『人生に乾杯!』 を観ました。 サロンシネマ&シネツインの無料ご招待が3回分たまっているので、その1回を使って観てきました。 たまったなー。 ネタばれ、あるかも。 ご注意ください。
前からすごく気になっていた映画なので、観ることができて良かったです。 昨夜観た 『南極料理人』 同様、終始笑ってました。 おもしろかったー。 年金だけでは生活できず、強盗するにいたった老夫婦のお話…程度の知識しかなかったので、なんとなく 「もしかしたら、すごく暗い気持ちになるかも…」 と思っていたのですが、そんな心配は無用でした。 おもしろかった、本当に。 最後、老夫婦が乗った車が道路を封鎖している装甲車に突入して爆発するシーンを観て、ちょっとうるっときかけたのですが、ふと 「いや、そんなはずはないな」 と考え直し、涙もひきました。 あんな直線の道路をあのスピードで走るには、別に人間じゃなくてもアクセルペダルに重いものを載せておけば良いだけだな、と思って。 実際、それが正解でしたね。 途中、老夫婦に人質に取られていた女性警部補が、最後に病院に行くシーンであれこれ回顧して、「やっぱりあの爆発はダミーだった!」 とわかるのですが、伏線の張り方がイマイチよくわかりませんでした。 私が理解できたのは、夫が 「これも必要になるから」 とガソリンの入ったポリタンクを車に積んだところだけ。 これをきっとアクセルペダルに載せたのでしょう。 でもそれ以外の、妻が 「(糖尿病の) インシュリン注射が切れた」 とか、人質にしていた警部補が部屋の脱走しようとしたのを見て 「ごめんなさい、うっかりしてて」 と言ったのとか、「心残りは海を見ることができなかったこと」 と言ったこととか、夫が警部補に 「我々が何のためにこんなこと (強盗) をしているのか、わかるか?」 と聞いたシーンとか、最後に老夫婦が手を握り合っていたところとかは、何の伏線なのかさっぱりわかりませんでした。 途中、買ったばかりのクマのぬいぐるみを縫っているシーンを観て、「えっ、買ったばかりなのに?」 と思ったのは、実は強盗で手に入れたお金を隠していたことだとわかったことはすっきりしましたが。 このクマちゃんが、最後に運転席に座っているのを観た時は、噴き出しそうになりましたけど。 その女性警部補がそのことに気づいた後、何のアクションも取ろうとしなかったことも良かったなぁ。 車が炎上した時彼女は泣き崩れていましたから、やっぱり何か気持ちの動きがあったんだろうな。 映画を観た後、「あの2人は海を見に行ったのかなぁ」 なんて想像をしました。 きっと見に行っているだろうな、長生きしてくれると良いな。
今日はこの後、『幸せはシャンソニア劇場から』 をはしごしようかなぁ…とも思ったのですが、どうも気が乗らず、結局やめました。 きっと良い映画なのだと思うのですが、何度劇場で予告編を観ても気が乗らなかったので、やめて正解だったかも。 にわか映画ファンは、観たいと思ったものだけ観ようと思います。
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