そうか,今日は暖かかったのか。
今日は,中島久枝さんの 『うどは春の香り 新・一膳めし屋丸九(一)』 を読みました。 新シリーズです。 いきなり,火事で焼け出されて引っ越したという話が出てきたので,「えっ,前作の最後にそんな展開になったかしら?」 と驚きました。 前作から2年経っている(?)設定のようなので,その間に起きたことなのかな。 前のシリーズでは,作太郎のお高に対する気持ちがよくわからずちょっともやもやしていたのですが,今作ではきちんとその気持ちを伝える場面があったのが良かったです。 そういうことは言ってもらわんとわからん。 新しい常連客もついたし,出てくる料理もどれも美味しそうで,安心して楽しむことができました。 実際はちょっと物騒な話も出てきたけど,心配するほどのことではなかったし。 あと,いつの世にもダメな男が好きな女性がいるもんですね。 一応目が覚めたみたいなので,それは良かったですが。 新しいシリーズもおもしろそうなので,今後の展開が楽しみです。 そうそう,地本問屋が出てきたので,『べらぼう』 を思い出して 「おっ」 と思いました。 よくよく考えたら,宮部みゆきさんの 『きたきた捕物帖』 にも出てきたかも? そういう繋がりではまったくないのですが,続いて宮部みゆきさんの本を読んでいます。 こちらも時代小説。 今日はなんだかそんな気分です,『べらぼう』 の日だからかな。
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