今日の2本目、『ミルク』 を観ました。 これ、見逃してすごく後悔していたのですが、サロンシネマで1週間限定で上映されると知り、「よっしゃー!」 と観に行きました。 見逃した映画を好きな映画館で観られるだなんて、すごく贅沢。 冒頭で警察のゲイに対する弾圧の映像が流れ、ものすごい憤りを感じながらのスタートでしたが、すぐに映画の世界に引き込まれてしまいました。 ハーヴィー・ミルクと、映画の冒頭で出会うスコットとの関係がすごく良いんですよ。 最初は恋人、でもミルクが政治活動に引き込まれていくに連れて孤独を感じるようになったスコットが家を出てしまい、すっかり気持ちが離れてしまったかのように見えたのだけど、ミルクに何かあった時は必ずスコットが支えている感じがすごく良かった。 スコットの姿を見ていると、本当に切なくて胸が苦しくなりました。 ずっとお互いのことを好きでいたんだろうな。 思い出すだけで、かなりやばい。 ミルクと彼を取り巻く人たちの、決して諦めない姿勢にも強く胸を打たれました。 ミルクもだけど、周りの人たちもすごく魅力的なんですよ。 ミルクのことを担ぎ上げるだけでなく、自分たちもきちんと責任感を持っていろんなことに臨んでいる姿勢が美しかった。 映画の最後に、ミルクの死後の彼らの消息が紹介されて、胸がジーンとしました。 ミルクの死後も、彼らが立ち止まらず走り続けているとわかって、うれしかった。 …スコットが亡くなってしまっていたのは、悲しかったけど、彼も最後まで走り続けていたんだな。 それにしても、ショーン・ペンが本当に良かったですね。 何と言うか、本当に圧倒されました。 表情の一つ一つが、時に力強く、時に切なく、…本当に良かった。 やっぱり観て良かったです。 サロンシネマさん、上映してくれてありがとう。
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