うじらぼアイチャッチ

2014年11月23日(日) 科学へジャンプ in EHIME

科学へジャンプとは,普段は,通常の学校や特別支援学校で学んでいる視覚障害の小中高校生が集い,視覚障害のある友達の中でのびのびと,普段の授業では得られにくい,体験を重視した授業を通して,科学に興味を持ってもらえるような機会を持ちたいという有志で行われている,科学教育イベントです。広島(2011),岡山(2012),香川(2013)と開催され,2014年は愛媛で開催されました。

今年も,北九州の北野先生と一緒に,小学生向けと高校生向けワークショップを担当します。どちらも生物の内容ですが、小学生と高校生ですから、全く違う企画を作るようなものですね・・・。

小学生は、肉眼、視覚補助具、iPad、顕微鏡など、様々な見えるを駆使して、ミカンの葉や枝に迫ります。最後は、確実プレゼンアプリで発表です。発表内容はDVDに焼いてお持ち帰り!

高校生は、双子葉類と単子葉類のグループに分かれて、気孔を観察します。数や並び方についてまとめます。こちらは、最後は、GoodNotesを使って、ワークシートにまとめます。こちらは、印刷してお持ち帰り。また、ワークショップで作成したプレパラートは希望者はお持ち帰りです。

このイベントにUji.Lab.のゼミ生も大勢手伝ってくれました。その手伝いの中で,視覚障害教育の面白さを再確認する学生も多いです!

Uji.Lab.で
一緒に
ワークショップをやりませんか!?

2015年度は,広島で夏に開催予定です。

連絡先



2014年11月1日(土) 第15回日本ロービジョン学会学術総会

2014年11月1日(土),2日(日)の日程で,大宮ソニックシティにおいて,表記の学会がありました。以下の受賞と,発表がありました。

  • 氏間和仁 (2014) 第1回日本ロービジョン学会学術奨励賞受賞講演 行動評価モデルによる教育的評価の実践から測定ツール開発へ. 第15回日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集, 55. (2014/11/02)
  • 氏間和仁 (2014) 視野の広さと眼球運動の関係について-シミュレーションによる基礎的研究-. 第15回日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集, 80. (2014/11/01)
  • 古山和葉・氏間和仁 (2014) 読書速度に及ぼす一行の長さと視野の広さの影響について. 第15回日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集, 81. (2014/11/02)
  • 相羽大輔・中野泰志・氏間和仁・田中良広・永井伸幸・韓星民・富田彩・山本一寿 (2014) タブレット型情報端末による拡大教科書の活用可能性-導入後の盲学校教員による評価-. 第15回日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集, 84. (2014/11/02)
  • 富田彩・中野泰志・相羽大輔・氏間和仁 (2014) 盲学校高等部におけるタブレット型端末の指導実践事例. 第15回日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集, 87. (2014/11/01)
  • 韓星民・山口千晴・中野泰志・氏間和仁 (2014) 全国視覚特別支援学校におけるMNREADの利用状況に関する研究. 第15回日本ロービジョン学会学術総会プログラム・抄録集, 124. (2014/11/01)

この度,第1回日本ロービジョン学会学術奨励賞をいただきました。関係のみなさまには心より感謝申し上げます。



2014年9月20日(土) 日本特殊教育学会第52回大会高知大学

2014年9月20日(土)~22日(月)の日程で,高知大学にて表記の学会がありました。UjiLabからは以下の発表を行いました。

筆頭での発表

  • P2-A-4
    ワンソース・マルチユースを可能にする表示システムの開発-ロービジョンと全盲の生徒が共に学べるHTML 化教材の表示ツールの開発とiOS デバイスの活用-
  • 共同企画自主シンポジウム
    自主シンポジウム17 教科書バリアフリー法と特別支援教育(5)-視覚障害教育における電子化教科書の理想像を目指して-

連名での発表

  • P2-A-3
    盲学校高等部におけるタブレット型情報端末の利用実態調査
    筆頭:中野泰志
  • P4-A-9
    特別支援教育とマルチメディアDAISY(mmDAISY)図書-視覚特別支援教育におけるマルチメディアDAISY 図書の現状と課題-
    筆頭:韓 星民
  • P2-A-2
    タブレット型情報端末を用いた拡大教科書に関する実践報告-導入直後における盲学校教員の期待感・不安感について-
    筆頭:相羽 大輔
  • 2014年6月22日(日)iPad教育相談(広島大学)

    視覚障害者対象のiPad教育相談の様子

    参加者
    10時から 男性(60代)
    13時から 男性(90代)
    13時から  女性(60代)
    13時から  男性(小学生)
    15時から  女性(60代)
    15時から  男性(60代)
    お手伝い学生は,古山さん,落石さん,佐々木君,河野さんでした。

    2014年6月18日(水)「小学館 小二教育技術 7/8月号」に掲載されました。

    「小二教育技術 7/8月号」(小学館)の,「支援が必要な子どもの対応と指導」というコーナーの第三回に「視覚障害(弱視)」というテーマで書いた原稿が掲載されました。関心のある方ぜひ手にとってごらんください。

    小二教育技術のカバー

    2014年4月13日(日)iPad教育相談(広島大学)

    視覚障害者対象のiPad教育相談の様子

    参加者
    10時から 男性(小学生)
    13時から 男性(90代)
    13時から  女性(60代)
    お手伝い学生は,古山さん,落石さんでした。

    10時から 男性(小学生)
     新学期を向かえ,一部の教科書と参考書をiPadに入れる作業と  黒板を映すためのアプリ(明察カメラ)紹介とアームの紹介を  行いました。
     やはり,教室で,黒板を映すのには,ねじ固定式ではなくバネで自在に動かせるアームがいいですね。  アームを進める際は,ぜひ実際に触っていただいて,ニーズを的確につかんで 紹介することが重要である事を改めて感じました。本日,おみえになった小学生は岡山の方でした。iPadを持ち込ませて欲しいと頼んだら即OKだったそうです。差別解消法施行を前に,全ての学校でも,「そこそこの配慮(調整と変更)」(reasonable accomodation and reasonable modification)について考えないといけませんね。

    13時から 男性(90代)
     本日は,カメラの練習とsidenote,明るく大きくの練習をしました。
     カメラのシャッターの操作が随分と定着してきました。
     今回,4冊分のデータ化をお手伝いしました。PDFリーダーで 読む際,上下の余白をできる限りカットしておくと,読みやすくなるのではない かと考え,今回はそのようにしましたが,さて,その効果はどうでしょうか?  来月,確かめます。

    13時から  女性(60代)
     カメラの操作と漢字筆順辞典の操作を練習しました。
     板書の撮影は,随分と上達し,ほぼ手ぶれなしで撮影できるようになりました。
     今回から近くのものを撮影して大きくして見る事をはじめました。
     そこで,「この漢字調べられますか?」といった質問がご本人から出され,随 分とiPadと親しくなられたなぁと感じました。
    次回は,5月18日(日)です。

    2014年3月31日(月)VISION2014に参加

    11th International Conference on Low Vision が Melbourne, Australiaで 31 March- 3 April 2014の会期で開かれました。参加して,発表をしてきました。

    今回は,成田→シドニー→メルボルンの経路で往復をしました。Vision Australiaが主催で,おおよそ600名ほどの参加者がありました。LowVisionのみの国際学会ということで,普段,ここまで突っ込んで情報を得ることはなかなかないので,3年に1度のこの機会をとても楽しみにしております。入学式の忙しい時期に,参加を許可してくださった関係者のみなさまに熱く御礼申し上げます。

    以下の研究を発表しました。

    • Kazuhito Ujima, Yasushi Nakano (2014) Development and Evaluation of The Daily Field of Vision Assessment Tool for iPad. Vision2014 Poster Abstracts, P29 (電子データ)
    • Hiroshi Takahashi, Masako Yoshida, Kazuhito Ujima 3, Akio Tabuchi, Atsushi Tanabe (2014) Development of a Direct Ophthalmoscope as an Assessment. Vision2014 Poster Abstracts, P12 (電子データ)
    • Yasushi Nakano, Daisuke Aiba, Kazuhito Ujima, Yoshihiro Tanaka, Nobuyuki Nagai, SungMin Han (2014) Development of a prototype textbook provision system using accessible PDFs for high school students with low vision. Vision2014 Poster Abstracts, P82 (電子データ)
    • Yasushi Nakano, Yoshihiro Tanaka, Kazuhito Ujima, Nobuyuki Nagai, SungMin Han, Daisuke Aiba (2014) Supply and usage situation of large print textbooks in Japan - A nationwide fact-finding survery to elementary and junior high schools. Vision2014 Poster Abstracts, P95 (電子データ)
    VISION2014の様子

    2014年3月23日(日)卒業式・学位記授与式

    本日は,卒業式・学位記授与式を迎えました。氏間ゼミからは5名が巣立って行きます。みんなの前途にエール!

    卒業式の様子

    2014年3月16日(日)iPad教育相談(広島大学)

    視覚障害者対象のiPad教育相談の様子

    参加者
    10時 中学生(札幌)
    11時 高校生(岡山)
    13時 60代(広島)
    13時 90代(広島)
    学生:古山さん,落石さん でした。

    ●10時~15時 中学生(札幌)
     弱視,高校までの事を考えた,今後の学習環境についての相談でした。
     既に,地元の盲学校等へはご相談済みの方でした。
     基本的な教育的視機能検査,MNREAD-Jを実施、拡大教科書のポイント数をお伝えし,その後は,iPadの活用について以下のことを行いました。
     ・PDFの閲覧
     ・板書の撮影,閲覧
     ・配布プリントの写真撮影と閲覧
     ・駒込ピペットでの水の計量
     ・顕微鏡の操作

    ●11時~16時 高校生(岡山)
     ・高2で利用する教科書のデータ化
     ・顕微鏡をiPadで見る技術の習得
     岡山と札幌の女の子は,お昼を私たちと一緒にとってから学校での過ごし方やiPadの活用法など様々な情報交換を行いました。とても,盛り上がっていました。
     試験問題の解答時のコツやロービジョンならではの工夫から始まって,部活の事,体育の事,iPadの使い方など私たちも大変多くの事を学びました。

    ●13時 60代(広島)
     研修会での利用を想定したカメラの撮影の練習を行いました。

    ●13時 90代(広島)
     PDFの読書の練習。
     明るく大きくの操作練習

    次回は,4月13日(日)です。13時の枠は一杯です。

    2014年3月02日(日) 視覚障害者のためのiPad体験会 in 福山

    会の様子
    会の様子

    場所:福山市視覚障害者地域活動支援センター

    参加者:氏間,瀬尾,古山,落石,田中

    午前:ロービジョン,午後:音声

    感想:操作方法や各アプリの説明に、たくさんの教材を用いて 実用的な場面の例を紹介していただいたことで、参加者の方からも、とても分かりやすかったとの感謝と継続してほしいとのお声をきくことができました。
    お話しいただきました内容を次年度事業の参考に活用させていただきたいと考えております。

    2014年3月01日(土) 視覚障害者のためのiPad体験会 in 松山

    会の様子

    場所:愛媛県視聴覚福祉センター

    参加者:氏間,加藤

    午前:音声,午後:ロービジョン

    2014年2月11日(火) 卒論発表会,追コン

    2014年1月20日(月) 平成25年度山口県特別支援教育研究連盟視覚障害教育部会第2回研修会

    会の様子

    場所:山口県立下関南総合支援学校

    13:30から1単位時間(50分)の授業「東洋医学(八綱病証)」を担当しました。HTML viewerを内蔵した教材に沿って,授業を進めました。ロービジョンの生徒は各自の見え方に応じた状態で,全盲の生徒は音声で読み上げるモードで授業用資料を閲覧しました。また,漢字から病の状態を想像する場面では,ロービジョンの生徒は漢字字典で検索し,全盲生は熟語を想像するなど,状態に応じて活動内容を設定しました。症状を考える場面では,生徒の発言を授業者が書き取り,最後にAirDropで各生徒の端末に送り復習に役立ててもらいました。ワークシートに書きこんだプリントは授業の最後にカメラで撮影してiPad内に記録として残しました。最後に宿題プリントをAirDropで各自の端末に送り,授業は終了となりました。iPadやボイスオーバーでの操作を伝えながらの授業だったので,4つの症状を扱う予定が1つになってしまいましたが,これは想定内。操作が上達すると十分に活用出来ることをお伝えできた火と思います。

    その後,先生方の質問が多数寄せられましたので,30分ほど技術的な説明を行いましtあ。

    最後は,1時間ほどいただいて,お話をさせていただきました。

    授業で使用した資料です。このページを開いたら,始めに左上にある,「環境設定」を行ってください。環境設定のページを開いたら,文字サイズ,配色等を見え方に応じた状態にします。また,「ルビの表示」を押すと,「ルビなしモード」「ルビ有モード」「音声用表示モード(幹事をかなで表示)」が切り替わります。設定が終了したら,左上にある,「一つ戻る」ボタンで戻って下さい。表示が更新されない場合は,手動で更新してください。

    授業プラン

    2014年1月19日(日) 理療科研修会

    会の様子

    場所:横浜訓盲学院

    2014年1月18日(土) 教科書デジタルデータシンポジウム

    会の様子

    場所:慶応義塾大学

    第6回 拡大教科書の在り方に関する公開シンポジウム-- 教科書デジタルデータを活用した電子教科書--

    2014年1月09日(木)・10日(金) 第55回弱視教育研究全国大会青森大会

    会の様子

    場所:青森国際ホテル

    氏間研究室からは以下の発表を行いました。

    • 朝日美奈子・富田彩・中野泰志・相羽大輔・氏間和仁 (2014) タブレット情報端末を用いた弱視生徒の指導実践報告(1)-数学と英語における取り組みを中心に-. 第55回弱視教育研究全国大会青森大会抄録集, 16-17. 2014/01/08.
    • 小倉正幸・山本一寿・中野泰志・相羽大輔・氏間和仁 (2014) タブレット情報端末を用いた弱視生徒の指導実践報告(2)-拡大教科書として・学習支援機器として-. 第55回弱視教育研究全国大会青森大会抄録集, 18-19. 2014/01/08.
    • 氏間和仁 (2014) 見える範囲を測定するツールの開発と実践例. 第55回弱視教育研究全国大会青森大会抄録集, 20-21. 2014/01/08.
    • 松下萌・氏間和仁 (2014) 弱視教育における電子教材の作成と実践例. 第55回弱視教育研究全国大会青森大会抄録集, 24-25. 2014/01/08.

    2014年1月1日(水) 謹賀新年

    謹賀新年

    本年もよろしくお願いいたします。