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2008年07月20日(日)
『歩いても歩いても』
2008年07月16日(水)
『山桜』
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『幻影師、アイゼンハ..
『運命じゃない人』
2008年06月29日(日)
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『ジュノ』
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『ザ・マジックアワー..
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『歩いても歩いても』
歩いても歩いても』 を観ました。
ネタばれあります。 ご注意ください。





以前観た 『誰も知らない』 の是枝裕和監督の作品ということで、「重い感じなのかな?」 と予想して観に行ったのですが、全然正反対の随所随所で笑える映画でした。 実際のテーマは重いんだろうけど、役者さん達がみなさん巧みで、笑えました。
樹木希林さんと原田義雄さんがご夫婦というのも、その長女が YOU ちゃんというのもどちらもしっくりしていました。 樹木希林さんと原田義雄さんなんて、「あれ、樹木希林さんの旦那さまって、原田義雄さんだったっけ?」 と軽く勘違いしてしまうくらい。 樹木希林さんと YOU ちゃんの親子も、「こういう言いたい放題の親子、いそうだよね」 って感じで、本当にしっくり。
勝手なイメージなのですが、YOU ちゃんって何かの起爆剤になることはあっても緩衝材になることはないタイプだと思っていました。 でも、この映画の中では、家族の中の緩衝材的役割で、それがすごく新鮮だった。 「こういうおばちゃんになりたいな」 と素直に思いました。 前に観た 『誰も知らない』 では本当にひどい母親役でしたから、そのギャップがすごかった。
映画の内容は本当に重いんですよ。 長男の命日に家族が集まってあれやこれや話し合ったり、長男の死の原因 (海で溺れた少年を助けようとして亡くなった) となった元少年 (今は肥満したフリーター) がお線香をあげに来たり、次男の奥さんが子連れの再婚でお母さんである樹木希林さんはそれが気に入らないとか、両親 (樹木希林さんと原田義雄さん) の老いの問題だったりとか。 でも時折笑えるので、そんなに重い気持ちに浸ることはありませんでした。
次男役の阿部寛さんが最後に呟く 「いつもちょっとだけ間に合わない」 という言葉が胸に沁みました。 本当にそう。 わかっていても、いつもちょっとだけ間に合わないんですよね。
2008年07月20日(日)   No.1513 (映画)

『山桜』
念願の 『山桜』 を観ました。 本当に、観て良かった。 思い出して、またうるうるしています。
守銭奴のような舅、姑、夫と暮らす野江が、山桜の下で一度だけ出会った弥一郎のことをひたすらに思い続ける姿が、とてもいじらしかった。 弥一郎もずっと野江のことを思い続けていたのだと思うと、また余計に。
なので、野江が婚家から離縁される場面では、純粋に 「良かった、出戻りって言われるかもしれないけど、絶対にこの方が良かった…」 と思ってしまいました。 世間体は良くないかもしれないけれど、野江のお父さんも 「あの家に嫁がせて本当に良かったのだろうか」 と思っているような節があったので、離縁されて良かったのだと思います。
野江が婚家から出ようとする時、奉公人のげんきちが見送る場面では涙が出てしまいました。 鬼のような家族に仕えてきたげんきちにとって、野江は一筋の光明のような存在だったのではないかと思います。 婚家でのひどい生活の中でも、げんきちと一緒のシーンはいつも温かかった。 げんきち、元気でね…。
実家に戻った野江に、やはり家族は温かくて、また涙が出てしまいました。 野江のお母さんが 「あなたは回り道をしているだけ」 という野江に語りかける言葉が胸にじーんと沁みました。
映画では、野江と弥一郎の行く末は描かれなかったのですが、ハッピーエンドでありますように。 絶対に絶対にハッピーエンドでありますように。

欲を言えば、年貢の引き下げの嘆願書を提出した農民たちが、厳しい取り立てを課した諏訪を斬った弥一郎の助命嘆願書を出すようなシーンがあれば良かったなぁ。 農民の中の1人の母と幼い娘が満足に食事もできず死んでしまったことが、弥一郎が諏訪を斬ろうとした一因でもあると思うので、その農民に何か行動を起こしてほしかった。 それってチープ?
あと、一青窈さんの歌は良かったのですが、途中の語りの部分がとても余計でした。 映画の内容にまったくそぐわない内容だったので、エンドロール手前で流れて、ちょっと興醒めでした。
2008年07月16日(水)   No.1509 (映画)

『幻影師、アイゼンハイム』
はしごで、『幻影師 アイゼンハイム』 を観ました。
ネタばれあります。 これから観る予定の方は、絶対に読まないで!





もぉねー、全然予想外の結末でした。 本当に驚いた。 東の 『アフタースクール』、西の 『幻影師 アイゼンハイム』 って感じですよ、本当に。 おおいに裏切られるのですが、こんな裏切られ方は、大歓迎です。
ウィーンで幻影師として活躍するアイゼンハイムと、幼馴染で初恋の人 (たぶん) のソフィ、ソフィの婚約者のオーストリア皇太子、皇太子の息のかかったウール警部の4人を中心として展開していくストーリー。 警部がドSの皇太子の言いなりで、「ったく、どこの警察組織も腐ってるなー」 とイライラしながら観ていたのですが、最終的にウール警部が皇太子を裏切り正義を貫く姿を観て、「やるじゃんウール、捨てたもんじゃないじゃん」 と心の中のもやもやがちょっと晴れました。
途中ソフィが皇太子に殺され、アイゼンハイムが皇太子の罪を告発しようとして公演の舞台上にソフィの幻影を映し出し、幻影ゆえソフィの手が握れずどうしようもなく悲しそうな表情を見せる場面が切なくてどうしようもなかった。 逮捕覚悟で再度ソフィを映し出し、逮捕される瞬間アイゼンハイムも幻影だったことがわかった時は、「アイゼンハイムも死んでしまったの!?」 と本気で切なくなってしまいました。 後を追って死んでしまったのかと思った。
その後、ウール警部が皇太子にソフィ殺害の件で詰め寄り皇太子が自殺し、「こんなバカのために、愛し合うあの2人は死んでしまったのか…」 と切なさが頂点に達して泣きそうになっていたところで、実はアイゼンハイムが生きていることがわかり、ウール警部がアイゼンハイムを追いかけて行って (結局捕まえることはできないのですが)、アイゼンハイム (とソフィ) が仕掛けたすべてのトリックに気づく場面で、さっきの切ない涙ではなく感動の涙があふれてきました。 ものすごく切ない映画だと思っていたのに、この上ないハッピーエンド! さっきも書きましたが、こんな裏切り方なら本当に大歓迎です!
…これが日本映画なら、「あれ?」 と思うところもあったと思うのですが、外国映画で出ている役者さんがどの人も割と見分けがつきにくいので、「やややややー!」 という驚きがあったようにも思います。 『アフタースクール』 のように観るにつれてすべてのピースがぴしっとはまっていくような感覚ではなかったけれど、本当におもしろかった。

アイゼンハイムは、彼のイリュージョンを観に来た映画の中の観客だけでなく、映画を観ている私たちも見事に騙してくれました。 最高!

『幻影師 アイゼンハイム』 と 『アフタースクール』 は同じ映画館で上映されているので、はしごで2本を同じ日に観ちゃう人もいるかもね。 それってすごい贅沢ね。
2008年07月13日(日)   No.1506 (映画)

『運命じゃない人』
運命じゃない人』 を観ました。
ずいぶん前の映画みたいだから、ネタばれオッケーですよね。

ものすごくおもしろかった!
今年観た映画の中で暫定一位の 『アフタースクール』 の監督のデビュー作ということで、絶対観に行くぞ!と決めてました。 1週間限定上映ということもあり、劇場は満員御礼。 補助席 (パイプ椅子) も出てました。 レイトショーも追加されたらしいです。
映画は、「宮田武 (主人公) パート」、「神田勇介 (主人公の親友で探偵) パート」、「浅井志信 (ヤ印組長) パート」 に分かれていて、一晩に起こったことがそれぞれの目線から描かれています。 なので同じシーンを何度か観ることになるのですが、それぞれ目線が違うので新たな発見があったりして、特に気にならない。
宮田武のパートの最後の方は、「どうする、宮田!?」、「行けっ、宮田!」、「走れ、宮田!」 と心の中で叫びながら観てました。
宮田がその夜知り合った真紀の乗ったタクシーを走って追いかけて (「走れ、宮田!」 ね)、電話番号を聞き出そうとするシーンでは、「そろそろタクシーの運転手さんが "いい加減にしてくださいよ" とキレるんじゃないか?」 とドキドキしてしまったのですが、キレるどころか 「電話番号ぐらい教えてあげなさいよ」 と真紀にボールペンとメモを渡したので思わず噴き出してしまいました。 運転手さん、良い人じゃん。 その後の浅井パートでは、真紀に 「さっきの人、良さそうな人じゃないですか」 みたいなことを話しかけてるし、めちゃくちゃ良い人じゃん。
一見悪人の神田勇介も、実際は中学からの親友の宮田のことをすごく大切に思っていて、彼との友情を最優先しようとするところが良かったなぁ。 まぁ、金が絡むと、友情関係もちょっと揺らぐみたいなところもありましたが、それはご愛敬。 あとヤ印相手にはすごく弱気。 でも良い人だと思う。
浅井はヤ印組長ということでものすごく怖い人だと思っていたら、見せ金として金庫に入れておくための偽金を便利屋山ちゃんに頼んでせっせと作り (紙の側面にお醤油を塗ると、お札っぽく見えるらしいよ)、新入りや愛人に見せて喜ぶところが可愛かった。 そして愛人にその偽金を盗まれ、「偽金だということが組の手下にばれたらどうしよう…」 と必死で取り返そうとするところも微笑ましい。 最終的に愛人が隠した宮田の部屋に忍び込み、見つけたは良いが宮田と真紀が帰ってきたためにベッドの下に隠れ、無理な体勢で2人のやり取りを見つめているところもおもしろい。 ヤ印組長なんだから、居直って金だけ持って出て行けば良いのにね。 真紀が偽金を見つけて、偽物だと気づかず自分の鞄に入れる様子を見て、ベッドの下で 「うんうん」 と頷いているところなんかは、むしろ愛らしい。 見ず知らずの真紀に持ち逃げされるなら、愛人にも手下にもばれないから全然オッケーだったのだろうか。
浅井の携帯の着信音も可愛かったです。 「組長、お電話です」 だって (「組長、電話です」 だったかもしれない)。
…なんか、浅井に関する感想が一番長いですね。 確かに登場人物の中では一番好きかもしれない。

最後に英語のエンドロールが流れ始めたかと思ったら突然巻き戻しになって、翌朝真紀が宮田の部屋を訪ねるシーンになったので、「宮田、やったぞ!」 と思ってしまいました。 宮田にも運が向いてきたかも。 頑張れ、宮田。
2008年07月13日(日)   No.1505 (映画)

『西の魔女が死んだ』
西の魔女が死んだ』 を観ました。
映画館で何度か予告編を観ていたのですが、最初は観るつもりじゃなかったのです。 でも 『ジュノ』 を観た後に、『ジェイン・オースティンの読書会』 や 『ファクトリー・ガール』 を観る気分じゃないよなーと思って、この 『西の魔女が死んだ』 を観ることにしたのです。 が、観て正解でした。 癒された。
イギリス人のおばあちゃん (魔女) と孫 (まい) が、ほんの数ヶ月一緒に過ごした日々を描いた映画なのですが、「私もこんな優しいおばあちゃんがほしかったなぁ…」 とうらやましく思いながら観ました。 私にも祖母 (母方のみ) はいるのですが、孫のことを可愛がるような人ではなかったので、「おばあちゃんってこういう存在なのかぁ」 と思いました。 映画に出てくるおばあちゃんは、甥っ子や姪っ子に接する私の母のようでもありました。 その母の姿を見て、「こんなおばあちゃんがほしかったな」 と思っていたのも事実でありまする。 あれ、愚痴かな。
孫のまいがおばあちゃんと喧嘩したまま2年が経ち、仲直りすることなくおばあちゃんは亡くなってしまうのですが、温室 (たぶん) にまいへのメッセージが残されていて、観ている私もまいと一緒に涙。 きちんと約束を守ってくれたんだよね。
まいとおばあちゃんが喧嘩する原因になった隣人のことも、おばあちゃんが亡くなってからその人柄を理解することができて、良かった。 まいがずっとその人のことを嫌いなままでいたら、おばあちゃんは絶対に悲しがるので。
文部科学省特別選定映画だからなのか、観客の中には小中学生の姿もちらほら。 私も姪っ子に観せたくなりました。 …あの子は退屈するかな。

開場前にロビーで 『西の魔女が死んだ』 に関する雑誌の切り抜きを見ていたら、「トイレでビールを出してこにゃーいけん」 という声が聞こえてきた。 「はっ!?」 と思って声のした方向を見たら、『ジュノ』 の時にビールを飲んでいたご婦人でした。 映画の趣味が一緒かよ…とげんなりしつつ、こういうおばさんにはなりたくないと思ったのでした。
2008年06月29日(日)   No.1483 (映画)

『ジュノ』
ジュノ』 を観ました。
ネタばれあります。

ティーンの妊娠を題材にしているので重くなりがちかと思ったのですが、全編とても明るかった。 でも実際はそんなもんじゃないよね、とも思う。 ジュノは環境に恵まれていただけ。 映画だから割り切って楽しめるというものです。
ジュノの両親が、ジュノが妊娠を打ち明けた時あっさりとしていたので、ちょっとビックリ。 ジュノのお母さんは継母なのですが、超音波検査師にジュノが侮辱された時、本気で腹を立てて言い返しているのを見て、ジュノのことを全面的に信じて愛しているからこそ、妊娠のことをあっさり受け入れることができたのかなぁと思ったりもしました。 やっぱりジュノは幸せですよね。
ジュノが子どもを養子に出すと決めて相手の夫婦に会いに行くのですが、予告編の雰囲気からてっきりこの話は破談になるものだと思ってました。 でも全然違う方向に話が進んで、これまたビックリ。
誰か映画を観た人に聞いてみたいのですが、あの夫婦の旦那さんの方、ジュノに恋しちゃってましたよね。 はっきりとは言わなかったけど、態度に出ていたし、ジュノに離婚して家を出ることを告げて 「喜んでくれると思っていた」 なんてことを言ってたし。 破談じゃなく、そんな方向に進むかー! 困った旦那さんだよ、本当に。
生まれてくる子どもの養父母になるはずだった夫婦が離婚して、ジュノの赤ちゃんはどうなっちゃうの!?と思っていたら、赤ちゃんは予定通りその夫婦の奥さんの方に引き取られて一安心。 でも産んだ後、ジュノとポーリー (赤ちゃんの父親) がベットで寄り添って、2人とも赤ちゃんの顔を見ることを止めたというナレーションが流れた時、涙が出てしまいました。 なんかね、切ないね。
そして画面に、離婚が決まった奥さんにあててジュノが書いた 「あなたがまだそのつもりなら、私もそのつもり」 というメモが映って、またうるっときた。 何でしょうね、切ないね。
なーんて湿っぽくなりそうですが、とにかくジュノがいつでも明るくて前向きで、いっぱい元気をもらうことができました。 陣痛が来て病院に向かうのに、「作戦開始」 ってのが良いよね。

私は朝 10:25 の回を観に行ったのですが、朝10時の映画館でビールを飲んでいるご婦人 (50歳くらい) がいらっしゃって驚きました。 レイトショーならともかく、朝一の映画館でビールって…。 まぁ、良いんですけど。
2008年06月29日(日)   No.1482 (映画)

『ザ・マジックアワー』
ザ・マジックアワー』 を観ました。
おもしろかったですよ、純粋に。 大爆笑、ではなく終始くすくす笑っている感じでした。 予告編で観たいろいろな映像が、パズルのピースのようにピタッピタッとはまっていくので、すごく気持ち良かった。 「あー、このシーンはこういうことだったのか!」 という場面がいくつもあって、それが自分が思っていたのと全然違っていたので二度楽しめた感じ。
出演されていた役者さんはどなたもそれぞれに味があっておもしろかったのですが、やっぱり一番おもしろかったのは西田敏行さんかなぁ。 最後の方の、西田さんが唯一許されたアドリブがめちゃくちゃおかしかった! なんでこのシーンでそのセリフ!? って感じなのですが、結構ツボにはまる。 麺類、私も大好きです。
なんか本当によく作り込まれている映画でした。 デラ富樫も忘れた頃に出てくるしなぁ。 「あ、なーるほど」 のデラ富樫でした。
前作の 『THE 有頂天ホテル』 の出演者の1人が同じ役で出ている、という話を聞いていたので、「誰がどこに出てくるんだろう…」 とすごく気になってずっと探していたのですが、意外とあっさり登場したのでちょっと拍子抜けしてしまいました。 その登場のおかげで、出演者のある方が秘かに兄弟共演っぽくなっていることに気づいて、それもちょっとおもしろかった (エンドロールを見て気づきました)。
帰ってからパラパラとパンフレットをめくって見たら、結構読み物が多い感じだったので、今度ゆっくり読みたいと思います。 今日は…もう寝ます。

今日は午前中の対応でどっぷり疲れてしまい、「今日はもうダメ、午後から早退したい…」 とかなり本気で思いながら仕事していたのですが、夜こんなに楽しい映画を観たので、ちょっとリフレッシュできたかも。 明日も頑張らねば、だわよ。
2008年06月25日(水)   No.1476 (映画)

『アフタースクール』
アフタースクール』 を観ました。
これ、すごいです! 本当に本当に本当におもしろかった! 観終わってから幾度となく思い返しているのですが、その都度 「おもしろかった…」 と呟いている私がいます。
あぁ〜〜〜、この映画に関してはいろいろ熱く語りたいのですが、何を言ってもネタばれになりそう。 ネタばれしたら、全然おもしろくなくなるので、それは絶対に避けなくてはなりません。 でも本当にこの映画はおススメです。 是非ご覧いただいて、大笑いして、大いに騙されていただきたいです。
ネタばれにならない程度に書くと、………もぉねぇ、すべてにおいて綿密に伏線が張られていて、すごいです。 見過ごしてしまいそうな小さなことも、トリックの1つになっている。 もう一度観返してみたいなぁ、まだ気づいていないトリックが見つかるような気がします。
全編的に大笑いできる映画なのですが、最後の大泉洋さんと常盤貴子さんの中学校のシーンでは、うるっときてしまいました。 思い出してもやばい。 常盤さんには絶対幸せになってほしい…、そう思いながら観てました。 大泉さんの車の中にあったあの袋も、そういうことだったのか…と思ったら、切なくて仕方がない。 そう考えると、中学時代の回想シーンにもトリックが隠されていたんだよなぁ。 あのシーンで、異常にもじゃもじゃの中学生が出てきたらどうしよう…なんて思ってしまいましたが、そういう方向の笑いはなくて幸いでした。 それをやったら、あざと過ぎますよね。
そうそう、大泉洋さんがとってもかっこよく観える映画でしたよ。 元々好きだったのですが、この映画を観てさらに好きになりました。 こんな先生がいたら、学校生活も楽しかっただろうなぁ。
田畑智子さんもきれいだったなぁ。 彼女は年々美しくなっていきますね。 今回の役もとても素敵でした。 でも最初はああいうポジションだとは予想だにしなかったなぁ…。 ネタばれになるので書きませんが、これも結構すごい伏線でした。 「えぇーっ!?」 って声を出しそうになりました。
最後に堺さんと田畑さんのエレベーターのシーンの真実が明かされて、またくすりと笑ってしまいました。 田畑さん、優しいなぁ。 男だったら惚れてしまいますよ、本当に。
…以上、わざとわかりにくくするために、役名ではなく役者さんの名前で書いてみました。 …役名で書くとどうなるんだろうなぁ、書きにくいですね、これは。
そう言えば、この映画のパンフレットって袋とじのページがあるんですよ。 中身はシナリオらしいです。 もったいないから、しばらく袋とじのままにしておこうっと。

5月末まで予約を受け付けていた、ローソン限定のナビゲート DVD を購入しなかったことが悔やまれて仕方がありません。 締切日まで悩んでいたんだけどなぁ、店頭渡しの日が6月12日だったので、「そんなに遅いんじゃなー」 と思って買うのを止めたんです。 でも買えば良かった…。 ヤフオクをチェックしよっと。

今さらですが、ハリウッドの大作より、私はこういう日本映画の方が好きです。 …そんなの言わなくても、もう気づかれてるかな?
今日気づいたのは、自分は感情移入できる映画が好きなんじゃないかってこと。 この 『アフタースクール』 にもものすごく感情移入しています。
この映画、絶対 DVD を買ってしまうだろうなぁ。 買ったら職場のプロジェクターで上映会をしたいなぁ。 私の周りの人たちにもぜひご覧いただいて、大笑いしてもらいたいです。 そして、大いに騙されてほしいな。

この 『アフタースクール』 が今年映画館で観た10本目の映画だったのですが、現時点で第1位です。 この映画を超える映画は出てくるのかな? それも楽しみに、月1本のノルマを達成していきたいと思います。 …今月だけでもう4本も観てますよ。
2008年06月08日(日)   No.1460 (映画)

『レンブラントの夜警』
レンブラントの夜警』 を観ました。
………意味がわからん。 早起きしたせいで、途中数秒意識を失ったせいもありますが、全然意味がわからん。
17世紀(?)のオランダの話なので、言うなれば西洋時代劇。 故に全員コスプレ。 見慣れない異国のお顔の方たちが、見慣れない17世紀のコスプレしてたら、もぉ誰が誰だか覚えられないっすよ。 若いカールという少年とレンブラントだけはわかりましたが (レンブラントは主役だからわかるっての)、他は誰が誰だか最後までわかりませんでした。 覚えられないって。
レンブラントが描いた 『夜警』 の制作過程のことを描いた映画らしいということはなんとなくわかるのですが、それ以上のことは結局よくわかりませんでした。
映画の途中まで、「レンブラントって愛妻家なんだなー」 と思って観ていたのですが、途中奥さんが亡くなってどうしようもないくらい悲嘆にくれていたのに、すぐに愛欲に溺れていくさまを見て、かなりガッカリ。 性的描写が結構露骨で、ちょっとひきました。 年配の観客が多かったように思うのですが、皆さんはどうご覧になっていたんでしょうね。
今年映画館で観た映画の中で、現時点では最下位です。 2時間19分は長いぜ。
2008年06月08日(日)   No.1459 (映画)

『つぐない』
続けて 『つぐない』 を観ました。
何と言うのか、切なくてたまらない映画でした。 あ、ネタばれがあるので、ちょっと改行します。 あと、憤りのあまり言葉遣いが汚くなるかもしれません、あらかじめご了承ください。




何と言うのか、妹のついた嘘のために不幸になった姉 (セシーリア) と恋人 (ロビー) の物語とでも言うのでしょうか。 なんか、本当にひどい話でした (映画がひどいというわけではなく)。
何なの、あの妹は! すべて自分の思い込みで、証拠もないのに罪のないロビーを貶めるような証言をして、挙句彼は刑務所 → 過酷な兵役へ。 セシーリアとロビーが、ティールームで3年半ぶりの再会を果たし、そしてすぐ戦争のために別れるシーンでは、うるっときてしまいました。 妹があんなことをしでかさなければ、2人はもっと幸せに過ごせたはずなのに…。
ラスト近くになって、セシーリアと戦争から無事帰還したロビーが一緒にいるシーンがあり、「良かった、ようやく2人は一緒になれたんだ…」 とほっとしたのも束の間、それが妹が書いた小説の一場面で、しかも作り話だっただなんて!!! ロビーは帰国船が出る最後の日にフランスで死に、セシーリアはその数ヶ月後に空襲で亡くなっていて、その作り話は妹がせめてものつぐないに、2人がそうであれば良かったと願ったものだっただなんて。 何それ、そんなのつぐないでも何でもない! 単なる偽善じゃないか! 許せない。
妹は 「真実を語ろうと前から思っていた。 韻も装飾も抜きで…」 と言っているけど、この偽善は装飾以外の何物でもないではないか。 何なんだ、一体。 腹立たしくて仕方がありません。 この妹は、自分がしでかしたことの大きさを本当に理解しているのだろうか? と思ってしまいます。 なんて奴だ、本当に。
…すみません、憤りのあまり取り乱してしまいましたが、観た人間をここまでの気持ちにさせてしまう映画です。 映画自体はひどくないんです、ひどいのはあの妹です。 許せん、あの妹。
2008年06月01日(日)   No.1452 (映画)

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