主な研究内容
保育カンファレンス・園内研修
保育者の専門性発達を培うために、園全体がティームとしてどのように学び合うのかに関心があります。子ども理解、感情の認識と表出、談話スタイル、記録、省察などの観点から、保育カンファレンス・園内研修について検討しています。これまでの研究成果を掲載します(●:査読付学術雑誌)(◆:SSCI (Social Science Citation Index) Journal)。
<関連文献>
専門性発達
- Weijie Zhou, Fuminori Nakatsubo, Jingchi Wu and Kun Liu “Digital Ethnography of an Online Professional Learning Community Based on WeChat for Chinese Early Childhood teachers.” Computers & Education. Vol.191 (In Press)(Joint Study).
- 鈴木正敏・淀川裕美・箕輪潤子・椋田善之・森暢子・野口隆子・上田敏丈・中坪史典・門田理世・芦田宏・小田豊・秋田喜代美「園内研修の課題と工夫、方向性に関する研究:管理職と職員の回答からの検討」『兵庫教育大学』,第55巻,133-140頁(共著)
- 中坪史典「保育者同士の関係の質を高める園内研修デザイン」,『キリスト教保育』(キリスト教保育連盟), No.572,2016年11月
- 中坪史典「ティームで学び合い専門家として育ち合う場としての園内研修」,『キリスト教保育』(キリスト教保育連盟), No.571,2016年10月
- 伊勢慎・中坪史典・境愛一郎・保木井啓史・濱名潔 2016「KJ法を用いた園内研修において保育者はどのような振る舞いをしているのか」『幼年教育研究年報』,第38巻,69-76頁(共著)
子ども理解
- 中坪史典 2015「園内研修における質的アプローチの活用可能性−KJ法とTEMに着目して−」『広島大学大学院教育学研究科紀要 第三部(教育人間科学関連領域)』,第64号、129-136頁(単著)
- 濱名潔・保木井啓史・境愛一郎・中坪史典 2015「KJ法の活用は園内研修に何をもたらすのか-保育者が感じる語り合いの困難さとの関係から-」『教育学研究ジャーナル』,第17号,21-30(共著)
- 境愛一郎・中坪史典・保木井啓史・濱名潔 2014 「「もしも」の語り合いが開く子ども理解の可能性—複線径路・等至性モデル(TEMを応用した園内研修の試み−)『広島大学大学院教育学研究科紀要 第三部(教育人間科学関連領域)』,第63号,91-100頁(共著)
感情の認識と表出
- 中坪史典「同僚と学び合い、専門家として育ち合うための感情交流の場のデザイン」,『幼児教育じほう 2015 06』(全国国公立幼稚園・こども園長会),2015年06月
- Fuminori Nakatsubo, Kiyomi Akita, Tokie Masuda, Katsuo Yasumi, Fumiko Sunagami and Junko Minowa "How Do the Kindergarten Teachers Narrate Regarding the Recognition and Expression of Emotion Through the Video of Early Childhood Education and Care Practice?: Focus on a Clean-up Time Video Scene." Current Issues and Best Practices in Early Childhood Education. Vol.1 Summer 2014 pp.71-76(Joint Study: First Author)
- 中坪史典 2013 「保育者の専門性を高める園内研修−多様な感情交流の場のデザイン−」,『発達 134』(ミネルヴァ書房),Vol.34
- 中坪史典・秋田喜代美・増田時枝・安見克夫・砂上史子・箕輪潤子 2010 「保育カンファレンスにおける保育者の語りの特徴−保育者の感情の認識と表出を中心に−」『乳幼児教育学研究』,第19号,1-10頁(共著:筆頭著者)
- Fuminori Nakatsubo, Kiyomi Akita, Tokie Masuda, Katsuo Yasumi, Fumiko Sunagami and Junko Minowa
2010 "A Comparative Study of Characteristics of Teachers' Narratives Regarding Recognition and Expression of Emotion among Japanese Kindergartens: Analysis of Teachers' Narratives of Video Viewing." International Journal of Early Childhood Education. Vol.16 No.2 2010 pp.117-132(Joint Study: First Author)
談話スタイル
- 中坪史典・秋田喜代美・増田時枝・安見克夫・砂上史子・箕輪潤子 2014「保育者はどのような保育カンファレンスが自己の専門的成長に繋がると捉えているのか」『乳幼児教育学研究』,第23号,1-11頁(共著:筆頭著者)
- 中坪史典・秋田喜代美・増田時枝・箕輪潤子・安見克夫 2012 「保育カンファレンスにおける談話スタイルとその規定要因」『保育学研究』,第50巻,第1号,29-40頁(共著:筆頭著者)
記録
- 中坪史典 2010 「記録の意義の再考と園内研修における活用方法-ドキュメンテーションとエピソード記述に学ぶ-」,『季刊 保育問題研究』,第241号,20-28頁
省察
- 松本信吾・中坪史典・杉村伸一郎・金岡美幸・久原有貴・堀奈美・小鴨治鈴・関口道彦・正田るり子・田中恵子・玉木美和・境愛一郎・保木井啓史・濱名潔 2014「保育カンファレンスの外部公開は他園に何を発信しうるか—附属幼稚園を中核とした地域の研修ネットワーク構築の可能性の検討—」『広島大学学部・附属学校共同研究機構研究紀要』,第42号,183-190頁(共著)
- 中西さやか・境愛一郎・中坪史典 2013「子どもの「今、ここ」という視点は保育者に何をもたらすのか—保育カンファレンスでの議論に着目して—」『幼年教育研究年報』(広島大学大学院教育学研究科附属幼年教育研究施設),第35巻,45-52頁(共著)
- 松本信吾・中坪史典・杉村伸一郎・金岡美幸・日切慶子・境愛一郎・劉原婧璇 ・保木井啓史・濱名潔 2013「保育カンファレンスの外部公開は他園からの参加者に何をもたらすのか」『広島大学学部・附属学校共同研究機構研究紀要』,第41号,133-140頁(共著)
- 松本信吾・中坪史典・杉村伸一郎・林よしえ・日切慶子・正田るり子・藤橋智子・中西さやか・境愛一郎・劉原婧璇 2012 「保育カンファレンスの外部公開は内部の保育者に何をもたらすのか」『広島大学学部・附属学校共同研究機構研究紀要』,第40号,177-182頁(共著)
- 松本信吾・中坪史典 2011 「事例4 大学と連携して:遊びの質を高めるための保育者の援助−幼児の「安心度」「夢中度」に着目した保育カンファレンス−」,「保育プロセスの質」研究プロジェクト『子どもの経験から振り返る保育プロセス:明日のより良い保育のために−実践事例集−』財団法人こども未来財団(平成22年度児童関連サービス調査研究等事業「園内研修における自己評価法の活用に関する調査研究」主任研究者:秋田喜代美)
- 中坪史典・上松由美子・朴恩美・山元隆春・財満由美子・林よしえ・松本信吾・落合さゆり 2010 「遊びの質を高めるための保育者の援助に関する研究−幼児の「夢中度」に着目した保育カンファレンスの検討−」『広島大学学部・附属学校共同研究機構研究紀要』,第38号,105-110頁(共著:筆頭著者)
- 鳥光美緒子・中坪史典・佐々木裕子・縫部義憲・米神博子・林よし恵・松本信吾・道下真穂・山崎晃・小林正夫・井上勝・七木田敦・深田昭三 2000 「保育観の意識化とそれに果たすカンファレンスの役割−保育行為を内省するとは−」『広島大学教育学部・関係附属学校園共同研究体制研究紀要』,第28号,39-48頁(共著)