弱鏡映部分多様体
この項目は「軌道の幾何学」に含まれる内容ですが、
現在進展中なので別項目にして情報を公開します。
この弱鏡映部分多様体に関する研究は井川治氏、酒井高司氏との
共同で行なっています。
以下はこの共同研究をまとめた論文です。
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Weakly reflective submanifolds and austere submanifolds,
J. Math. Soc. Japan, Vol. 61 No. 2 (2009), pp.437-481
doi:10.2969/jmsj/06120437
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プレプリントは2008年6月21日に最新版に差し替えました。
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Lie-algebraic characterization of tangentially degenerate orbits
of $s$-representations,
Differential Geom. Appl., vol.28 (2010), 81-101
doi:10.1016/j.difgeo.2009.05.006
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以前に
Orbits of $s$-representations with degenerate Gauss mappings
という名前で書いていた論文原稿を2009年1月23日に
題名を変えた最新版に差し替えました。
さらに2009年4月7日に最終版に差し替えました。
これらのプレプリントは
arXivにも掲載しました。
その手順を
酒井高司君がまとめてくれました。
弱鏡映部分多様体の研究を始めた経緯
より詳細な経緯
各法ベクトルに関する主曲率が -1 倍で不変になるという対称性を持つ
部分多様体はaustere部分多様体と呼ばれていて、
special Lagrange部分多様体の構成等に利用されています。
このaustere部分多様体自身も対称性のあるおもしろい部分多様体
だと思っています。
球面内にどの程度austere部分多様体が存在するのか見るために、
既約Riemann対称対の線形イソトロピー作用の軌道が球面内で
austere部分多様体になるための条件を制限ルート系に関する条件で
記述してみました。
この条件を満たす軌道をすべて求め詳しく調べると、
austereになる軌道のいくつかは法ベクトルの方向に
裏返す等長変換に関して不変になることに気付きました。
この性質は鏡映部分多様体の条件を弱くした条件になっていて、
余等質性 1 の等長変換群の作用の特異軌道がaustereになることを
示したPodestaの論法とも関係があります。
そこで、この性質を持つ部分多様体を弱鏡映部分多様体と名付け、
その基本的性質を調べ始めました。
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湯沢研究会(2005年11月23〜25日)講演
記録集用原稿
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筑波大学微分幾何セミナー(2006年2月28日)講演
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日本数学会(2006年3月26〜29日)講演(講演者:井川治)
予稿集用原稿
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OHPシート
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幾何学シンポジウム(2006年8月5〜8日)講演(講演者:井川治)
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幾何学阿蘇研究集会(2006年9月8日〜9月11日)講演(講演者:酒井高司)
上記原稿でミスを発見したためミスの含まれている原稿の公開を停止しました。
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湯沢研究会(2006年11月29〜12月1日)講演(講演者:酒井高司)
講演用スライド
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東京理科大学理工学部談話会(2007年1月25日)講演
講演用スライド
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講演時の写真
球面内のGauss写像の退化する部分多様体
球面内の部分多様体のGauss写像には何種類かありますが、
全測地的部分多様体のGauss写像は定値になるものを考えています。
このGauss写像に関しては、
ある程度退化すると全測地的になるというFerusの結果があります。
D. Ferus,
Totally geodesic foliations,
Math. Ann., 188 (1970), 313--316.
さらにGauss写像の退化している全測地的ではない部分多様体に関する
研究:
G. Ishikawa, M. Kimura and R. Miyaoka,
Submanifolds with degenerate Gauss mappings in Spheres,
Advanced Studies in Pure Mathematics 37, (2002), 115--149
もあり、
この論文に触発されてGauss写像の退化する部分多様体と
弱鏡映部分多様体の関係を調べ始めました。
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日本数学会(2007年3月27〜30日)講演(講演者:酒井高司)
予稿集用原稿
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講演用スライドpdf
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筑波大学微分幾何セミナー(2007年4月17日)講演
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京都大数理研研究集会(2007年7月11〜13日)講演
予稿集原稿
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講演用スライドpdf
講究録原稿dvi
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幾何学シンポジウム(2007年8月24〜27日)講演(講演者:酒井高司)
予稿集用原稿
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講演用スライド
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日本数学会(2007年9月21〜24日)講演(講演者:酒井高司)
予稿集用原稿
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