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2008年10月12日(日)
『トウキョウソナタ』
2008年09月21日(日)
『マンデラの名もなき..
『純喫茶磯辺』
2008年09月14日(日)
『接吻 Seppun』
『闘茶 tea fight』
『グーグーだって猫で..
『たみおのしあわせ』
2008年08月24日(日)
『イースタン・プロミ..
2008年07月30日(水)
『クライマーズ・ハイ..
2008年07月20日(日)
『百万円と苦虫女』

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『トウキョウソナタ』
トウキョウソナタ』 を観ました。 2ヶ月連続のキョンキョンの映画です。
ネタばれありんす。

それぞれに問題を抱えている家族の物語なのですが、一番深刻なのは、やはりリストラされたことを言えずにいるお父さんでしょうか。 自分だって家族に内緒にしていることがあるのに、米軍に入隊する長男を殴り、内緒でピアノを習っていた次男を殴り、「そういう自分が一番ひどい秘密を抱えてんじゃん!」 と突っ込みたくなった。 「家族を守るために入隊する」 という長男に 「家族を守るのは俺の仕事だ!」 と言い、ピアノを習っている次男には、理由も告げず 「ピアノだけは絶対に許さん!」 …そんなんじゃ家族はバラバラになるって。
キョンキョン扮するお母さんは、なんとか子どもを守ろうとするんだけど、やっぱりどこか甘い。 でも、なんか 「良いな」 って思った。 長男に 「離婚しないの? まだまだイケると思うんだけど」 なんて言われるお母さんって、何か良いじゃん。
長男が入隊して中東に行き、次男は父親に無理矢理ピアノを辞めさせられて崩壊状態の家族が、お母さんが役所広司さん演じる泥棒に人質にされ、お父さんが車にはねられてからなんとなく再生するのがおもしろかった。 お父さんは車にはねられたんじゃないのかな? はねられたら歩いて家に帰れないよね。
役所さんが出てきてからは、突然コメディになったのかと思うほどの笑いの連続。 役所さん、素敵だなぁ。
泥棒のくせに、人質になって運転するキョンキョンに 「今ウィンカーを出さなかっただろ」 と責めたりして、「そんなこと言える立場か!」 って感じ。 その後間違ってワイパーを動かすキョンキョンに、「それはワイパーだろ!」 と突っ込むのもおもしろかった。 役所さんは終始コミカルだったんだけど、やっぱり最後は死んだんだろうか? 盗んだ車で海に突っ込んでしまったのかなぁ。 そこまでしなくても良かろうに…。
どうして家族が再生してしまったのかはよくわからなかったけど、終わり良ければすべて良し…か? お父さんとお母さんが揃って次男の音楽大学付属中学の受験を見学に行っていたのが良かったなぁ。 「この家族は大丈夫だ」 と偉そうに思ってしまいました。
…なんかとりとめのない文章でまとめられそうにないので、この辺で。
おもしろい、良い映画でしたよ。
2008年10月12日(日)   No.1602 (映画)

『マンデラの名もなき看守』
マンデラの名もなき看守』 を観ました。 こっちが今日のメイン。
実話を基にした映画、ということでかなり期待していたのですが、その期待を裏切らない良い映画でした。 ネルソン・マンデラ役の俳優さんが良かったなぁ、ものすごくはまってました。 本当にすごく良かった。
映画を観ている最中は、アパルトヘイトに対する怒りで本当にむかむかしてしまった。 「黒人はテロリストだ」 というような表現が多々あったのですが、もともと住んでいた黒人の権利を剥奪して我が物顔に振る舞う白人の方がよっぽど悪人です。 何なんだ、本当に。 思い出しても腹が立ちます。
囚人として収容されているマンデラ氏を担当することになった、ジョセフ・ファインズ演じる看守は、マンデラ氏を人間として対等に扱った結果 「クロびいき」 だなんて呼ばれて不当な扱いを受けるし、納得いかないことばかりです。 でも、彼が正しい心を失わないでいてくれて、本当に良かったと思います。 彼の家族もだんだん何が正しいかということに気づいていくんですよね、観ていてそれがうれしかった。 成人して看守になった息子もマンデラ氏に大いに影響を受け、尊敬の念すら覚えていたように思います。
最初、「マンデラはテロリスト」 と罵っていた看守の奥さんが、テレビでマンデラ氏の娘の演説を聞いて、「いい演説ね」 と言い、マンデラ氏が釈放された時、刑務所の門の外で待ちかまえて 「ミスター・マンデラ! ミスター・マンデラ!」 と呼びかける姿を観て、うるっときてしまいました。 しばらく涙が止まらなかったなぁ、思い出してもうるっとしてしまいます。
映画全編を通じてのネルソン・マンデラ氏の言動を観て、先日の 『篤姫』 での勝麟太郎の 「力ではなく心で人を動かす」 という言葉を思い出しました。 いつの時代にも通じることなのだと思います。 この映画の中では、看守の奥さんがその象徴だったように思います。
本当に良い映画でした。 広島での上映は2週間限り (〜10/3) です。 観ようと思われている方は、お見逃しのないようにご注意ください!!!
2008年09月21日(日)   No.1584 (映画)

『純喫茶磯辺』
純喫茶磯辺』 を観ました。 何と言うか…、まぁ、あまり内容のない映画?
以前 『王様のブランチ』 の映画コーナーで、『闘茶 tea fight』 と 「お茶 vs コーヒー」 として比較する企画で紹介されていて興味を持ったのですが、まぁ…どちらもあまり内容がない点では似ているかと思います、はい。 毒舌すんまそん。

宮迫博之さん演じるダメ親父と仲里依紗ちゃん演じるしっかり者の娘を中心とした映画なのですが、仲里依紗ちゃんが可愛かった。 仲里依紗ちゃんの可愛らしさを楽しむ映画、ということにしましょう。 あと、麻生久美子さんの美脚を楽しむ映画、かな (おいら、変態か?)。
あのロリコン変態作家は、本当はどういう素性の人だったんですかね? 何かわかるかと思ったのですが、結局うやむやになってしまった。
あと、常にマスターと間違えられるミッキー・カーチスさん演じる常連男性も、どうして常に間違えられるのか全然わからなかった。 そんなに間違うことかー?って感じです。
そんなに笑うところもなかったな。 プラスなことが何一つ言えず、すみません。 あ、仲里依紗ちゃんは本当に可愛かったっす。 今後の活躍に注目です。
2008年09月21日(日)   No.1583 (映画)

『接吻 Seppun』
接吻 Seppun』 を観ました。 この映画を1日の最後にして良かった。 最初に観たら、1日ずっと引きずってました、たぶん。
何と言っても、小池栄子ちゃんの演技がすごかった! 「栄子ちゃん」 なんて言っては失礼ですね、「栄子さん」 です。 本当にすごかった。
狂気、と言うのか、凶気、と言うのか、鬼気迫るものがありました。 この演技に賞を与えなくて、どうする!? って思いました、本当に。
何と言えば良いのか………本当に怖かった。 小池栄子さん演じる京子の狂気が怖かった。
ラストシーンは早い段階で予想できたのですが、「こういう展開になるのだろう」 と思っていても、やはり怖かった。 「予想どおりにならないでほしい…」 と思いながら観たけど、やはりそのままだった。
ラストまで観て、タイトルの 『接吻 Seppun』 の意味がわかったような…いや、わからないような…。 あの 「接吻」 に意味はあったのか? 狂気に包まれた、衝動的な 「接吻」 であったのか? 重い…重すぎます。
…ダメだ、思い出したら考え込んでしまいます。 重すぎます、この映画は。 本当に今日1本目ではなく、最後の映画で良かった。
でも、京子のように凶悪犯罪の犯人にある種のシンパシーのようなものを抱いて、それが恋心に化けていってしまう人は実際にもいるのだろうな、と思いました。 それが間違っているかどうかはわからないけれど、何と言うのか、おそろしいことだとも思う。 あー、うまく言えない。
本当に重い映画でした。 でも、サロンシネマでの公開が決まってからずっと観ようと思っていた映画なので、観て悔いなし。 悔いなしどころか、観て良かった。 すごかった、本当に。
サロンシネマ2で、1週間限定公開の映画です。 興味をもたれた方は、お早めに映画館へ Go!

帰りの車の中では、極力この映画のことは考えないようにして、『たみおのしあわせ』 のことを考えて、くすくす思い出し笑いしてました。 そのくらい小池栄子さんの狂気がすごかった。 …日記を書いて、また思い出しちゃったよ。

…えぇ〜っ、もう2時!? 今日の日記は、全部書き終えるのに1時間半かかったよ…。
2008年09月14日(日)   No.1577 (映画)

『闘茶 tea fight』
闘茶 tea fight』 を観ました。 これは…全国公開系ではないのか? じゃあ、ネタばれしても良いかな。

ネタばれと言うのか何と言うのか、内容はないよ (ダジャレでスマソ)。 心に残るような内容は皆無。
良く言えば、親子の絆の再生の物語だったり、運命に引き裂かれた恋人がお互いを見つめ直す物語だったりとあれこれ言えるのですが、何と言うか詰め込み過ぎなのか、どれも中身が薄い気がした。 戸田恵梨香ちゃんは可愛かったし、今回初めて観たヴィック・チョウもかっこよかったのだけど、まぁ…ねぇ…。 内容はないよ (きっぱり)。
うとうともせずまじめに観たのですが、「…何が言いたいの?」 って思ってしまいました。 まぁ、うとうとしなかったってことは、退屈でもなかったのだとは思うけれど。
内容はともかく、中国茶の嗜み方を観ることができたのは楽しかったです。 美味しい中国茶が飲みたいな。 …あ、I 先生の台湾土産のお茶があった気が…。

ちなみに、これを含めてこのあと2本の映画に江口のりこさんは出ていませんでした。 日本一の売れっ子女優ではなかったっぽい。
2008年09月14日(日)   No.1576 (映画)

『グーグーだって猫である』
続いて 『グーグーだって猫である』 を観ました。 グーグーの可愛らしさに癒された!
この映画は全国公開系なので、ネタばれに注意!!!





これも先に観た 『たみおのしあわせ』 同様、ちょっと大人の悪ふざけでは? と思う展開が多々ありました。 まぁ、それもおもしろかったんだけど。
先にも書きましたが、グーグーが可愛かったぁ〜。 観ているだけで、とろけそうになりました。 猫は飼ったことないけど、ちょっと飼ってみたいなと思った。 でも、素人には無理なので、fbさんのサイトやたまにのぞく猫を飼っている方のブログで我慢我慢。 アパート住まいですしね、猫は飼えません。
映画は、猫のグーグーとキョンキョン演じる漫画家麻子先生の日常。 そして、加瀬亮くん演じる青自さんと麻子先生とのちょっとした恋の物語。
加瀬亮くんも良かったー。 セリフの1つ1つに、麻子先生同様 「キュン」 としてしまいました。 欲を言えば、麻子先生と青自さんの恋の行方がもう少し丁寧に描かれていたら、もっと良かったかな。 「結局どうなったんだろー」 ってちょっと気になってしまいます。 …はっ、監督の思うつぼか?
ところどころに、突然マーティ・フリードマンの英語の説明なんかもあったりして、一風変わった映画ではありました。 麻子先生が入院した時にマーティ・フリードマンが出てきた場面では、内心 「死神かよっ!」 と突っ込んだのですが、直後に自分で 「死神です」 と名乗ったので、ビックリした。 そのままかよっ!
『たみおのしあわせ』 にも出演していた江口のりこさんが、この 『グーグーだって猫である』 にも出演されていたので、ちょっと吹き出しそうになってしまいました。 「実は日本一の売れっ子女優なのか?」 とか思ってしまった。
さて、この後に観る2本の日本映画に、彼女は出ているのか!?

あと、これまでも何度も日記に書いていますが、私はキョンキョン大好き! 『トウキョウソナタ』 も絶対に観るよ。
2008年09月14日(日)   No.1575 (映画)

『たみおのしあわせ』
たみおのしあわせ』 を観ました。
ものすごく久しぶりのオダジョーの映画です。 『転々』 以来だから…10ヶ月ぶり? 今年はこの映画1本だけなのかなぁ、オダジョーは。 去年は4本?観たのにね。
岩松了監督作品だけあって、予想どおりの脱力系映画。 時折 「くすっ」 とか 「ふふふ」 と笑う場面が盛りだくさんです。
冒頭から、新しい靴を買うじゃ買わんじゃで、デパートの屋上で原田芳雄さんとオダジョーが親子ゲンカ。 いきなり笑える。 しかも、新しい洋服をお父さんが購入したらしいので、「たみお (オダジョー) ってニートなの?」 って思ってしまう。 後にたみおがちゃんと働いていることがわかるのですが、あの髪形と言い服装センスと言い、ニートだと思うよなー。 ニートで結婚だなんて、どないやねん!?と思ってしまいましたよ、あたくしは。
原田芳雄さん演じる父親は、息子のたみおより全然色気があったなぁ。 瞳が婚約者のたみおより、父親に惹かれるのも無理はない。 って、瞳はファザコンのきらいもありますが (おっと、私もファザコンか?)。
本編以外の部分では、大竹しのぶさんが自転車に乗れることにビックリ。 あと、自転車に乗ったまま方向転換できることにもビックリ。 …失礼すぎますか? でも驚きませんか、実際に観たら。 あと、携帯依存症の忌野清志郎さんにもウケた。 清志郎さんの友人役で、岩松監督も出演してましたね。 「キター!」 って感じでした。
そんなこんなで小ネタはとってもおもしろい映画でしたが、ラストは 「はぁ〜???」 でしたよ。 最近読んだ映画のレビューで 「映画 『卒業』 みたいなラスト」 というのがあったのですが、それはこの 『たみおのしあわせ』 だったのか! って感じ。 でもね、これは本当のネタばれじゃないと思う。
本当のネタばれはここから。 これから 『たみおのしあわせ』 を観ようと思ってらっしゃる方は、絶対に読まないでくださいね。 「うっかり読んで、おもしろさが半減した」 と言われても、責任はとれません。 観る予定のない方は、ドラッグして読んでください。
ネタばれここから 「映画 『卒業』 よろしくのラストシーンですが、たみおの結婚式から手に手を取り合って逃げ出すのは、たみおとお父さんなんですよ! "はぁ〜〜〜?" って思うのも、納得じゃありませんか?」 ネタばれここまで。
思い出してもおかしいです。 今日1本目の映画なので、観たのがものすごく前のような気がしますが、思い出してはくすくす笑ってます。
2008年09月14日(日)   No.1574 (映画)

『イースタン・プロミス』
イースタン・プロミス』 を観ました。
ネタばれがあるので、ちょっと改行します。 が、改行程度ではどうにもならないところは、伏せ字 (マウスでドラッグしてください) にします。





怖かった…、すごく怖かった。 だって、冒頭がいきなりナイフで喉をかき切るシーンですよ。 思わず、ピクッとしてしまいました。 その後も、何度もビクッとするシーンがありました。
ストーリーは、サロンシネマのサイトから引用すると 「病院で子供を産み落として死んだロシア人少女。 助産婦は残された手帳から身元を捜そうと知らずにロシアン・マフィアの世界とかかわる。」 な感じで、助産婦アンナ (ナオミ・ワッツ) とロシアンマフィアの運転手ニコライ (ヴィゴ・モーテンセン) を中心に回っていきます。 このニコライが、マフィアの運転手をしている割に優しいのです。 アンナのバイクを修理してあげたり、マフィアのボスのバカ息子に命じられて関係を持った売春婦の女の子に 「絶対死んだりするなよ」 と声をかけたり。 「なんでこんなに優しいのに、マフィアの運転手なんてしているんだろう…」 という疑問を持たせつつ (勝手に持ちつつ) 映画は進んでいく。
マフィアのボスから、死んだロシア人少女が残した手帳 (日記) を翻訳したアンナの伯父を 「秘密を知られたから消せ」 と命じられて、ニコライがその伯父を見張っているシーンがあっても、なぜか 「殺したりはしないだろう」 と思うんですよね。 実際殺さず、スコットランドのホテルに匿っていたみたいですが。
マフィアのボスから、バカ息子の代わりに敵に売られて、公衆浴場で死闘を繰り広げた後に (ニコライはタオル一枚の丸腰で、相手は2人組でナイフ持参、ずるい!!!)、病院に送られた後、お見舞いにきた男性との会話の中で、ニコライが覆面捜査のためにロシアンマフィアの組織に潜り込んでいる FSB (ロシア連邦保安庁らしい) の捜査員だとわかって、「それでかー!」 とニコライが優しい理由がわかってすっきり。
途中ボスのバカ息子がニコライに 「この間お前が関係を持った売春婦が警察に逮捕された」 というシーンがあるのですが、あれも逮捕ではなく保護だったんですね、きっと。 別れ際ニコライが 「死ぬなよ」 と言いながら、お金と何かカードのようなものを渡していたので、そのカードが何かの鍵になっていたのでしょう。 すっきりすっきり!
ボスのバカ息子も、ボスである父親にロシア人少女が産んだ赤ちゃんを攫って殺せと命じられていたのに、どうしても殺せなくて、「本当はこの人も優しいんだな」 と思った。 優しいが故に、マフィアという組織に属することに耐えられなくて、酒に溺れてバカげた言動を繰り返していたのではないかと思います。 そして、それを救ったのもニコライ。 うぅむ。
最終的にそのボスが逮捕されたというシーンも出てこないし、何も変わらないように見えるのですが、スコットランドに匿われていたアンナの伯父が戻り、アンナは件の赤ちゃん (たぶん) を引き取って幸せに暮らし、ニコライはボスが経営してたレストランでお酒を飲むシーンで終わるので、おそらくうまくボスを逮捕して、ニコライが組織を束ねる立場 (表向きだけですが) になって万々歳ってハッピーエンドなんじゃないかな? と勝手に想像しています。 そうでないと、報われない。
いやー、本当に怖い映画でしたよ。 って、「ニコライが優しい」 しか書いてない私の感想では伝わらないと思いますが、観たのが昼で良かったと思いました。 夜観たら、帰るのが怖いですもん。 駐車場に行くまでに背後からマフィアに襲われるんじゃないかと思ったりして、怖い恐い。
それから、ニコライ役のヴィゴ・モーテンセンが素敵だった〜。 色気があるけど、いやらしくなくて良かったです。 彼が出ている他の映画も観てみたいと思います。 いやー、惚れた。
2008年08月24日(日)   No.1553 (映画)

『クライマーズ・ハイ』
クライマーズ・ハイ』 を観ました。
フィクションとは言え、実際に起きた航空事故を題材にした映画なので、やはり重いです。 観る側も軽い気持ちで観てはいけない、という気がします。
以前 NHK で放送されたドラマを観ているので、なんとなく内容はわかっているつもりでいたのですが、わかっているのに何度も何度もドキドキし、2時間半という長さをまったく感じませんでした。 さすがに終わった後はお尻が痛かったですが。
23年前、自分もリアルタイムで成り行きを見守っていた事故なので、簡単に映画の感想を述べることはできないなぁ…というのが本音です。 ドラマも今回の映画もですが、「遺族の方たちはこの作品のことをどのように考えているのだろう」 と考えてしまいました。 うまく言えませんが、こういう形で表現されることは辛いことかもしれないけれど、風化させないことも大切なことなのではないかと思います。 …うーん、重いな。
だんだん重くなってきたので (気のせい?)、ちょっと軽い感想を (1本の映画として、だけの感想)。
笑わない堺さん、すごく良かったです。 山崎努さんは、相変わらずエロジジイ役が似合いますね。 でも、セクハラ云々のくだりは必要なかったかも? という気もします。 原作にあるのかな? なんかあの部分だけ大きく浮いていた気がします。

ここからはちょっと愚痴です。
よく行くサロンシネマ&シネツインではあまり感じないことなのですが、地元の映画館の観客はマナーが悪い方が多いように思います。
今日も周囲の迷惑を一切考えていないような大きな咳払いを何度もする方がいました。 が、一番ひどかったのは、同じ列に座っていたおばさん (あえてこう書きます) です。
映画が始まってからずーっとレジ袋をかさかさ言わせながらむしゃむしゃ何かを召し上がっていたのですが (その音もうるさいので、何度かアピールのためにそちらを見た)、食べ終わったらあろうことかいびきをかいて眠り始めたんですよ。 何しに来たの? って感じです。 百歩譲って、寝ても良いけどいびきはかくな。 決して眠くなるような映画ではなかったんですけどね。
今日は下駄を履いていたのですが、その下駄で頭を殴ってやりたい衝動に駆られました。 本当にひどい。
何かを食べながら映画を観るのは確かに楽しいことですが、人に迷惑をかけるような音を立てての飲食行為は、映画上映前、遅くとも予告編の間に終えてほしいと思います。
そして、映画館でいびきはかくな。
2008年07月30日(水)   No.1525 (映画)

『百万円と苦虫女』
はしごで 『百万円と苦虫女』 を観ました。
ネタばれあります。 ご注意ください





何と言うか、ちょっと変わった雰囲気の映画だったかな。 先に観た 『歩いても歩いても』 同様、時折笑える映画でした。 蒼井優ちゃんがとってもキュートだった。
百万円貯まると別の場所に移り住む鈴子と、それを取り巻く人たちの物語なのですが、どこに行っても良い人たちに巡り合うんですよね、鈴子は。 でもいつも苦虫を噛み潰したような困った顔で笑っている。 その気持ちもなんとなくわかるような気がする。
海に行けば海の家で 「かき氷を作る才能がある」 と誉められ、山に行けば桃農家で 「桃をもぐ才能がある」 と誉められる。 でもそのどちらも日常生活にはさほど必要のない才能なのが、おもしろい。 街では…特に才能は誉められなかったっけ?
街のホームセンターで出会った中島くんと恋に落ちて、それまでの海での生活とも山での生活とも違う時間が流れるのが新鮮。
中島くんが鈴子に初めて借金をする場面で、「あれ? これってもしかして?」 と思うのですが、次々に借金を重ねるので、「あれ、違ったか。 金目当ての男だったのか?」 とちょっとガッカリ。 でも最終的に、最初に思ったことが正しかったことがわかってほっとするのですが、鈴子は誤解したまま中島くんの元を去ろうとして観ているこっちも焦る。
誤解を解こうとして中島くんが自転車で必死に追いかけるのですが、途中鈴子が寄り道したせいで追い抜いてしまい、結局すれ違い。 最後の最後に 「あ、お互い気づいた!?」 と観ている私たちをほっとさせておきながら、鈴子が 「来るわけないか」 と呟いて終わりって、どういうことじゃーっ!!!
エンドロールの後に、もう1シーンあるんじゃないかと期待してしまいました。 が、何もありませんでした。
あーあ、鈴子には幸せになってほしいなー。 ということで、映画には描かれていないその先のシーンを勝手に妄想しています。 あと、鈴子の弟の未来にも幸あれ! (弟と中島くんが微妙に似ている気がした、顔がね。)
2008年07月20日(日)   No.1514 (映画)

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