『シューイチ』 を観て,「私としては無しだな」 と思いました。
今日は祝日。 思う存分,布団の中でぬくぬく過ごしました。 7時半頃,布団から出た。 天気が良かったら歩いてエディオンまで行こうと思っていたのですが,思ったほど晴れていなかったのと寒かったのとで,引きこもり。 あとちょっと心が折れることがあったのも,原因の一つ。 心が折れるというとちょっと違うかもしれませんが,なーんかまた上のベランダから水漏れが起きていて,それでがっくりきています。 外壁塗装工事の時に室外機を動かして,排水のホースが外れたのではなかろうか。 あのいい加減な業者のことだから,大いにあり得る。 しばらく様子を見て,続くようだったらまた大家さんに言いに行かないといけません。 そのことを想像しただけで,どっぷり疲れています。 さて(気を取り直して),今日は読書三昧。 まず,歌野晶午さんの 『それは令和のことでした,』 を読みました。 冒頭から暗い気持ちになるような話で,「今日はこれじゃなかったか」 と読み始めたことを少し後悔しました。 最初の話は,最後の一行を読ませるための小説だった。 最初に気づいた違和感が,正しかったことを知りました。 話の内容は不快だったけど,納得することはできました。 その後もどろどろした話が続いてどんどん気持ちが落ち込んでいったのですが,最後の2篇にちょっと救われました。 この2篇がなかったら,しばらくどんよりしていたと思います。 続いて,『今夜は,鍋。―温かな食卓を囲む7つの物語―』 を読みました。 アンソロジーです。 土曜日に読もうと思いかけて,「読んだら他の鍋が食べたくなるかも(夕食が鍋の予定だった)」 と思ってやめたのですが,そういう心配は特にありませんでした。 肉系の鍋の話が多かったからかな。 魚介系が好みです。 どれもおもしろかったのですが,最後の角田光代さんの 『鍋セット』 にちょっとやられました。 一人暮らしをしたことがある人なら,この気持ちがわかるんじゃなかろうか。 少し切ない気持ちになるような,考えさせられるような読後感でした。 しんみり。
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