今日の1本目。 『永遠のこどもたち』 を観ました。 怖かった…。 ゴシックホラーだということは知っていたのですが、"ゴシック" に惹かれて "ホラー" に重きを置いていなかったので、痛い目に遭いました。 がっつりホラーでした。 予想以上にホラーでした。 ただ、スプラッタじゃないから、まだ良かったかな。 ストーリーがしっかりしていたので、ホラーが苦手な私でも楽しむことができました。 …何と言えば良いのだろう。 テーマは母性なのかな。 大雑把に言うと、突然姿を消した息子シモンを必死で探す母親の話なのですが、シモンが姿を消し、命を落とす原因を作ったのが実は母親のラウラだったというのが、とても皮肉でした。 彼女がそれに気づいた時…観客も同時に気づくのですが、背筋がゾーッとしました。 最終的に彼女は自殺した…のかな、最後の最後に幸せな幻を見ることができたのでしょうか。 んー、でもやっぱり皮肉だな。
その昔孤児院で毒殺されて、霊となって未だに漂っている5人の子どもたちですが (この子たちが 『永遠のこどもたち』 なんですね)、そもそも彼らがトマスという醜い少年をいじめて死に至らしめたせいでその母親に毒殺されたので、素直に同情する気にはなれませんでした。 しかも現世では、何の罪もないシモンが死んでしまうきっかけを間接的に作っているわけだし。 んー、やっぱりやりきれないな。
それにしても、大きな音でビクッとさせるのは反則だと思う。 「来るかも…」 と思っていてもビクッとしてしまいます。 心臓に悪いっす。
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