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2009年12月12日(土)
『ヴィヨンの妻 〜桜..
2009年11月22日(日)
『コネクテッド』
2009年10月27日(火)
『わたし出すわ』
2009年10月21日(水)
『クヒオ大佐』
2009年10月11日(日)
『空気人形』
2009年09月27日(日)
『人生に乾杯!』
2009年09月26日(土)
『南極料理人』
2009年09月22日(火)
『殺人の追憶』
2009年09月12日(土)
『女の子ものがたり』
『プール』

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『ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』
ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜』 を観ました。
以前上映された時には見逃していたのですが、今日からサロンシネマで上映が始まったので、観に行きました。 サロンシネマさん、ありがとう。

きれいな映画でした。 映像もきれいだけど、人の心や言葉遣いもきれいでした。 無くしてはいけない美しい日本のあるべき姿が映されていたような気がします。 って、おおげさですが。
松たか子さんが本当にきれいだったなぁ。 健気に夫に尽くす妻、でもその夫は放蕩三昧。 今の時代なら 「離婚しちゃえ!」 で終わりそうな話ですが、当時 (戦後間もなく?) では無理なんでしょうね。 どんなにひどいことをされても耐えるんですよね…。 私だったら夫に一発お見舞いしても気が済まんわ! って感じです、本当に。 何度も 「ここでひっぱたいちゃえ!」 と思う場面がありましたが、じっと我慢の妻であった。 ま、耐える妻が美しいんだろうなぁ。 旦那さんも浮気三昧だけど、一番好きなのはやっぱり奥さんなんだろうなぁ、結局いつも帰ってくるんだから。 そういうのはなんとなく良いですね。
最後に一緒にサクランボを食べるシーンが良かったですね。 結局あれで奥さんは夫のことを許してしまい (他の女性と心中未遂を起こしたってのに!)、また元の生活に戻るのでしょう。 でも家に帰ってきてくれたら、それだけで幸せなんだろうな。 人の幸せって、人それぞれ違いますもんね。
私には絶対に無理だけど、わからないでもない幸福観ではあります。

それにしても戦後間もない頃って、お金も物資も乏しいはずなのに、みんな元気なんですよね。 不況の今、当時の人たちの生き方を見習うべきなんじゃないかなーと思ったりしました。 頑張りたいものですね、本当に。
2009年12月12日(土)   No.2014 (映画)

『コネクテッド』
コネクテッド』 を観ました。
ネタばれあります。 ご注意ください。
…あ、でもハリウッドのリメイクだから、そこまで気を使うこともないのかな?





「最近サロンシネマ&シネツインに行ってないなー、何かおもしろい映画はないかなー」 と上映スケジュールを見ていたらこの映画があったので、「どんな映画かな?」 とリンクをクリック。 「香港映画? あー、ハリウッドのリメイク? へー、めずらしいねー、逆はよく聞くけどねー。 えっ、ニック・チョンが出てるの!? 観よう、これ!」 と即決。 鑑賞の決め手は、ニック・チョンです。 トップページにニック・チョンがいなかったら、絶対観てないですよ。
さて、映画についてですが、怖かったーっ!!! 思わず太字にしてしまうほど怖かったっす。
何から書けば良いんだろう…。 まずカーアクションがすごくて、ぶるぶる震えてしまいました。 本当にすごかった。 全員無事だったんだろうか? 「香港映画、すげーっ!」 と叫びたくなるほどすごかったです。 ホント怖かった。 …夢に見そうでちょっと怖い。
誘拐された女性 (グレイス) が、一体なぜ誘拐されたのかがわからないことも怖かったです。 吉川 (晃司) くん似の悪党が何を探しているのかわからない上に、簡単に弟の友達が撃ち殺されて、その訳のわからなさに異様な恐怖感がありました。
それ以外にも全体を通して恐怖の連続なのですが、何より一番怖かったのは、吉川くん (似) 率いる悪党たちが空港で逮捕されて、これでようやく安全になった…と思った瞬間、警察幹部の裏切りが発覚して、また全員が人質状態になった場面。 よくあるパターンだとは思うのですが、ぞわーっと鳥肌が立ちそうなくらい怖かったです。
そこで活躍したのが、我らがニック・チョンですよ! 本当にニック・チョンがかっこよかった! このシーンだけではなく、全体を通じてすごく良い味を出していました。 映画中何度 「ニック、早く気づいて駆けつけてー!」 と思ったことか。 ニックが来てくれたら何とかなるかも! という根拠レスの安心感がありました。 『ブレイキング・ニュース』 の影響かもしれません。
こんな恐怖の連続の映画なのに、最後は感動の嵐。 意外にもまた泣いてしまいました。
グレイスからの電話を偶然受け、彼女たちを救出するために力を尽くしたアボンにニック・チョン扮する警察官が話しかけるシーン、アボンを嘘つきだと、約束を守らない父親だと軽蔑している息子がアボンの活躍をニュースで知り、「僕のお父さんだ!」 と叫ぶシーン、そしてグレイスがアボンに気づきお礼を言うシーン。 あぁ、どれも感動的でした。 グレイスがアボンに気づかないまま終わってしまうのかと思ったので (まさか、そんなことはないだろう…とは思ったけど)、2人が直接顔を見て話すことができて本当に良かった。
あ、あとアボンが悪党が消去した悪事の証拠ビデオの映像を携帯に取り込んで、「今から警察に送るぞ」 と吉川くん (似) を脅すシーンでは、思わず拍手してしまいました。 映画館なので音が出ないよう小さくですが、本当は大きな音で拍手したかった。 あのシーンは痛快でした。

それにしても、アボンは不死身だなー。 最初のカーアクションで死んでいてもおかしくないですよ、本当に。 それに本当に良い人だなぁ。 良い人に電話が繋がって良かったね、グレイス…って気分です。

途中ニック・チョンの首の絆創膏が縦になったり横になったりしたのが気になりました。 気のせい? 最初横に貼られていたのが、途中縦になったり横になったりして、最終的に縦になった気がするんだけど。 んー、これは気になるので、DVD で確認したいと思います。 たぶん買わないので、レンタルで。

…なんとも上映館が少ないなぁ。 こんなにおもしろい映画なのに、ぶぅー。
2009年11月22日(日)   No.1997 (映画)

『わたし出すわ』
わたし出すわ』 のレディース試写会に当選したので、一足お先に観せていただきました。
ネタばれあります。 ご注意ください。





サロンシネマ&シネツインで何度となく予告映像を観て、「マヤはどうしてそんな大金を持っているのだろう? きっとそれも映画の肝なんだろうなぁ」 と思っていたのですが、その疑問は先日の 『チューボーですよ!』 での小雪さんの 「〜でお金を儲けた女性」 の一言であっさり氷解。 「えっ、そんなことをしゃべっても良いんですか?」 と思ってしまいました。 なので、ここには書きません。 映画の中でもはっきりとは語られていないし、公式サイトにも書かれていないので (小雪さんはくっきりはっきりおっしゃいましたが)。
なんか…私は好きです、この映画。 何て言えば良いのかわかりませんが、全体に漂っている空気感が好きです。 「どうしてサキがあのホストに殺されたのか?」 という細かい疑問は残るのですが、まぁそれはそんなに重要なことではないのだろうなぁ…と流すことにします。 …人が1人殺されてるのに、ね。
どのシーンも良かったのですが、私は川上くんの家のシーンと小池栄子ちゃんとのやり取りのシーンが特に好きです。 どちらも人の温かさが感じられて、心が和みました。 小池栄子ちゃん、良いなぁ、うん。
この映画を観て思ったのは、「世界で一番大切なのは、お金ではなく人の言葉」 と言うこと。 これはかなり心に響きました。
そう感じたこともあり、ラストシーンにはかなりうるっときてしまいました。 でも、周囲のどなたも泣いてなさそうだったので、ぐっと我慢。 が、劇場を出た後、急激に涙がこみ上げてきて、「こんなことなら劇場で泣いておけば良かった…」 と激しく後悔しました。 上を向いて堪えましたが。
ラストのあの一言をマヤはずっと聞きたかったんだよなぁ、それを聞くことができて本当に良かった…。 本当に言葉は大事です。 私も言葉を大切にして生きていかねば…。

あ、この映画も主題歌が良かったですよ。

今回の試写会のスポンサーはドコモでした。 入口で 「生活便利BOOK」 というリーフレットをもらったのですが、背表紙に取ってつけたようにドコモダケのシールが貼ってあったので、「誤植?」 と思って裏から透かして見てしまいました。 が、何も見えず。
上映前に地元のローカルタレントからドコモの紹介があり、「プレゼントもあります。 5名様にドコモダケの携帯クリーナーをプレゼント」 と言うので、「まさか、ジャンケン大会をやるわけではあるまいな? 別にいらんし」 と思っていたら、続けて 「入口でお渡ししたリーフレットの最後にドコモダケのシールが貼ってある方が、当選です」 とな。 …オレオレ、それ、オレオレ。
というわけで、また小さなところで運を使ってしまいました。 せっかくなのでいただいて帰りましたが、ビミョーです。
2009年10月27日(火)   No.1975 (映画)

『クヒオ大佐』
クヒオ大佐』 を観ました。
ネタバレあるかも。 ご注意ください。

今日は同僚に 「5時ダッシュします!」 と宣言していたのですが、ポスプリのトラブルが相次ぎ、午後3時半の時点で 「5時ダッシュは無理」 と判明。 「映画を観に行くのを楽しみにしていたのに…」 とちょっと泣きそうな気分になったのですが、「いや、でもできるところまでやってみよう!」 と考え直してポスター印刷を頑張り (印刷するのはプリンターですが)、予定より20分オーバーで職場を飛び出し、なんとか上映開始10分前に映画館に到着することができました。 あきらめなくて良かったー。
…といきなり余談から始まりましたが、映画は 「くっだらなーい!」 って感じでした。 あ、けなしているわけじゃないですよ、でも本当にくだらないんですよ、クヒオ大佐の詐欺師っぷりが。 「今日は観られないかも…」 と泣きそうになっていた自分が情けない。
映画が始まってからしばらくの間は、ぶっちゃけ退屈でした。 でも、クヒオが騙すお弁当屋の社長 (松雪泰子さん) の弟役の新井浩文くんが出てきてから、めちゃくちゃおもしろくなりました。 元々新井浩文くんのことが好きなので、出てくるだけでもテンションが上がるのですが、ボケのクヒオと突っ込みの新井くんの構図がしっかりできていて、ものすごくおかしかったです。 しかも同じボケを2回繰り返すし。 新井くんがにこりともせずに突っ込むのが最高! でした。 最後までかっこ良かったなぁ、新井くん。 新井くんには 「アメリカ人じゃない」 ってバレているのに、要求されたお金をわざわざドルに両替して渡すクヒオもおかしかった。 ボケ倒すなぁ〜。 それに対する突っ込みも秀逸でした。
随所に小ネタが満載なのですが、詐欺師のクヒオを逆に騙そうとしたホステスが、別件で聞き込みに来た刑事にクヒオを売ろうとする場面での 「あれがクヒオ中佐か」 「あら、今は大佐よ」 という刑事とホステスの会話がツボでした。 クヒオ、出世したんだ…、勝手に出世。
それにしても、どうしてあんなに胡散臭い詐欺師に騙されちゃうんですかね。 騙された女性達が、自分が騙されていることに気づくシーンはちょっと悲しかったです。 どうせだったら騙されたままの方が幸せなのかもしれないなぁ。 松雪さんなんて、クヒオと心中しようとまで思い詰めてましたもんねぇ…、悲しい。
あと、心中前に松雪さんに話したクヒオの子ども時代の思い出話までもがウソだったのが、本当に切なかったです。 ウソをつくことでしか、自分の心の隙間を埋められなかったのかもしれないなぁ。 自分ではウソをついているという自覚も既になくなっていたのかもしれませんね。 切ない…。
映画のラストがいきなりファンタジーだったのには驚きました。 クヒオさん、本当に夢見がちなのね。

あ、この映画でも照明・応援に泉谷しげるさんの名前がありました。 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 に続き、2度目の発見。 最近日本映画を観ると、エンドロールで 「泉谷しげる」 の文字を探してしまいます。 「ミッケ!」 って感じですね。
2009年10月21日(水)   No.1970 (映画)

『空気人形』
空気人形』 を観ました。
ネタばれあるかも。 ごめんなさい、ちょーっと酔っているので、いつも以上に支離滅裂かも。





観ようかどうしようかずっと悩んでいた映画なのですが、この3連休に他に観たくなるような映画がなかったので、観に行ってきました。 昨日の中国新聞に紹介記事が載っていたので、「げっ」 と思ったのですが、案の定普段映画館に足を運ばないような人がいらして、上映前ちょっとうるさかった。 上映中は静かだったので、まぁ良いんですけど。
映画の内容はと言うと、うぅむ、難解な映画だったような気がします。 是枝監督の映画ですしね。
感じたことは、「他者とコミュニケーションをとるのは難しい」 ということ。 日本人同士でも、「あ〜れ、全然通じてないなぁ〜」 ってことが往々にしてありますけど、この映画には 「うぅむ、通じてないなぁ」 ということが多々ありました。 ラストがまさにそうでしたよね。 うぅむ、虚しい…。
途中、空気人形が釘に腕を引っ掛けて空気が抜けてしまい、好意を寄せているビデオ店店員に見られて 「見ないで…」 というシーンで、自分でも意外なのですが涙が出てしまいました。 心を持ってしまった彼女の 「好きな人に自分が空気人形だとわかってほしくない」 という想いが切なくて、ちょっとうるっときたのですが、その後ぽろぽろーっと涙がこぼれて、自分でもビックリしました。 とっさにセロテープを持ち出して、彼女のキズをふさいだビデオ店店員も良かった。
彼は最後に (最期に、か)、空気人形に対して 「空気を抜かせてほしい」 と言って、何度も空気を抜いては自分の息で満たし、を繰り返していたのですが、あの行為にはどういう意味があったのかなぁ。 彼の部屋にあった元カノと思しき写真にその謎は隠されているのだろうか。 うぅむ。
あと、空気人形が心を持ってしまった背景には、やはり元の持ち主 (板尾創路さん) がきちんと愛情を注いでいたことがあるんじゃないのかなぁ。 あの人は不器用なんだけど良い人なんですよ、きっと。 板尾さんの演技は何度か拝見していますが、いつも独特の空気が流れていて良いですよね。 流石、です。

是枝監督の作品は、やっぱり難解だ。 ホント、途中涙がぽろぽろーっと流れたことには、自分自身が一番驚いています。 まさか、あそこで泣いてしまうとは。
全編通して、ぺ・ドゥナさんが可愛かったです。 彼女の片言の日本語が、より切なさをあおっていましたね。 すごく良かった。

誰の代わりでもない、自分だけの人生を送りたいものです。
2009年10月11日(日)   No.1961 (映画)

『人生に乾杯!』
人生に乾杯!』 を観ました。
サロンシネマ&シネツインの無料ご招待が3回分たまっているので、その1回を使って観てきました。 たまったなー。
ネタばれ、あるかも。 ご注意ください。





前からすごく気になっていた映画なので、観ることができて良かったです。
昨夜観た 『南極料理人』 同様、終始笑ってました。 おもしろかったー。
年金だけでは生活できず、強盗するにいたった老夫婦のお話…程度の知識しかなかったので、なんとなく 「もしかしたら、すごく暗い気持ちになるかも…」 と思っていたのですが、そんな心配は無用でした。 おもしろかった、本当に。
最後、老夫婦が乗った車が道路を封鎖している装甲車に突入して爆発するシーンを観て、ちょっとうるっときかけたのですが、ふと 「いや、そんなはずはないな」 と考え直し、涙もひきました。 あんな直線の道路をあのスピードで走るには、別に人間じゃなくてもアクセルペダルに重いものを載せておけば良いだけだな、と思って。 実際、それが正解でしたね。
途中、老夫婦に人質に取られていた女性警部補が、最後に病院に行くシーンであれこれ回顧して、「やっぱりあの爆発はダミーだった!」 とわかるのですが、伏線の張り方がイマイチよくわかりませんでした。
私が理解できたのは、夫が 「これも必要になるから」 とガソリンの入ったポリタンクを車に積んだところだけ。 これをきっとアクセルペダルに載せたのでしょう。 でもそれ以外の、妻が 「(糖尿病の) インシュリン注射が切れた」 とか、人質にしていた警部補が部屋の脱走しようとしたのを見て 「ごめんなさい、うっかりしてて」 と言ったのとか、「心残りは海を見ることができなかったこと」 と言ったこととか、夫が警部補に 「我々が何のためにこんなこと (強盗) をしているのか、わかるか?」 と聞いたシーンとか、最後に老夫婦が手を握り合っていたところとかは、何の伏線なのかさっぱりわかりませんでした。
途中、買ったばかりのクマのぬいぐるみを縫っているシーンを観て、「えっ、買ったばかりなのに?」 と思ったのは、実は強盗で手に入れたお金を隠していたことだとわかったことはすっきりしましたが。 このクマちゃんが、最後に運転席に座っているのを観た時は、噴き出しそうになりましたけど。
その女性警部補がそのことに気づいた後、何のアクションも取ろうとしなかったことも良かったなぁ。 車が炎上した時彼女は泣き崩れていましたから、やっぱり何か気持ちの動きがあったんだろうな。
映画を観た後、「あの2人は海を見に行ったのかなぁ」 なんて想像をしました。 きっと見に行っているだろうな、長生きしてくれると良いな。

今日はこの後、『幸せはシャンソニア劇場から』 をはしごしようかなぁ…とも思ったのですが、どうも気が乗らず、結局やめました。
きっと良い映画なのだと思うのですが、何度劇場で予告編を観ても気が乗らなかったので、やめて正解だったかも。 にわか映画ファンは、観たいと思ったものだけ観ようと思います。
2009年09月27日(日)   No.1948 (映画)

『南極料理人』
南極料理人』 を観ました。
ネタばれ、あるかも。 ご注意ください。





あぁ、おもしろかった! ずっと笑っていたような気がします。 そして料理がどれも美味しそうで、お腹が空いてしまいました。
特に大きな事件が起きるわけでもなく、本当に淡々とした映画でした。 癒し系、ですかね。 DVD を買って、美味しいものを食べながらじっくり観たい映画です。 伊勢えびのエビフライは無理だけど、美味しいおにぎりと豚汁とラーメンと焼き魚と天ぷらと…って、そんなには食べられませんね。 でもシーン毎に食べ物を変えながら観たいなぁ。 うっ、よだれが出そう。
おっと食べ物だけじゃなく、キャストも魅力的でした。 豊原功補さん演じるお医者さんが一番好きかも。 「南極で身体を鍛えれば、トライアスロンもいけるんじゃないか」 なんて言い出して、ハンテンとステテコで自転車に乗って出て行くのがウケました。 さらにエスカレートして、上半身裸で出て行くんですよね。 その時の気温は氷点下70度を下回ってましたから、おもしろすぎます。 「ここまで大きな事件が起きない映画もめずらしいから、もしかして死んだか?」 と思ったのですが、次のシーンではちゃんと生きてました。 そうか、やっぱり事件は起きないか (帰国後参加したトライアスロン大会では優勝したんだろうか?)。
まぁ、大きな事件は起きないんですけど、ちっちゃーいことはいろいろ起きてるんですよね。 南極だからって特別なことが起きるわけないじゃん、ってことを学びました。 南極に自分が存在しているということ自体がすでにかなり大きな事件なので、それ以上のことは起きないんでしょうね。
あと忘れちゃいけない、堺さん演じる西村の娘役の子がすごく可愛かった! おならをしたお父さんのお尻にパンチしたりキックしたり。 何かのイベントで自分だと明かさずに中継先の南極にいる西村と会話する場面も良かったです。 突然素 (娘と言う立場) になって、「何で?」 と聞き返すところなんて最高でした。 あそこで西村も気づかないといけないよなぁ。 まぁ、気づかないところがあの家のお父さんらしいところなのかもしれません。
本当におもしろい映画でした。 お腹空いた〜、でも時間も遅いので (映画が終わったのが23時過ぎ) 我慢します。

この映画は広島では今日が初日だったのですが、パンフレットが売り切れだったんですよ。 そんなに売れるもんかい? 最初から仕入れてなかったんじゃないかと思ってしまいます。
あまり行かない映画館なので、これを買うためだけにまた行くのもなぁ…。 悩ましいっす。
2009年09月26日(土)   No.1946 (映画)

『殺人の追憶』
せっかくの連休だし、映画でも観に行こうっと! と思っていたのですが、天気が悪くてだるくなったのでやめました。 …まぁ、連休じゃなくても映画は観に行くし。
ってことで、DVD で 『殺人の追憶』 を観ました。

んー、なんだかすっきりしない映画だなぁ。 まぁ、実際に起きた事件を題材にしていて、さらにそれが未解決事件なのですっきりしなくても仕方がないのですが、んー、すっきりしないなぁ…。
「未解決事件を題材にした映画を、どう終わらせるんだ?」 と思いながら観ていたのですが、なるほど、そういう終わらせ方ですか。 うぅむ、仕方ないね、これは。
1986年から1991年にかけて実際に起きた事件ということなので、時代背景は約20年前ってことですよね? それってソウルオリンピックの頃だよなぁ。 その時代に、日本で言う第二次世界大戦の空襲警報的なものが流れていたんですか、韓国には? うぅむ、謎だ。 お隣の国なのに、わからないことだらけです。
その時代に、警察官は容疑者にあんなに暴力を振るっていたんですか? ってこれは、『チェイサー』 でも感じたことですけど、あれが普通のことなんだろうか。 うぅむ、謎だ。
映画としてはかなりおもしろかったです。 でもすっきりしない。 韓国って時効は何年なんですかね…。

『殺人の追憶』 を観た後、『ジャージの二人』 を観ました。 180度変わって、ゆるい映画。 自宅で映画のはしごっす。
2009年09月22日(火)   No.1941 (映画)

『女の子ものがたり』
今日の3本目、『女の子ものがたり』 を観ました。
この映画が3本目で良かった…。
この映画に関しては、ものすごく感情が高ぶってしまっているので、書いていることが普段以上にわかりにくいと思います。 ごめんなさい、最初に謝っておきます。

なっちゃん、きいちゃん、みさちゃん、3人の少女時代を演じている女の子たちがすごくキラキラしていて、すごくまぶしくて、彼女たちを観ているだけで何度もうるうるしてしまいました。 「私にもあんな頃があったのかなー」 なんて思ったりして。 センチメンタル過剰です。
映画のクライマックスで、高校時代になっちゃんが掘っ立て小屋の壁にずっと描いていた絵の前で、大人になったなっちゃんときいちゃんが "人生最大のケンカ" をするシーンがあるのですが、そこからはずっと泣きっぱなしでした、私。
旦那さんに暴力をふるわれていつも顔にあざを作っているきいちゃんが、なっちゃんを 「自分は私たち (みさちゃんもきいちゃんと似た境遇) とは違うと思ってるんでしょ!」 と罵るのですが、実際なっちゃんにも少しだけそういう思いがあるので、完全に否定はできないんですよね。 そして取っ組み合いのケンカになるのですが、見ていて 「あれ? きいちゃんは本気で言っているわけではないのでは? もしかして、きいちゃん自身、自分があまり幸せではないことに気づいていて、"なっちゃんだけは自分たちみたいにならないで" っていう気持ちを込めて言ってるんじゃないかな?」 って思ったんです。
きいちゃんがなっちゃんに 「この町から出て行け! そしてもう2度と戻ってくるな!」 と吐き捨てて、なっちゃんがその場を立ち去るのですが、その後きいちゃんがすごく愛しいものを見るような目でなっちゃんが描いた絵を見つめるんです。 それを見て、「やっぱり…」 と思いました。 きいちゃんは、なっちゃんの背中を押してくれたんだ。
数年後久しぶりに帰郷したなっちゃん、でもきいちゃんはすでに病気で亡くなっていて、なっちゃんは一周忌の時にそれを知ったけど、漫画の締め切りがあるから帰郷することができなくて…。 きいちゃんのお母さんの 「ずっとなっちゃんの活躍を喜んでいた」 というセリフが切なかった。 そして、自分の娘をナツコと名づけて 「なっちゃん」 と呼んでいたきいちゃん、そのなっちゃんに、友達のなっちゃんが描いた絵を自慢そうに見せていたきいちゃん…。 もう本当に涙が止まらなくて、大変でした。
今までうるっときたり、つつつーっと涙が出たことはあるのですが、映画館でここまで滝のように涙を流しながら観た映画は、これが初めてです。 涙が止まらないことに、自分でビックリしました。 今これを書きながら思い出して、また滝です。 泣きすぎて、目が痛いです。
エンドロールの間に涙を乾かそう…と思ったのですが、あれこれ思い出してダメでした。 すんごい鼻声でパンフレットを買い、真っ赤な目で帰りました。

現役の女の子より、かつて女の子だった人たち (私も含めて) に観てほしい映画です。
2009年09月12日(土)   No.1933 (映画)

『プール』
今日の2本目、『プール』 を観ました。
1本目の 『ココ・シャネル』 の後ロビーに出たら行列ができていたので、ビックリ。 そうだ、今日は公開初日で、最初の上映回なんだ。 はしごで先にチケットを買っていたので、整理番号2番で好きな席をゲットすることができました。 ほっ。
映画は、『かもめ食堂』、『めがね』 の流れを汲んでいる感じ。 全体的にゆるやかな空気が流れていました。 なので、『めがね』 の時同様、何度か意識が遠のいてしまいました。 おかげで重要なシーン (ビーというタイ人の少年が、伽奈さん演じるさよに花をあげたらしい) を見逃したみたいなのですが、それは DVD で確認することにします。
まずキャストの話。 伽奈さんがすごく良かったです。 なんとなくヒヨコのようなイメージ。 ヒヨコにしては大きいんですけど、ピュアで真っ直ぐな感じがヒヨコのようでした (意味不明な気もしますが)。 ぼそっと言うセリフがセリフっぽくなくて、自然で良かった。 何だろう、話し方に余計なものが含まれていないのかなぁ。 言葉がストレートに響いてきて、それが心地よかったです。
そして加瀬亮くん。 彼は本当に良いですね。 彼がそこにいるだけで、空気がなごみます。 ズボン丈もちょうど良かった。
内容についてですが、あれこれ気になることはあるんです。 でも気にしても仕方ないよなーという空気が漂っているので、考えるのはやめます。 これは 『めがね』 でもそうでしたよね。 あれこれ謎はあるんですけど、考えても仕方がないんです。
「理由なんて、愛ひとつで十分だ」。 この言葉がこの映画のすべてなのだと思います。
2009年09月12日(土)   No.1932 (映画)

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