『重力ピエロ』 を観ました。 かなり前に、春役が岡田将生くんだと知り、原作ファンの私としては 「んー、どうかね、それは?」 と思っていたのですが、実際に映画を観たら予想していたよりかなり良かったです。 最初の高校生姿には、かなり萌え〜でした。 あの髪型が良かったな。 岡田くんだけではなく、キャスト全員すごく良かった。 渡部篤郎さんなんて役にはまりすぎていて、観ているこちらが 「殺してやりたい」 と思うほどでした。 後からパンフレットのインタビューを読んで、「ほっ、実際の渡部さんはこんなにひどい人ではなかった」 と安心しました。 本当に映画の中では憎たらしかった。 お父さんが小日向文世さん、お母さんが鈴木京香さんという配役も良かったなぁ。 2人の泉水と春に対する愛情がひしひしと伝わってきました。 小日向さんの表情が良いんですよね。 時に温かく、時に厳しく子どもを見つめる目がすごく良かったです。 ラストのお父さんと息子2人のシーンから、子ども時代のサーカスを観に行ったシーンへの流れがすごく良くて、涙がぽろぽろーっと落ちてしまいました。 現在と過去の家族の結びつきの深さがすごくよくわかるシーンだったように思います。 思い出してもうるうるきます。 決して普通の家族の話ではありませんでした。 とてもいい映画でした。
原作は図書館で借りて読んだのですが、もう一度読み直したくなって、帰りに買って帰りました。 『重力ピエロ』、『ラッシュライフ』、『魔王』 の伊坂作品3冊を購入。 どれも読んだことのある作品ですが、読み直してもじゅうぶん楽しめると思います。 『重力ピエロ』 は、今日観た映画を思い出しながら、映画に出てこなかったシーンも今回のキャストを当てはめながら読んでみようと思います。 きっと新たな発見があるはずです。
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