今日の1本目、『ココ・シャネル』 を観ました。 映画の8割方は若い頃のシャネルの回想シーンだったのですが、主役は現代 (映画の中での) のシャネルを演じたシャーリー・マクレーン。 出演時間は短いのですが、その存在感は抜群でした。 流石、の一言です。 若い頃のシャネルを演じた女優さんは、ちょっとマイケル・ジャクソン似のような気がしました。 最初の恋人エチエンヌは、フレディ・マーキュリーに似ている気がしたなぁ。 まぁ、そんなことはどうでも良いのですが。 このエチエンヌとその後の恋人ボーイ・カペル、この2人の男性のかっこいいこと! エチエンヌは見た目のかっこよさだけですが、ボーイ・カペルは見た目も内面もかっこよかった。 シャネルとボーイが恋に落ちていく様子は、観ていてドキドキしました。 ボーイの父親の名付け娘 (ややこしいな) のダイアナという女性が要所要所に登場してくるので、「ちょっとちょっと、この人がボーイと良い感じになっちゃうんじゃないの?」 と思っていたら、なっちゃうんですね、本当に。 オーマイガーッ! で、ボーイと別れたシャネルの元に、またボーイから電話がかかってくるのですが、このシーンにまたドキドキしてしまいました。 そして愛を再確認して、ボーイがシャネルに会いに来るのですが、浮かれた様子で車を運転する姿を見てなんか嫌な予感はしたんです。 「ちょっとちょっと、安全運転してくださいよ」 と思っていたら、まさかの事故死。 そこでは不思議と涙は出なかったのですが、ふと 「あぁ、この先シャネルを支えるボーイの姿を見ることはできないんだ…」 と思ったら、ちょっとうるっときました。 そのシーンの後、すぐ復帰後2度目のコレクションの様子 (映画の中での現代) に切り替わるのですが、復帰後最初のコレクションでは観客が途中で席を立っていたのに、2度目のこのコレクションでは拍手の嵐、そして終了後にはスタンディングオベーション。 ボーイの死のショックとの合わせ技で、さらにうるうるきてしまいました。 コレクションが成功して良かった、本当に良かった。 すぐにエンドロールになったので、この間に涙を乾かそう…と思っていたのですが、エンドロール短かっ! こんなに短いエンドロールは初めてです、映画は2時間15分もあったんですけどね。 でも、長さを感じないほど内容が濃かったです。
あ、そうそう、『ココ・シャネル』 というタイトルからすごくきれいなファッションがあれこれ楽しめるのかと思っていたのですが、下積み時代 (という言い方が正しいかどうかはわかりませんが) の話がメインなので、そのあたりはぼちぼちって感じでした。 でも、映画の内容が良かったので、それはあまり気になりませんでした。
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