今日の2本目、『プール』 を観ました。 1本目の 『ココ・シャネル』 の後ロビーに出たら行列ができていたので、ビックリ。 そうだ、今日は公開初日で、最初の上映回なんだ。 はしごで先にチケットを買っていたので、整理番号2番で好きな席をゲットすることができました。 ほっ。 映画は、『かもめ食堂』、『めがね』 の流れを汲んでいる感じ。 全体的にゆるやかな空気が流れていました。 なので、『めがね』 の時同様、何度か意識が遠のいてしまいました。 おかげで重要なシーン (ビーというタイ人の少年が、伽奈さん演じるさよに花をあげたらしい) を見逃したみたいなのですが、それは DVD で確認することにします。 まずキャストの話。 伽奈さんがすごく良かったです。 なんとなくヒヨコのようなイメージ。 ヒヨコにしては大きいんですけど、ピュアで真っ直ぐな感じがヒヨコのようでした (意味不明な気もしますが)。 ぼそっと言うセリフがセリフっぽくなくて、自然で良かった。 何だろう、話し方に余計なものが含まれていないのかなぁ。 言葉がストレートに響いてきて、それが心地よかったです。 そして加瀬亮くん。 彼は本当に良いですね。 彼がそこにいるだけで、空気がなごみます。 ズボン丈もちょうど良かった。 内容についてですが、あれこれ気になることはあるんです。 でも気にしても仕方ないよなーという空気が漂っているので、考えるのはやめます。 これは 『めがね』 でもそうでしたよね。 あれこれ謎はあるんですけど、考えても仕方がないんです。 「理由なんて、愛ひとつで十分だ」。 この言葉がこの映画のすべてなのだと思います。
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