『ブレイキングニュース』 を観ました、DVD で。 おもしろかった! やっぱりジョニー・トー監督作品は、銃撃戦が美しいですね。 怖さより美しさが勝っています。 すごい。 『エグザイル/絆』 でむごい殺され方をして、私の心に未だに暗い影を落としているニック・チョンが、この映画では超元気。 撃たれても、車にはねられても、バイクから落ちても、足を引きずって走る走る。 そして撃つ。 すごいよ、あんた。 こんなに不死身なら、『エグザイル/絆』 でもあんなにすぐに死ぬこともなかったんじゃないの? …って、『エグザイル/絆』 では高いところから落とされて、蜂の巣状態でしたね、そりゃ死ぬわ。 でも元気なニック・チョンを見ることができたおかげで、少し暗い影が晴れました。 犯人役のリッチー・レンもかっこよかったなぁ。 犯人なのに、味方してしまいたくなるような不思議な魅力がありました。 ケリー・チャンは、『踊る大捜査線』 シリーズの真矢みきさんを彷彿とさせるような役でしたね。 真矢さんほど非情じゃないんだけど、ワンマンな感じが似ている気がしました。 周りの男性警察官の苦々しげな表情も。 途中、ラム・シューが出てきた時は、思わず 「おっ、ラムちゃん!」 と呟いてしまいました。 そっか、ラムちゃんも出ていたのか。 そう言えばラムちゃん以外にも、見慣れた顔がいくつかありましたね。 「これが、トー組かー」 と思いながら観ていました。 『エグザイル/絆』 の退職72時間前のふがいない刑事も、今回は警察官らしく働いていましたね。 鶴瓶さんに似ているのが、ちょっとウケた。 映画のラストはちょっと衝撃的でした。 リッチー・レンが乗っ取ったバスの運転手に行き先を指示した時、「???」 って感じだったのですが、ある人物の顔を見て、「あっ、そういうことか!」 と納得 (でも、あれは結局失敗したのかなぁ…)。 そして、もう1人の犯人の最期の状況もわかって、何とも言えない気持ちになりました。 ジョニー・トー作品には、必ずこういう男の友情が描かれるのかなぁ。 間違った解釈かもしれませんが、私には男の友情のように思えました。 なんか、すごいなぁ。 うぅむ、やっぱり 『PTU』 の DVD が手に入らなかったことが惜しく思えてきました。 絶対おもしろいだろうなぁ、『PTU』 も。
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