートシャッター iPhone5s iPad Air iPad mini Retina 対応 200-DG009
レシーバーをイアフォンに差して利用します。上の商品と同じ仕組みですね。三脚つきですね。
約２千円
SP447:離れた位置からシャッターがきれる。カメラアプリ用シャッターリモコン「Shutter remocon for iPhone/iPad」 [CAMERA SHUTTER] iPad mini対応/iPad第4世代対応
これも，上の商品と同じ仕組みですが，有線です。なので，おそらく電池はいらないですね。そしてシャッターの持ち手が太くて人によっては握りやすそうですね。
約１千円強
その他に，主に肢体不自由のための支援機器として開発されている，できiPad（オプション等含め２万円程度）などの外部スイッチでも利用できますね。
２．アプリで工夫する。
- （１）声シャッター - ハンズフリー&かんたんカメラ
- これは，「はい」とか「かちゃ」といったキーワードをあらかじめ設定してお
くと，その声に反応してシャッターが切れるアプリです。キーワードは任意に設定できるため，応用例として発話の練習にも利用できます。
無料 - （２）ThumbCam
- これは，親指で，画面のどこでもよいので，タップするとシャッターが切れる
アプリです。
上スワイプでズームイン，下スワイプでズームアプトなど独特のジェスチャー
も使えます。
100円，iPhone用
３．つけたし
手振れ防止にはiPadの固定は重要です。
例えば，
ドリームスポット- iPad ・Kindle ・7インチ~10インチタブレット用固定ホルダー
三脚や一脚にマウントするための器具を利用できますね。
２千円弱
iStabilizer tabMount, 三脚固定用タブレットホルダー 17817
５千円強