『クライマーズ・ハイ』 を観ました。 フィクションとは言え、実際に起きた航空事故を題材にした映画なので、やはり重いです。 観る側も軽い気持ちで観てはいけない、という気がします。 以前 NHK で放送されたドラマを観ているので、なんとなく内容はわかっているつもりでいたのですが、わかっているのに何度も何度もドキドキし、2時間半という長さをまったく感じませんでした。 さすがに終わった後はお尻が痛かったですが。 23年前、自分もリアルタイムで成り行きを見守っていた事故なので、簡単に映画の感想を述べることはできないなぁ…というのが本音です。 ドラマも今回の映画もですが、「遺族の方たちはこの作品のことをどのように考えているのだろう」 と考えてしまいました。 うまく言えませんが、こういう形で表現されることは辛いことかもしれないけれど、風化させないことも大切なことなのではないかと思います。 …うーん、重いな。 だんだん重くなってきたので (気のせい?)、ちょっと軽い感想を (1本の映画として、だけの感想)。 笑わない堺さん、すごく良かったです。 山崎努さんは、相変わらずエロジジイ役が似合いますね。 でも、セクハラ云々のくだりは必要なかったかも? という気もします。 原作にあるのかな? なんかあの部分だけ大きく浮いていた気がします。
ここからはちょっと愚痴です。 よく行くサロンシネマ&シネツインではあまり感じないことなのですが、地元の映画館の観客はマナーが悪い方が多いように思います。 今日も周囲の迷惑を一切考えていないような大きな咳払いを何度もする方がいました。 が、一番ひどかったのは、同じ列に座っていたおばさん (あえてこう書きます) です。 映画が始まってからずーっとレジ袋をかさかさ言わせながらむしゃむしゃ何かを召し上がっていたのですが (その音もうるさいので、何度かアピールのためにそちらを見た)、食べ終わったらあろうことかいびきをかいて眠り始めたんですよ。 何しに来たの? って感じです。 百歩譲って、寝ても良いけどいびきはかくな。 決して眠くなるような映画ではなかったんですけどね。 今日は下駄を履いていたのですが、その下駄で頭を殴ってやりたい衝動に駆られました。 本当にひどい。 何かを食べながら映画を観るのは確かに楽しいことですが、人に迷惑をかけるような音を立てての飲食行為は、映画上映前、遅くとも予告編の間に終えてほしいと思います。 そして、映画館でいびきはかくな。
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