今日の1本目、『守護天使』 を観ました。 ま印良品的2007年第1位の映画 『キサラギ』 の監督の作品ということで、かなり期待してしまいました。 あ、おもしろかったんですよ。 正直最初の何分かは 「あー、ちょっとどうかなー、これ」 って感じだったのですが、最後の40分 (テキトー) はハラハラドキドキ。 時計を見たわけではないので正確な時間はわかりません、もしかしたら1時間かも (映画の半分だ、それは)。 最初はカンニング竹山さん演じる須賀が本当に情けなくて、イライラするんです。 あと、あまりにも可哀想で、観ていて苦しくなるんです。 「世のお父さん方 (須賀の家に子どもはいませんが) は大変だなぁ…」 って。 観ていて、自分と重ね合わせて苦しくなったお父さんがいるんじゃないだろうか。 寺島しのぶさん演じる須賀の奥さんが、本当に鬼嫁でねぇ。 まー、本当にひどいんですよ。 須賀も敬語ですもん。 最強にして最恐の奥さん、本当に。 伊坂幸太郎さんの 『モダンタイムス』 の佳代子さんを連想しましたよ、アタクシは。 でも途中から 「あれ? この人、本当に須賀のことが好きなんだな」 ってことがわかってくるんです。 だから、最後の一言もものすごく良かったですよ。 素直になれない可愛い人なんだなー、って思いました。 が、本当に最強にして最恐の奥さんなので、須賀たちが悪者退治に行く時、「一緒に行ってもらったら良いのに…」 って思ってしまいました。 いや、「一緒に行って、叩きのめすんじゃないか?」 って思ったんです、本当に。 でもそれはなかった。 立ち去る時の後ろ姿が切なかったな。 蔵さま (佐々木蔵之介) さんは、『アフタースクール』 の時みたいに、ものすごーく怪しい役でしたね。 また似合うんだ、これが。 蔵さま演じる村岡が入り浸る雀荘のマスターや、馴染みの豊川 (大杉蓮さん) がこれまたそこそこ良い人でねぇ。 マスターなんて、須賀たちのことが迷惑だろうに、夜中にコーヒーを淹れてくれたりするんですよね。 ハラハラドキドキの合間に、気持がほっこりするシーンでした。 イケメンの引きこもり役は AAA の子みたいですが、彼もすごく性格の良い子で、これからの頑張りに期待って感じでした。 あ、映画の中の彼の、ね。 最初は本当に 「期待した私がバカだった…」 と思ったのですが、最後は 「うん、やっぱりおもしろかった!」 と満足できる映画でした。 …って、あまり感想めいたことを書いていませんよね、人のことばかりで。 あいすみません。
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