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『災厄の町』
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『ケモノの城』
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『災厄の町』
うっ,まだ発送されていないのか。

ストレスから解放されて超リラックスできた土曜日,エラリイ・クイーンの 『災厄の町』 を読みました。
おもしろかった。 途中,「真相はこういうことなのでは?」 と想像しながら読み進めました。 しばらく読み進めて,「いや,こういうパターンもあり得るか?」 といろいろな考えが頭をめぐりました。
結局,最初に考えたことが正解だったのですが,ある人物の考えまでは想像できていなかったので,「なるほど,そういうことか」 と納得することができました。
この小説が書かれたのは 1942年。 当時読んだ人たちは,意外な結末にきっと驚愕したことと思います。 そういう結末でした。 いろいろな推理小説を読んできて経験値が少しだけ上がっている私は驚くことはできなかったけど,とても楽しく読むことができました。 中学生の頃に読んでいたら,本当に興奮したと思います。 ピュアな気持ちで読んでいただきたい作品だと思いました。
ライツヴィルが舞台になっている作品を続けて読みたくなりました。 以前何か読んだ気もするのですが,すっかり忘れているのできっとまた楽しく読めると思います。
2015年11月14日(土)   No.4486 (本)

『ケモノの城』
なんだか月曜日気分。

誉田哲也さんの 『ケモノの城』 を読みました。
なんとも言えない嫌な気持ちになる小説でした。 小説の中で行われていることがあまりに残虐で、普段どんな陰惨な表現でも割と平気で読み進める感受性の鈍い私が、読むのを止めたくなってしまうような小説でした。 大学の西図書館で借りた本ですが、スピンが出荷時の状態のままだったので、私より先に借りた人はもしかしたら中断したのかもしれません。
私は結末が知りたくて何とか我慢して読み進めたのですが、結末もあまりすっきりしたものではなく、中断しても後悔はなかった気がします。 まぁ、あれだけのことが起きていて、最後に救いがあるわけもありませんが。
作品の中に出てくるある女性と家族構成が似ている (両親と姉1人) ので、少しだけ自分と重ね合わせて読んでしまったのですが、これが本当に苦しかった。 父親、母親が酷い目に遭わされている場面で自分の両親のことを思い浮かべたら、心が苦しくなって本当に辛かった。 なので、途中からはあまり両親のことは思い浮かべずに読むようにしました。 でないと読み続けることができなかった。 重ね合わせたりするんじゃなかった。
私だったら、家族をあんな酷い目に遭わせるくらいなら、自分で命を絶ってすべてを終わらせると思います。 いや、そうしないとダメだ、絶対に。 自分の大切な人たちをあんなことに巻き込んだらダメだ。
想像したら泣きたいのにうまく泣けなくて、朝泣きたい気持ちが心に充満した状態で目が覚めました。 まぶたが重い。
最後の参考文献を見て、このような悲惨な事件が現実でも起きていたのだと知り、また暗い気持ちになりました。 こんな悲惨なことは小説の世界の中だけにしてほしい。
『ストロベリーナイト』 や 『ブルーマーダー』 がとても牧歌的に思えてくるくらい陰惨な小説でした。 次は思いっきり笑える楽しい本が読みたいです。 この暗い気持ちを早く忘れたい…。

思いっきり笑える小説が思い浮かばなかったので、とりあえず 『昨夜のカレー、明日のパン』 を読んだら、少し涙が出て気持ちが落ち着きました。
私は泣きたかったのかもしれません。
2014年09月24日(水)   No.4098 (本)

『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
2日連続で失敗。 悪くなかったんだけどなぁ…。

大学の西図書館で借りている東野圭吾さんの 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 を読みました。
読み始めた時は 「あれ? あまりおもしろくないかも…」 と思ったのですが、読み進めていくうちにどんどんおもしろくなってきました。 途中何度かうるっときたりもした。
第五章はすぐに手紙の差出人がわかったので、心の中でガッツポーズ。 …あ、誰でもわかりますか? ただ、あの4通目の手紙をあの3人に書けたとはどうしても思えなくて、ちょっと違和感というかなんとなく失速してしまいました。 でも最後に点と点が繋がったことには、素直に 「おぉっ」 と思いました。 なるほど、そういうことだったか。
気持ちがちょっとほんわかするような小説でした。 時代背景も懐かしかったな。
2014年05月18日(日)   No.3632 (本)

『死神の浮力』
初回に地獄。

先日来復習を兼ねて伊坂幸太郎さんの 『死神の精度』 を読んでおりました。
が、復習と思ったのは間違いで、この本を読むのは初めてだったようです。
表題作 『死神の精度』、『死神と藤田』 と読み進めて、「はいはい、そうそうこういう話だった。 覚えていますよ」 と思ったのですが、『吹雪に死神』 は読みながら 「はて、こんな話があったかな? こんなに忘れてしまうものですか?」 と不審に思い、次の 『恋愛で死神』 に至っては 「これは読んでいない、こんなタイトルを忘れるわけがない」 と思いました。 そう、私はこの本を読んではいなかった。 『旅路を死神』 もとても新鮮な気持ちで読むことができました。
私が読んだことがあるのは 『死神の精度』、『死神と藤田』、『死神対老女』 の3作品だけ。 たぶん 『ザ・ベストミステリーズ』 で読んだのだと思います。 復習だと思ったけど実は初めての作品が半分あって、ちょっと得した気分になりました。 『死神対老女』 の謎もようやく解けたし。
そして今日 『死神の浮力』 を読みました。
まさかの長編にちょっとたじろぎつつ読み始めたのですが、『死神の精度』 とはまったく違いものすごく重い話だったので、少し驚きました。 読み進めるのが辛かった。 でも千葉の相変わらずのおとぼけぶりに救われて、何とか読み終えることができました。
なんだか悲しかったな。 安心安全の伊坂幸太郎作品なのでものすごく酷い結末になることはないだろうと予測していたのですが、それでもやはり報われない気がして辛かった。 山野辺夫妻の、特に奥さんの気持ちを思うと辛くて悲しくてやり切れない。 でも元気に生きていてくれたことが救いなのかな。 強いな。
この気持ちはしばらく引きずってしまいそうです。 頑張れー。
2014年05月11日(日)   No.3626 (本)

『片想い』
東野圭吾さんの 『片想い』 を読みました。
どういう方向に話が進むのかがまったく読めなくて、夢中になって読み進めました。 根底にあるテーマが非常に重く、途中ちょっと頭が混乱する場面もありましたが、楽しく…(?) おもしろく…(?)、どんな言葉もあまり適当ではない気がしますが、読み終えることができました。
他にも読みたい本があったのに、なんかこの本が気になって先に読んでしまいました。 読んでいる最中、ちょっと用事で中断する度に PRINCESS PRINCESS のある曲を口ずさんでしまうので、自分でも不思議に思っていたのですが、突然 「あ、そうか」 と気づきました。 曲名が 『片想い』 なのでした。 我ながら単純です。
2014年05月05日(月)   No.3620 (本)

『ランチのアッコちゃん』
今日は午前中選挙と買い物に行き、帰宅後一服しながら大学の中央図書館で借りてきた 『ランチのアッコちゃん』 を読みました。
4つの短編からなる小説集なのですが、統一感があるのは最初の2篇だけ。 残りの2篇は無理矢理関連づけているような印象を受けました。 と言っても、そこまで関連づけられてもいませんが (店名を無理矢理入れた程度)。 『ランチのアッコちゃん』 と単行本に銘打ったくらいなんだから、もう少しその世界観を出してほしかった。 その点にちょっと拍子抜け。
最初の2篇はおもしろかったのですが、3篇目の 『夜の大捜査先生』 はかなり浮いている印象を受けました。 なんかね、ちょっと 「違うな…」 と思いました。 全体的に美味しいお話だと思っていたので、ちょっと裏切られた気分。 その後の 『ゆとりのビアガーデン』 はまぁまぁおもしろかった。
…いつもながら上から目線の感想ですみません。 でもやっぱり読書は楽しい。
ところでこの本は、『昨夜のカレー、明日のパン』 について調べていた時、そこから本屋大賞ノミネート作に行き着いて知ったのですが、本屋大賞というのもどうなのかなー、となんとなく思ったりします。
おもしろい本を探す目安にはなるのですが、書店員の方にはどの本にも平等に愛情を注いで販売してほしいと思います。
2014年04月20日(日)   No.3606 (本)

『祈りの幕が下りる時』
昨日市立中央図書館で借りてきた東野圭吾さんの 『祈りの幕が下りる時』 を読みました。
ただただ切ないです。 とても切なくて、とても悲しい。
読んでいる最中は、いったいどんな風に落ち着くのかがまったく想像できませんでした。
そして読み終わった今は、ただただ切ないです。 明日に備えて早く気持ちを切り替えなくては…と思っているのですが、なかなか難しそうです。 はぁ…。
2014年04月13日(日)   No.3600 (本)

『昨夜のカレー、明日のパン』
大学の中央図書館で借りている木皿泉さんの 『昨夜のカレー、明日のパン』 を読みました。
Amazon の内容紹介に 「悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだ----7年前、25歳で死んだ一樹。 遺された嫁のテツコと一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフの何気ない日々に鏤められたコトバが心をうつ連作長篇。」 と書かれていたので、「ものすごく切ない話だったら嫌だな…」 と思いながら読み始めたのですが、むしろその逆で終始ニヤニヤしながら読み進めました。
嫌な人が1人も出てこなくて、流れている空気がとっても緩やかで、読んでいてとても幸せで優しい気持ちになる小説でした。
テツコとギフの関係がすごく自然で素敵なので、そこにテツコの恋人の岩井さんが加わったらその関係が壊れてしまうんじゃないかと心配になって、「悪いけど、岩井さんは身を引いて!」 と思っていたのですが、3人でも特にその空気は損なわれることがなく、意外とギフと岩井さんの関係も微笑ましくて、ほんわかと癒やされました。
ずっとニヤニヤしていたけど、最後の最後にじんわりときて、少し涙が出てきました。
東広島市立図書館では予約数が21件ですが、広島市立図書館では予約数が251件です。 どっひゃーっ。 でもどんなに待ってでも、読む価値のある1冊だと思います。
ちなみに広島大学図書館の予約は1件。 学内の皆さん、穴場ですよ。 明日返却しまーす。
2014年03月11日(火)   No.3563 (本)

ジウ
本祭りの週末、市立図書館で借りている誉田哲也さんの 『ジウ I 〜 III』 を読みました。
最初のうちは今泉警部や日下班など 『ストロベリーナイト』 とリンクしている名前に 「そうか、警視庁だからいてもおかしくないんだ、ふふふ」 と楽しんでいたのですが、物語が進むにつれてそんな余裕はなくなってきました。 息もつかせぬ展開というか、先が気になって仕方がない、そんな小説でした。 途中、ふとジェフリー・ディーヴァーの作品を読んでいるような錯覚を覚えたりもしたのは、ちょっとキネシクスっぽい表現があったからかもしれません。
読み終わった後は、切なさが残りました。 ラストは読みながら泣いてしまった。 この展開からまさか泣くことになるとは夢にも思わなかった。 この切なさは何なんだろうなぁ、一体…。
それにしても (ちょっと気分を切り替えてみる)、伊崎基子の性格の悪さときたら…。 ガラが悪いのはともかく、自分が気に入らない人間が足を切断するような重傷を負ったと知って 「ざまあみろ」 と思う感覚はどうしても理解できませんでした。 あの場面ですっかり嫌いになった。 だからと言って、門倉美咲に肩入れする気もないのですが。
読んでいる側にこういう感情を抱かせるのも、文章のうまさ故だと思います。
3冊を週末に読み切るのは難しいかな? と思っていたけれど、昨日迷いながら河内こども図書館まで 『ジウ III』 を借りに行って良かった (中央図書館の 『ジウ III』 は貸出中)、借りていなかったら先が気になってモヤモヤして過ごしたと思います。
本当にのめり込んで読んでしまったのでしばらくこの世界から抜け切れないかもしれませんが、早く気持ちを切り替えて他の本を読まなくては…です。
2013年09月08日(日)   No.3354 (本)

『夜の国のクーパー』
伊坂幸太郎さんの 『夜の国のクーパー』 を読みました。
おもしろかった…。 ものすごく充実した満足な気持ちで読み終えることができました。
伊坂幸太郎ワールド全開。 「あ、この言い方、前にもどこかで読んだな…」 と考え、少しして 「あ、『ゴールデンスランバー』 のあの場面だ」 と思い出してすっきり。 でもそういうのを読んで 「ワンパターンだな」 と思わせず、「伊坂幸太郎節だな」 と思わせるのが流石だと思います。 妙に落ち着く。
内容は、大人のファンタジー (だと思う)。 冒頭に近い部分で、「ぷぷぷ、○○○○みたい」 と思わせる場面があるのですが、それが伏線だったことに終盤で気づいて、「本当に○○○○だったのか!」 とビックリ。 そしてすっきり。 思えば終盤のそのシーンの少し前にもそれに関する伏線があった。 この巧みな伏線の張り巡らし方も健在。 読んでいて安心します。
舞台が仙台から船で出かけてたどり着いた島ということで、なんとなく 『オーデュボンの祈り』 を彷彿とさせるところもありました。 大人のファンタジー小説 (勝手にそう思っているだけですが) という点では共通している。 久しぶりに 『オーデュボンの祈り』 を読みたくなりました。
あぁ、本当におもしろかった。 しばらくこの余韻に浸ってしまいそうです。 トム君に会いたいなぁ…。
2013年05月12日(日)   No.3237 (本)

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