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『アラトリステ』
アラトリステ』 を観ました。
ヴィゴ・モーテンセンがかっこよかったぁ〜 (ここは声を裏返して読んでください)。 でも映画の内容は予想していたのと全然違った。 ありー?
公式サイトのトップページに 「17世紀、スペイン― かつて栄華を極めたこの国に、最高の剣士と称される一人の男がいた。」 って書いてあるので、ヴィゴ・モーテンセン扮するアラトリステの強さが描かれた映画だと思っていたんです、でもなんか違った。 んー、うまく言い表せないけど、なんか違った。
先週観た 『宮廷画家ゴヤは見た』 同様スペインの時代ものだったのですが、こういうのはやっぱり予習しておかないといけないなぁ…と実感いたしました。 いつも先入観なしで映画を楽しむために公式サイトの内容を見ずに出かけるのですが (気持ちを盛り上げるためにトップページだけは見るけど)、海外の歴史ものは公式サイトだけでもきちんと目を通しておくべきですね。 本当にもぉ、ちんぷんかんぷんですよ。 申し訳ないけど、途中何度かうとうとしかけました (幸い未遂に終わりましたが)。
歴史的背景がよくわからない上に、外国の俳優さんの顔が覚えられないという致命的欠陥を持ち合わせているので、どうにもこうにもねぇ…。 今この日記を書きながら公式サイトを見て、「はぁ〜、なるほど〜」 と思っている次第です。 情けない。
映画も、私が思っていた以上にバイオレンスなシーンが多く、「きゃっ」 と声を上げそうになる場面がいくつかありました。 ビクッ!と大きく動いてしまったりもしました。 後ろの席の方、すみませんでした。
一番最後の歩兵隊の戦闘シーンを見て思ったのですが、こんな戦い方で何とかなると当時の人たちは思っていたのでしょうか? 歩兵隊ってその辺の喧嘩レベルですよ、本当に。 この程度の争いなんだったら、最初から戦争なんてするな! と言いたくなりました。 あ、戦争を肯定する意見ではなく、こんなバカバカしいことは最初からするな、という意見です。 その歩兵隊の最前列で戦っても生き残ったアラトリステはすごいですよ、すごいけど何で? という気もします。 なんかやっぱりアラトリステのすごさが伝わってこなかったんだよなぁ。 うぅむ…。

すみません、また感想ともいえない内容になってしまいました。
ヴィゴ・モーテンセンのかっこよさをもっと堪能したかったなぁ。 確かにかっこよかったけど、『イースタン・プロミス』 で彼の魅力にはまった私にとっては、ちょっと物足りなかったです。
2008年12月29日(月)   No.1677 (映画)

『宮廷画家ゴヤは見た』
宮廷画家ゴヤは見た』 を観ました。 半年くらい前に広島バルト11で上映されたのですが、その時は観に行くことができず、今回シネツイン2で上映されるということで、いそいそと観に行きました。
ひどい話だった…。 あ、ひどい映画という意味ではなく、映画に出てきた異端審問というのがなんともひどい話だった。 豚肉を食べなかったというだけで、ユダヤ教徒と決めつけて拷問するってどういうこと!? 人には好き嫌いってものがあるでしょう? それにユダヤ教徒だって別に良いじゃない。 思い出しても頭にくるなー。 ナタリー・ポートマン扮するイネスという少女がユダヤ教徒の疑いをかけられて拷問されるのですが、「違う」 とどれほど言っても 「我々は真実を知りたい」 の一点張り。 真実って何? 教会側が勝手に思い込んでいることが真実? どんだけ偉いんだよ、本当に。
イネスは濡れ衣で15年間も留置された結果精神を病んでしまって、おまけにようやく外に出られたと思ったら、家族は全員スペインに侵攻してきたフランス軍に殺されていて、かける言葉も見つかりません。 思い出しても腹が立つくらいひどい話です。
おまけに、親切ぶって近づいてきたロレンソ神父との間に子どもができたって言うじゃないですか。 神父のくせに何やってるの、この人? このロレンソ神父が本当にひどい奴!!!
教会にいられなくなってスペインから逃げ出したかと思ったら、フランス軍の侵攻に乗じて戻ってきて権力を振るい、イギリス軍が攻めてくるとわかった途端また逃げ出そうとして。 結局死刑になりましたが、同情する気も起りませんね、あんな輩には。
ロレンソ神父の遺体を運び出す荷車にイネスが寄り添って、ずっと手を握っているのがとても悲しかった。 そして、それを呼び止めるゴヤも。
そうそう、ゴヤのことをすっかり忘れていました。 ロレンソ神父がひどい奴なら、ゴヤは誠実な人とでも言うべきか。 身寄りのなくなったイネスに親身に接し、彼女が産んだ子どもを探す手伝いをし (彼女の言葉を信じてくれた、ということがすごく大きな意味を持っている)、きっと最後まで彼女の面倒を看たんだろうなと思います。 ゴヤが誠実だったということが、本当に救いでした。
あ、今日ひろしま美術館の常設展は観ずに帰ったのですが、もしかしたらゴヤの絵もあったかなぁ。 寄れば良かったかも、残念。

…毎度のことながら、あまり映画の感想になっていませんね。 映画のことを書く時、自分の文章力のなさを痛感します。 あ、映画のことに関わらず、日記全般がそうなのかちら。
来年の目標は、「もっと伝わる文章を書く」 かな。 …目標達成は難しそうだ。
2008年12月21日(日)   No.1670 (映画)

『その日のまえに』
その日のまえに』 を観ました。
何というか、残念な映画でした。 原作が重松清さんということ (読んでないけど) で、期待しすぎたのかな? 本当に楽しみにしていたんです、この映画。
今回も毒舌全開です。 気分を害されたらすみません。 先に謝っておきます。

確かに永作さん演じるお母さんと子どもたちの別れのシーンでは泣けた。 でもこれはテレビの2時間ドラマでも泣ける。
何が残念なのか、ずっと考えていたのですが、映画を観ている最中は 「なんか、バランスが悪い映画だなぁ」 と感じていた。 うまく言えないけど、すごくバランスが悪く感じたんです。 流れが悪い、と言うか。
そして帰りに車を運転しながらまた考えていて、「そうか、映像が雑なんだ」 と思いました。 全体ではないのですが、映像の作りが雑な部分が多々あって、それが目について仕方がなかった。
何が雑って、合成のシーンがとても雑。 最初に主人公夫婦が電車で出かけるシーンがあるのですが、車窓の風景が 「合成です!!!」 と言わんばかりの不自然さ。 途中の雨が降るシーンも、あれって手で描いた雨ですよね? 実写の雨じゃなくて。 だから本当に不自然で、しかも合成だから雨に打たれているはずの人も全然濡れてなくて、平気で何分も雨の中で喋っている。 おかしいだろ、それ? あれは狙いですか? だとしたら、外しすぎです。
主人公夫婦が商店街を歩くシーンでも、1人ずつがアップになるシーンで 「あれ? 2人の位置が逆じゃない?」 と思うようなところがいくつかありました。 ものすごく気持ち悪かった。 それも狙いですか? だとしたら、それも外してます。
あと駅長くん。 感情の通っていない腹話術の人形みたいで怖かった、アップが特に怖かった。 最後まで引っ張らんでも…。 趣味が悪い。 監督のセンスを疑います。
俳優さんは皆さん素晴らしかっただけに、本当に残念でした。 違う監督が撮っていれば、もっと良い映画になったのではないでしょうか。 本当に残念です。

今宵の 『篤姫』 の方が泣けた。 来週最終回だって… (涙)。

…あ、何はともあれ、今日この映画を観た結果、「毎月1本以上映画を観る」 という今年の目標は達成しました。 今月まだ他にも観る予定だぜぃ。
2008年12月07日(日)   No.1656 (映画)

『ヤング@ハート』
ヤング@ハート』 を観ました。 こちらもじわーっとくる映画でした。
平均年齢80歳のコーラスグループのドキュメンタリー映画なのですが、メンバーのおじいちゃんおばあちゃんが皆さん元気で、こちらが元気をもらえるような映画でした。 ただ、皆さん高齢ということもあり、悲しい別れのシーンもいくつかありました。 メンバーがみんな、そのことを受け入れ、それでも歌に情熱を傾けていく姿が感動的でした。 仲間の死を知らされても、その日コンサートがあれば泣いてばかりもいられない。 亡くなった仲間への思いがあるから、聴く人の心をより動かすのかもしれません。 ボブが亡くなった日に慰問に訪れた刑務所での囚人たちのスタンディングオベーションも決してお世辞ではなかった。 思い出してもうるっときます。
コンサートのポスターの中央に写っているジョーが亡くなった時も悲しかった。 映画を観ているだけの私も心の中にぽっかり穴があいたような気持ちになってしまうくらいなので、一緒に歌っている皆さんの心中はいかばかりか…。 それでも人前に立って歌う心の強さに心を打たれました。 それまでの人生経験の豊富さによるところもあるのかもしれません。
でも悲しい涙だけではなく、感動の涙もいっぱい。 先に書いた刑務所のスタンディングオベーションもそうだし、リハーサルではいつも失敗していた部分を本番ではピシッとキメてくるシーンにも感動しました。 ドキドキハラハラしながら観ていたので、喜びもひとしお。 コンサートの観客と一緒に私も拍手したい気持ちになりました。 映画を観て拍手しても良いとは思うのですが、周囲の迷惑になるかもと思うと、なかなかできませんね。 心の中で拍手喝采です。
コンサートには亡くなったボブの家族も来てましたよね。 ボブもどこかで聴いていたのかな。
最後の最後にエンドロールで、93歳のアイリーンが2007年の夏に亡くなったことを知らされて、切なくなりました。 彼女は今虹の上にいるそうです。
2008年11月23日(日)   No.1644 (映画)

『東南角部屋二階の女』
東南角部屋二階の女』 を観ました。 終始ほのぼの、時折じわっとくる映画でした。
予告編もサイトの内容も見ていなかったので、トップページの写真のイメージで 「東南角部屋二階の女」 というのは竹花梓さん演じる涼子で、西島くん演じる野上と加瀬くん演じる三崎と彼女の3人の恋愛物語だと勝手に想像していたのですが、これが大勘違いでした。
まず、東南角部屋二階の女は涼子ではなかった。 最終的に涼子が東南角部屋二階の女になるのですが、タイトルになっている女性は香川京子さん演じる藤子だったのだろうなぁ。 東南角部屋も藤子が思い出を詰め込んだ部屋だった。 その思いについて考えると、またじわーっときます。 切ない。
藤子さんのお店 「ふみと」 は、藤子の 「ふ」 と戦争で亡くなった許婚の光男の 「み」 とその兄で野上の祖父の友次郎の 「と」 なのかなぁ、やはり。 んー、藤子さんは最初から友次郎さんのことが好きだったのだろうか、それともそういう思いはないのだろうか、そのあたりが私にはよくわかりませんでした。 よくわからないけど、なんだか切ない関係だと思った。 香川京子さんが本当にきれいでした。
それにしても西島くんの何を考えているのかよくわからない表情がおもしろい。 喜怒哀楽が一切推し量れない表情を浮かべているんですよね、彼は。 無表情で ♪もーえろよもえろーよー と草を燃やすシーンを思い出したら噴き出しそうになります。 加瀬くんも癒し系だし、本当にほのぼの。 竹花梓さんもすごく可愛らしかったし、塩見三省さんも友次郎さんも素敵だった。 キャスト全員がこんなに魅力的な映画って、そうはないんじゃないかと思います。
私もあのアパートに住みたいな。
2008年11月23日(日)   No.1643 (映画)

『落下の王国』
落下の王国』 を観ました。 最後に軽くネタバレがあります。
………期待しすぎた、かな?
何でもかんでも CG で作り上げる風潮にある昨今にはめずらしく、世界遺産13カ所、24カ国以上でロケという宣伝文句にかなり期待していました。 確かに 「おぉーっ!」 と思う映像美がかなりありましたが、宣伝文句で期待していたせいかちょっと物足りなく感じました。 世界のきれいな映像が、もっとたくさん観られるものだと勝手に想像していたんです。 「今年観た映画の中で、一番美しい!」 なんて感想を書くことを予想していたんです。 でもちょっと違った。 もちろん美しかったんですけどね。
まぁ、本編は病院に入院している自殺志望のスタントマンが、たまたま出会った5歳の少女に自殺用の薬を持ってこさせるために、おもしろい物語を聞かせて気を引く、みたいな内容なので、物語部分に重点を置くわけにはいかなかったのでしょうけど、でもせっかく CG を使わずにロケをしたんだから、もっと使っても良いんじゃない? って思ってしまいました。 貧乏性ですんまそん。
お話を聞く5歳のアレクサンドリアと同じくらい、映画を観ている私たちもそのお話のストーリーに期待していたのに、正直 「えーっ」 って感じだったし。 5歳児に聞かせるにしては、悲しすぎますよ、本当に。 そら、アレクサンドリアも泣くよ。
でも、お話が途切れる部分で、登場人物が現実 (映画の中の) の言葉を発するところや、途中からアレクサンドリアがお話の登場人物の1人になるところはおもしろかったかな。 …アレクサンドリアが登場人物の1人になったせいで、登場人物の1人が死んでしまうことになってしまう気もするけど (そのことを泣きながら謝るアレクサンドリアが悲しかった)。
DVD 化される時には24カ国でロケした秘蔵映像なんかが、特典映像として入ったりするのかなぁ。 それが本編より長かったら、もしかしたら買っちゃうかも。 どこでロケしたかを教えてもらえると、かなり嬉しいです。 それらが使われたシーンは本当にきれいだったから。 公式サイトにロケマップも掲載されているけれど、映像で観たいの、私は!

あーっ!!! 公式サイトをじっくり見ていて、思わず口が 「あぁーっ!!!」 の形になってしまいました。
物語の中で、アレクサンドリアをかばって亡くなった登場人物は、氷配達人だったのか! うわーっ、気づかなかったなー、それは。
すんごいきれいな身体をしていましたよ、彼は。
2008年11月09日(日)   No.1631 (映画)

『HOT FUZZ/ ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』
今日の2本目、『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』 を観ました。
1本目のシリアスさとは打って変わってのおバカさ。 ギャップがすごい。
ネタばれあります。 ご注意ください。

署名活動によって日本での上映が決定したという前評判の高さからかなり期待していましたが、確かにおもしろかったです。 ただ、殺人のシーンがかなりグロかったなぁ、だから R-15 指定なんですね、きっと。
映画館で何度となく予告編を観ていて、勝手にマンガ 『ぺパミント・スパイ』 みたいに村人全員が退役軍人とか警察退職者とかで、「なーんちゃって、実は事件なんて起こってないんだよー、君 (主人公のエリート警察官) をからかっていただけなんだよー」 というオチかと思っていたのですが、とんでもなかった。 殺人事件起こりまくり、血流れまくり。
中盤からのアクションシーンはすごかった。 おばあさんが、二丁拳銃で自転車両手放しで向かってきますからねぇ、怖いけどウケる。 なんでこんなに銃の所有率が高いんだ、この村は? ってぐらい、おじいさん、おばあさんが銃をぶっ放すぶっ放す。 元気なお年寄りが多い村でもありました。 銃撃戦の合間に、アホアホマン揃いの地元警察署員の目が覚めるというのもおもしろかった。 そこまでが本当にアホアホマンだったので、目が覚めたと見せかけて実際はやっぱりアホアホマンのままじゃないのか?とちょっと疑ってしまいました。 何せ、首に鋏を突き立てられた死体を見ても、「よくある事故だ」 って言っているようなおバカっぷりでしたからねぇ、そんなに簡単に目が覚めるものか?と思っても仕方がないでしょう。
主人公エンジェルの相棒になる、これまたダメダメのダニーがエンジェルに影響を受けて、どんどん頼もしくなっていく姿も良かったなぁ。 彼がエンジェルをかばって撃たれるシーンは感動的ですらありました。 …死んでないことはわかってましたけどね。
中盤からの銃撃戦は本当に凄まじいものがあったのですが、あれで死者が出ていないのがすごいなぁ。 首から顔にかけて尖塔の模型が突き刺さった (口から塔の先端が飛び出している) 人でさえ、生きてそのまま容疑者としての写真を撮られてましたからねぇ。 ただ、それ以外では人を殺しすぎかな?と思いました。 終盤にざくざく死体が出てきましたから。
あの凄まじい銃撃戦で死者を出さなかったんだから、それ以外の場面でも極力死者を抑えるべきだったんじゃないかと思いました。 それだけがちょっと残念でした。
2008年10月26日(日)   No.1617 (映画)

『闇の子供たち』
今日の1本目、『闇の子供たち』 を観ました。
ネタばれあります。 ご注意ください。

何と言うか…、予想はしていましたが重い映画でした。 途中胃が痛くなるような、吐き気を催すような場面がたくさんありました。 思い出しても気が滅入ります。
臓器移植のくだりはフィクションらしいのですが、児童買春に関してはノンフィクションではないでしょう。 暗い気持ちになりますね。 途中売春宿から日本人が子どもをスーツケースに入れて連れ出す場面があり、勝手に 「助けだしてくれたんだ」 と想像して救われた気持ちになったのですが、実際は 「お持ち帰り」 だったことがわかり、どーんと突き落とされたような気持ちになりました。 なんかもうね、情けないですね、あんなことをしている人間がいると思うと本当に。 思い出して、また胸がむかむかしてきました。
ずっと気になっているのですが、臓器移植のことを追っていた新聞記者の南部も、児童買春をしていたということなのか? 彼はそれを悔いて自らの命を絶ったのだろうか。 「息子だよ」 と言っていた写真も、彼が愛情を抱いていた子どもの写真ってことだろう。 壁を布で覆って隠していた、幼児に対する性犯罪者の逮捕記事を見て、彼は何を考えていたんだろう。人間の心の闇を見た思いがしました。

常々思っていることなのですが、映画には必ず主題歌が必要なのでしょうか?
映画に合っているものなら良いのですが、こういう重い映画に主題歌というのはすごく違和感を覚えました。 しかもエンドロールの右端に歌詞が表示されていて、こういう言い方は失礼ですが、とても押しつけがましく感じました。
2008年10月26日(日)   No.1616 (映画)

『デトロイト・メタル・シティ』
デトロイト・メタル・シティ』 を観ました。 はぁ〜、おかしかった。 「おもしろかった」 と言うより 「おかしかった」 と言った方がぴったりくる映画でした。
原作漫画を読んでいないけど、十分楽しめました。 マツケンが可愛かった。 加藤ローサちゃんも可愛かった。 宮崎美子さんも可愛かった。 みんな可愛い愛らしい映画でした。
マツケン演じる崇一が帰郷し、弟を更生(?)させるためクラウザーの格好をするのがおかしかった。 他のシーンでもですが、「いっつもメイク道具と衣装を持ち歩いているのか?」 と突っ込みたくなること請け合いです。 そんなクラちゃんの正体には、お母さんだけでなくお父さんも気づいていたんですね。 クラちゃんが走り去った後、お父さんが 「行ったか?」 と聞くシーンで 「あ、お父さんもわかってたんだ」 と思ってグッときました。 崇一がお母さんと神社に行くシーンも良かった。 意外にもあそこでかなり涙が出てきてしまいました。 空いていて同じ列に誰もいなくて良かった…。 そんな涙が乾ききらないうちに、JACK とのライブ対決で、「べーべべー」 が出てきたので泣き笑いになってしまいました。 あのシーンが一番おかしかった。
映画の最中、JACK を演じている人の名前が思い出せずちとイライラ。 「何て言うんだっけー、KISS の人。 あぁ〜あぁ〜あぁ〜」 って感じで、その点に関してはエンドロールが待ち遠しかった。 判明したおかげで夜はぐっすり眠れました。
あと、カフェのシーンで流れていたカヒミ・カリィの曲も、昔々広島のファッションビルのバーゲンの CM で使われていて、ずっと曲名を知りたかった曲なので、エンドロールから目が離せませんでした。 "Mike Alway's Diary" だったのかな、iTunes Store で試聴しようかと思ったら、ありませんでした。 残念。 こっちはまたしても確認できず、です。

21:35からの回を観に行ったのですが (他の時間帯はなかった)、終わるのが 23:30。 その時間帯の西条の映画館はさみしいね…。 今度からもう少し早く観に行こうと思いました。
2008年10月15日(水)   No.1606 (映画)

『ジャージの二人』
ジャージの二人』 を観ました。 予想どおりのゆるぅ〜〜〜い映画でした。 シリアスな 『トウキョウソナタ』 の後なので、このくらいゆるいのがちょうど良い。
ネタばれあります。

「ワケあり父子の何もしない夏休み」 というコピー通りの映画でした。 ホント、何もしないの。
お父さんは三度目の結婚がダメになりそうなのに、何もしない。 息子も奥さんが浮気しているのに、何もしない。 絵に描いたようなダメ父子だーっ。
ネタばれあります、と書いたのに、そんなに書くこともないなー。 でも、ダメな映画ではありませんでした。 十分楽しめました。
父子の夏休みがあっけなく終わったので、「えっ、もう終わり?」 と思ったら、すぐに 「一年後」 だって。 別荘に行く高速のシーン、1年前のと同じ映像を使ったでしょ! 横着してるでしょ! とちょっと突っ込みたくなった。 別荘に着いてからのシーンもデジャブ的なものがあったのですが、服装が違うので横着はしてないみたい。
一年後は父子と一緒に、浮気をしている息子の奥さんも一緒に別荘に行くのですが、ジャージを着るか否かのシーンでの息子役の堺雅人さんの表情が絶妙でした。 着せたいのか着せたくないのか、どっちなんだーっ。 奥さんが持参のジャージを着た時の表情も、どちらにも受け取れる微妙な表情で良かった。
ジャージを着るのは良いけど、あの父子は家の外でもあのジャージなんですよね。 スーパーに買い物に行くのにも、桶谷小と和小のジャージ。 それはゆるすぎるぞ。 でも、ご近所の遠山さんのお宅に行く時 (町のレンタルビデオ屋さんに行ったから?) は、ズボンだけ履き替えていたのがおかしかった。 上はジャージなのにね。
それにしても、息子夫婦はどうして離婚しないんだろう? 奥さんの浮気相手も結婚してるのかなぁ。 だとしたら、相当ずるいですよね。 息子から離婚を切り出せば良いのに、優柔不断なんだよなー。 そこがちょっと可哀想でした、ま、自業自得なのですが。
最終的には別居することになったみたいですが、ずるずる離婚せずに過ごすんだろうなー。 しっかりしろよー。> 息子
だらだら書いていても仕方がないので、この辺で止めますが、映画も結構だらだらしてた。 嫌いじゃないけど。
そうそう、『ジャージの二人』 から 『ジャージの三人』 になったところは、くすりと笑えたけど、最後の 『ジャージの一人』 は 「はいはい」 って感じでした。 過ぎたるは及ばざるがごとし、ちょっと余計でしたね。

この間からちょっと思っていたことを、この機会についでに書いておきます。
私はよく 「全然内容のない映画だった」 などと酷評することがあるのですが (あ、この映画のことではないです)、実は何日か後にその映画のことをじんわり思い出していることもあるのです。 なので、私の酷評はあまり気にしないでください、参考にしないでください。
最近では 『純喫茶磯辺』 がそれに当たります。 観た直後は酷評したけど、数日後にふとじんわり思い出したりした。 『闘茶』 に限っては、それはないんですけどね (毒)。

…うっかりしてたら、もう2時ですよ。 明日もお休みですよね? いつもの時間には起きられませんよ、絶対。
2008年10月12日(日)   No.1603 (映画)

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