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『SLUETH』
SLUETH』 を観ました。
こういうトリッキーな映画はネタばれしちゃいけないんだろうなぁ…、どうしよう。 完璧なネタばれの部分は伏せ字にします。 でもフォントカラーを白にするだけなので、読みたい方はドラッグしてください。

基本的にマイケル・ケインとジュード・ロウの2人しか出ません。 仮に「えっ、他の人が出てるじゃない」 と思ったとしたら、それはあなたも騙されているということです。 あ、テレビに出てる人は別ね (伏せ字下手かも)。
なんかねー、観ているうちに何が何だかわからなくなってくるんですよ。 何が真実で、何が虚偽なのかがわからなくなる。 かと言って、ラストで 「あ、そういうことなのね! すっきりしたー」 なんてこともありません。 「あぁ、そうなったんだ」 って感じ。
内容は男同士 (老小説家とその妻の愛人) の駆け引き。 きっちり勝敗はつくのですが、なんとなく 「本当に?」 って疑いたくもなる。 実は永遠に続くんじゃないのか? なんて穿った見方をしてしまう。 「じゃあ、今度は僕の番ねー」 とかまた始まりそう。 まぁ、それだとコントに早変わりですが。
映画自体は89分とかなり短め。 でもそれくらいでちょうど良いのかも。 それ以上だらだら駆け引きされても、飽きちゃうし。

何でこの映画を観たんだろう…。 あ、映画の日で1000円だからですね。 でなかったら、たぶん観に行ってないです。
なんとなく観客の年齢層も高めの映画でした。
2008年06月01日(日)   No.1451 (映画)

『山のあなた〜徳市の恋〜』
山のあなた〜徳市の恋』 を観ました。
公開2日目だからなるべく空いている時間帯を…と思い、9:30からの初回上映を選択。 確かに空いていたけど、空き過ぎじゃない? という気もしました。 観客は、私も含めて20〜30名ぐらいだったような気がします。 公開2日目にしては、ちとさみしいぞ。
前の人の頭で見えなかったら嫌なので、一番後ろの列を選び、座高を高くするためのクッションもゲットしたのに、肩透かし。 予告編が始まると同時に、クッションを隣の席に置きました。 まぁ、そんなことはどうでもいっか。

映画ですが、まず景色がとてもきれいでした。 冒頭の徳市と福市が歩く山のシーン、途中美千穂が水辺で手拭いをすすぐシーンの背景の滝、他のシーンもどれも美しく、心が洗われるようでした。
70年前の映画のカヴァー (正確にはコピーでは?という気もしますが) なのですが、くすっと笑えるシーンもいくつかあり、あまり古さを感じさせない内容だったように思います。 現代との大きな違いは、日本語の美しさ。 「〜ですわ」 なんて言葉遣いも、美千穂役のマイコさんにはぴったり合っていて、とても自然に耳に入ってきました。 マイコさんはこれが映画デビュー作らしいのですが、上品な雰囲気が役にぴったりはまっていて、とても素敵でした。
常に強気な徳市と、とても気弱な福市の対比もおもしろかった。 山道を歩くシーンや、子どもにちょっかいを出された時の反応の違いとか。 4人の学生と喧嘩して相手をぼこぼこにした徳市と、5人の女学生にやいのやいの言われて押されまくりの福市の対比も見事。 名コンビです。
ラストの徳市と美千穂の別れのシーン。 一言も言葉を交わさないままで、馬車が走り去ってから徳市が必死で追いかける場面がとても切なくて、ちょっとうるっときたのですが、後からよく考えると、惚れっぽい徳市はきっとこれからもいろんな女性に恋をしていくんだろう。 たぶんこの温泉場での出会いを深く胸に刻むのは、美千穂の方なんだろうなぁなんて思ってしまいました。
エンドロールの最後の最後まで、とても美しい映画でした。 ここ数年、映画館に行く機会が増えているのですが、エンドロールが終わるまで1人も席を立たなかった映画はこれが初めてです。 最後までほわほわと癒される、そんな映画でした。
2008年05月25日(日)   No.1444 (映画)

『ヒトラーの贋札』
ヒトラーの贋札』 を観ました。
意外、と言っては失礼ですが、パイプ椅子の補助席が出るほどの超満員。 99席のミニシアターですが、超満員。 映画の内容のせいか、観客の年齢層も高かった。 前の席も、隣の席も、70歳前後の男性でした。 隣席の男性は、席に着くなり 「たいぎいのぉ」 などとのたまうので、「だったら来るな!」 と突っ込みたくなりました。 前の席の男性は座高が高く、字幕が見えなくて困った。 開始直後、どうも寝ていたらしく頭が前に傾いて字幕が見えやすかったのですが、すぐに起きてしまったらしい。 ちぇっ (下品ですみません)。 って、映画開始直後に寝るなって話もありますが。
さて、映画の内容ですが、第二次世界大戦中のユダヤ人強制収容所で行われていた贋札作りの話。 映画の中で何度もナチスがユダヤ人に暴行を働くシーンが出てくるので、その都度 「何でそんなことをされなくちゃならないんだ!」 とどうしようもない怒りがこみ上げてきました。 人種が違うだけで自分が偉いわけでもないのに、なんでそんなことが平気でできるのか。 思い出して、また憤りを感じています。
映画はサリーという贋作師とブルガーという印刷技師を中心に描かれているのですが、サリーは悩みながらも贋札作りに加担し、ブルガーはナチスに力を貸すことを拒みサボタージュ。 両極端な描かれ方をしています。 さて、どちらが正しいのか。
サリーが贋札を完成させなければ、仲間が5人銃殺される。 仲間を守るために贋札作りに手を貸すことは、心情的に理解できる。 また、ナチスに力を貸すことを拒むブルガーの気持ちも理解できるけれど、贋札を作らなければ仲間が銃殺される。 どちらも正しいと言えるし、正しくないとも言える。 答えは出ないですよね。
サリーがドルの贋札を完成させてすぐにドイツが戦争に負け、映画は終わるのですが、2人の人間の葛藤を描いているのだから、もう少しどんでん返し的なものがあっても良いのになーと思ってしまいました。 史実を描いているので、仕方ないとは思いますが、「えーっ、本当に贋札を作って終わり?」 と思ってしまいました。
細かいところで言えば、結核で苦しんでいるコーリャのために、サリーが偽パスポート作りに手を染めてナチスの隊長から薬を手に入れたのに、その薬の存在をコーリャが知ることもなく射殺されてしまうのが悲しかった (射殺は、偽パスポートと薬を交換した隊長の指示)。 それと、偽パスポート作り班にいた男が、材料として運ばれてきた旅券の中に自分の子どもの旅券を見つけ、絶望して自殺を図ろうとして仲間に止められ、終戦まで何とか生き延びたのに、終戦と同時に子どもの写真を胸に自殺してしまうのが、何とも言えず切なかった。 その遺体を抱き、途方に暮れるサリーの姿も悲しかった。
先に書いたブルガーが、映画の中では信念を貫く男としてとても格好よく描かれているのですが、エンドロールで 「この映画はブルガーの書いた本を元に作成された」 みたいな文章が流れて、ちょっと冷めてしまいました。 なんか公平性を欠くような気がするなぁ。 実話なのかもしれないけど、それは知りたくなかったな。
2008年04月29日(火)   No.1416 (映画)

『L change the WorLd』
今月2本目の映画、『L change the WorLd』 を観ました。
『デスノート 前後編』 を観たら、これを観なきゃダメでしょう。 …実際は、これを観るために 『デスノート 前後編』 を観たのですが。

とにかくおもしろい映画でした。 ずっと L のことを観ていたい感じ。 萌えポイントがいっぱいでした。
「子守りは苦手です」 と言いながら、お菓子の串刺しを作って BOY に渡そうとするシーン。 泣いている真希と連鎖反応的に泣き出した BOY を交互に見て困惑するシーン。 表情も変えず、何度も振り返るのがおもしろかった。 真希と BOY と3人で自転車に乗るシーン。 「背筋を伸ばした方が良いよ」 と真希に言われ、骨をぽきぽき鳴らしながら一生懸命背筋を伸ばすシーン (すぐに猫背に戻るけど)。 最後の笑顔のシーン。 潔癖性 (たぶん) なのに、土足の部屋を裸足で歩き回るというのもおもしろい。 あぁ、他にもいろいろあるけど、どれも素敵でした。 素敵なだけに、途中 「あと○日」 とカウントダウンが入るのが、切なかった。 あぁ…。
でも笑えるシーンもいっぱい。 ナンちゃんが出てくるシーンは、緊迫した中での一服の清涼剤だったような気がします。 いっつも 「俺、おとり?」 なのがウケた。 でも最後はキュンと締めくくられた。 そのめりはりが良い。
『最期の23日間』 と言いながら、悲壮感がまったく漂っていないのが良かったな。 観ている方は悲しいんですけどね。 やっぱり L にはまだまだ生きてほしかった。 L がテロリストの命も助けようとしているのも、なんか切なかった。 命を犠牲にしてはいけないのです。
私は映画が終わっても、場内が明るくなるまで席を立たない主義なのですが、今日もエンドロールの途中で席を立つ人が多かった。 この映画に関しては、それは不正解ですよ。 最期をきちんと見届けましょう。

この映画の DVD は絶対に買います! 何度でも観返したい。
あと、L のロゴマーク入りのサーモスがほしいなぁ。 グッズとして販売してほしい。
2008年03月26日(水)   No.1383 (映画)

『人のセックスを笑うな』
人のセックスを笑うな』 を観ました。
ネタばれは…たぶんないな。 だって、途中寝ちゃってわからなくなったんだもーん。
主演は永作博美さんと松山ケンイチくん。
永作さんは以前はあまり好きではなかったのですが、去年観た 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』 がすごく良かったので、好きになりました。 今回のユリさんも可愛かった。 松山ケンイチくんといちゃいちゃしていても、全然違和感がないのがすごいです。
そして松山ケンイチくん。 またしても、萌え〜です。 ええ、萌えに行ったんですけどね。 「これって素じゃないの?」 と思うようなシーンがいくつもあって、観ていてすごくドキドキしました。 胸もキュンキュンした。
共演の蒼井優ちゃんも可愛かったなぁ。 松山くん演じるみるめのことを、一途に思い続ける姿がいじらしかった。 永作さん演じるユリの個展 (3人展だったか) を見に行き、椅子の上をすりすり移動してお菓子に手を伸ばし、延々食べ続けるシーンが可愛かった。 ちょうどその時、私は咳が出るのを我慢して苦しんでいたのですが、スクリーンでは蒼井優ちゃんがクッキーをぽりぽり食べていて、「私だったら水なしであんなのを食べたら、咳出まくりだわ」 と思っていたら、蒼井優ちゃんもちょっとむせておかしかった。 余談ですが、私はクッキーはちょい苦手です。
まぁ、そのあたりまでは良かったのですが、その後ふっと意識が遠のき、いつの間にか寝てました。 蒼井優ちゃん演じるえんちゃんが、みるめの家でおじいちゃんと一緒にこたつに入っていたり、テレビでニューマリオネットというコンビが芸をしていたり、みるめとえんちゃんがバイクに2人乗りしてロータリーをぐるぐるしていたり、ユリの友達のところを訪ねたり…というシーンを断片的に観た記憶はあります。 でもその辺はほとんど寝ていた。 焼き鳥屋さんでみるめが酔いつぶれるシーンで、私は復活しました。 いびきや寝言で周囲に迷惑をかけていないことを願うばかりです。
静かなシーンが多いからいけないのよっ! と映画に八つ当たりしてみたり。 ホント、せりふがよく聞き取れないシーンが結構あったのですよ。 それが狙いなのかもしれないけど、静かすぎて寝てしまった。 …はい、言い訳です。
映画のエンドロールを観ていたら、「カースタント」 なんてのが出てきたのですが、私が寝ていた間にいったい何があったのでしょうか。 気になって仕方がありません。 が、たぶん DVD は買わないと思うので、これは一生謎のままです。 …いや、もしかしたら松山ケンイチくんに萌えるために買うかもしれません。 本当に良かったですよ、彼。 思い出してもキュンキュンします。
2008年03月22日(土)   No.1379 (映画)

『陰日向に咲く』
「毎月1本は映画を観る」 という目標を1月で終わらせないため、駆け込み乗車的な勢いで 『陰日向に咲く』 を観に行ってきました。
以下、ネタバレおおいにあります。





くすくす笑えて、時にほろっと泣ける映画でした。
最初、西田敏行さん演じるホームレスのモーゼ = 宮崎あおいちゃんが探している元漫才師の雷太だと思って観ていたのですが、途中でモーゼがプロ野球選手のお父さんだということが判明してビックリ。 推理が振り出しに戻ってしまいました。
じゃあ誰が雷太なんだ? 三浦友和さん? いやいや、たぶん三浦さんは岡田准一くんのお父さんだ。 いや、待てよ、岡田君のお父さん = 雷太でも問題はないのか。 …などと推理を巡らせつつ、映画は進む。
岡田くんがオレオレ詐欺の電話をかけた相手だと勘違いしている人は、たぶんストリッパーのジュピターさんだ。 だって、モーゼが電話をかけていた相手だから。 …いやいや、モーゼは雷太じゃなかったんだ。 えっ、じゃああの女性は誰? などと頭が混乱し始めた頃に、実はモーゼは野球選手のお父さんではなかった (嘘をついていた) ことが判明。 なんと、最初の推理どおり、やはりモーゼ = 雷太でした。 三浦さんも岡田くんのお父さんだった。
そんな感じで点と点がうまく繋がっていくので、登場人物の多さもさほど気になりませんでした。 でもアキバ系の人たちと、岡田くん・あおいちゃんたちは接点がなかったなぁ。 …何かあった? 最初に岡田くんがアキバ系の人たちをぼーっと見ているシーン以外は、たぶんなかったですよねぇ。 そこがちょっとすっきりしないかも。
原作ではどんな風に描かれていたんだろう。 まだ原作を読んでいないので、今度図書館で借りて読んでみようと思います。

映画前に流される予告編で泣きそうになったものがいくつかあり、本編上映前からかなりやばかったっす。
『死神の精度』 と 『犬と私の10の約束』 は予告編だけでお腹いっぱいっす。
2008年02月27日(水)   No.1357 (映画)

『赤い文化住宅の初子』
映画初め。 『赤い文化住宅の初子』 を観ました。
地味! 今年1本目としては、我ながら地味! まぁ、去年もそんなに派手な映画は観ていないので、ちょうど良いスタートです (ちなみに去年の映画初めは 『暗いところで待ち合わせ』 でした)。
この映画は去年横川シネマで上映されていた時から気にはなっていたのですが、その時は結局観に行けず、今回サロンシネマ2で1週間限定で上映されているので、すたこらさっさーと観に行ったのです。

なんだかとても切ない映画でした。 決してハッピーエンドの映画ではないのですが、三島くんが最後まで変わらない気持ちでいてくれたのが救いだったかな。
周りの大人は全員けしからん! ラーメン屋の親父も初子を中学生だと思ってバカにして時給をケチるし、担任の先生は全然やる気なくてありえないくらいいい加減で頭にくるし、最初は初子に優しくしてくれていた自転車のおばちゃんも結局は自己中だし、全員けしからん!!! お兄ちゃんと初子の2人で暮らしているんだから、周りの大人がもう少し目を配ってやらないといけないんじゃないのか? と激しい憤りを感じました。 …と言っても、自分がその立場だったら何ができるかわからないのですが (情けない)。
初子のお兄ちゃんも初子に冷たく当たったりするのですが、仕事の帰りに2人分のコロッケを買って帰ってくれたり、夜中に一緒にあやとりをしてくれたり、実は妹思いの良いお兄ちゃんなんですよね。 そもそも初子を放り出したりせず一緒に暮らしているということが、優しさの証なんですよね。 本当に勝手なお兄ちゃんだったら、とっくの昔に初子を放り出して出て行ってしまっているはず。 大阪に行くという話もちゃんと初子に話して、一緒に初子を連れて行くんですもんね。 良いお兄ちゃんだよ、本当に。
お兄ちゃん関連で言えば、初子が郵便受けの中のデリヘルのビラを握りつぶした後、「あ、いけん。 お兄ちゃんがいるかもしれん」 と言ってしわを伸ばして郵便受けに戻すところが何とも言えず可愛かった。 あと、初子が1ヵ月分のお金を封筒 (電気代とか家賃とか)に分けた後、お昼ご飯代600円を前にして、300円ずつにしようか、お兄ちゃん400円、自分200円にしようか散々迷って、結局お兄ちゃんに400円あげるところもいじらしくてたまらなかった。 初子もお兄ちゃん思いなのです。
そして同級生の三島くん。 彼のことは思い出しても切ない…。
三島くんが 「一緒に卒業式に行ってくれ」 と初子を迎えに来て、2人で小指をつないで学校に歩いて行くシーンがすごく切なくて、おばちゃん、泣いちゃったよ。 思い出して、またうるっときてるよ。 その前のシーンで、三島くんが本当に初子のことを見捨ててしまったのかと思っていたので、迎えに来てくれて本当に良かったよ。
最後の駅のシーンで、三島くんがビスケットをひたすら食べているシーンがすごく切なくて、おばちゃん、また泣いちゃったよ。 「口を開いたら泣いちゃいそうなのかな?」 とか想像して泣いちゃったよ。 周囲が微動だにしない中で、ハンカチで目を拭いてました。 初子と三島くん、2人の心の清らかさが胸に響いて涙が出ました。
あぁ、初子には幸せになってほしいなぁ。 三島くんにも初子のことを忘れないでいてほしい。 そして本当に大人になったら結婚してほしい。 切ない…。
「観た後に暗い気持ちになっちゃうかな?」 と思っていたのですが、全然そんなことはありませんでした。 でも、ただただ切ないっす。

帰り道、例のごとく "orbital period" を聴いていたのですが、"涙のふるさと" になった途端、またじわーっと涙が出てきてしまいました。 映画とは全然関係ないんですけどね、なんか 「涙」 というキーワードで泣けてきたのかもしれません。

どうでもいい話ですが、初子ってうちの母の名前と一緒なんですよ。 書きづらいわー。
2008年01月14日(月)   No.1317 (映画)

『タロットカード殺人事件』
朝、鍵を返しておきました。 持ったまま年を越したくありませんもんね。

有言実行。 仕事納めの後は遊んで暮らすってことで、『タロットカード殺人事件』 を観に行きました。
ウッディ・アレン監督作品の前作 『マッチポイント』 は映画館で予告編を観て 「観に行こうかなぁ〜」 と思いながら結局観ることができなかったのですが、今回は映画館のポイントが溜まって無料ご招待があったので観に行ってみました。 スカーレット・ヨハンソンを観たかったし。
ウッディ・アレンの映画を観たのは初めてですが、…なんか苦手かも。 純然たるサスペンス映画ではないとわかってはいたのですが、ジョークもそれほどおもしろくなく不完全燃焼な感じ。 時折ドキドキしそうな場面もあるのですが、「ま、ウッディ・アレンだし (過去に観たことはないけどイメージで)」 と思ったらそんなにハラハラすることもなく盛り上がりに欠けました。
私にとっては、スカーレット・ヨハンソンのキュートさとセクシーさを楽しむだけの映画かな。 お金を払ってまで観ようとは思わないかな (毒舌スマソ)。
さて今日で今年の映画納め。 って、そんな言葉ないか。
今年映画館で観た映画をリストアップ。
  • 『暗いところで待ち合わせ』
  • 『蟲師』
  • 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
  • 『アヒルと鴨のコインロッカー』
  • 『夕凪の街 桜の国』
  • 『ボルベール<帰郷>』
  • 『キサラギ』
  • 『図鑑に載ってない虫』
  • 『私たちの幸せな時間』
  • 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
  • 『恋するマドリ』
  • 『めがね』
  • 『エディット・ピアフ 愛の讃歌』
  • 『SAD VACATION サッド・ヴァケイション』
  • 『転々』
  • 『タロットカード殺人事件』

16本かぁ。 私にしては、足しげく映画館に通った1年だったような気がします。 ほとんどサロンシネマ&シネツインだ。 無料ご招待も3回ほど受けました。
映画館で観た映画の中で一番おもしろかったのは 『キサラギ』 かなぁ。 一番感動したのは 『私たちの幸せな時間』 です。 まきまき的ラズベリー賞は 『図鑑に載ってない虫』 です。 ははは。
現段階で来年観たいと思っている映画は、
  • 『ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた』
  • 『ラスト、コーション』

ぐらいかな。 これまたサロンシネマ&シネツインですが。
さて、来年は何本映画を観ることができるかなぁ。 って、私、そもそもそんなに映画好きじゃないですからね。 1本も観ないかもしれません。
2007年12月29日(土)   No.1303 (映画)

『転々』
転々』 を観に行ってきました。 2ヶ月ぶりに映画館で映画鑑賞。 やはり大きなスクリーンで観る映画は良いですね。
あの三木聡監督の作品なので 「どうかなぁ〜」 と思っていたのですが、前回観た 『図鑑に載ってない虫』 とは比べ物にならないほど良い映画でした。 最初から最後まで飽きることなく観ることができた。 小ネタも随所にありましたが、『図鑑に載ってない虫』 ほどやり過ぎではなかったし。
映画は84万円の借金を背負った大学生文哉 (オダジョー) と、奥さんを殺して霞ヶ関の警視庁に自首に行くまでの散歩の連れをオダジョーに依頼する借金取りの福原 (三浦友和さん) のお散歩ロードムービー。 三浦友和さんがとても良い味を出してました。 お茶目で可愛かった。
散歩中の 「刑務所に入る前に最後に何を食べたいか」 という会話で、福原が 「カレーライス」 と答えるのですが、その後福原の擬似奥さん麻紀子 (キョンキョン) の家で擬似家族を演じている時、麻紀子が福原のリクエストでカレーライスを作っているのを見て文哉が狼狽するシーンがなんか切なかった。 擬似家族が楽しくなって、やめたくなくなってきてたんですよね。 麻紀子に頼まれたチャツネを買いに行った帰りに、チャツネを持ってどこかに行ってしまおうかなんて考えていたりして。 この擬似家族は全員孤独なんだなぁ〜なんて考えたら、余計に切なくなってしまった。
キョンキョンなんてオダジョーのお母さんには若すぎるのに、すごく母性を感じました。 なーんか良かったなー。
ラストシーンがものすごくあっさりしていたのも、逆に良かったような気がします。 福原の引き際の潔さがかっこいい。 あそこで涙の別れなんてあったら、興醒めですもんね。 小ネタがあったら、サイアクってパターン。 そこはきちんとしてました。
なんかわけのわからん偉そうなことばかり書いてますが、ほのぼのしていてほのかに切なくて良い映画でした。 エンドロールを観ながら 「あぁ、そう言えばこれ、原作があったんだった」 と思い出し、帰りに図書館に寄って借りてみました。 映画のキャストを思い浮かべながら読んでみようと思います。

朝見た夢の話。
テレビのワイドショー (たぶん 『とくダネ!』) で鷺沢萠さんの新作 (ありえないけど) が紹介されていて、VTR からスタジオの映像に戻った時、司会の小倉さんが酷評するんです。 テレビを観ながら私はムッとしているのですが、コメンテーターの高木美保さんとピーコさん (微妙にリアル) も腹を立てていて、どちらかが小倉さんに 「ハゲろ!」 と叫ぶシュールな夢。 そんなんわざわざ言わんでも、既に…だから、ねぇ。
そこで夢が終わりました。 夢の中の私がテレビを消したのかもしれません。
2007年12月02日(日)   No.1279 (映画)

愚行再び
以前 「映画のはしごは2本まで」 と決めたのに、また3本はしごしてしまいました。 無謀です。 疲れました。
前回は同じシアターで3本連続鑑賞したのですが、今回は3本とも違うシアターでの上映でした。
まず 10:30 からシネツイン2で 『めがね』 を鑑賞し、13:15 からシネツイン1で 『エディット・ピアフ 愛の讃歌』 を鑑賞。 そして少し時間が空いて、18:50 からサロンシネマ2で 『SAD VACATION サッド・ヴァケイション』 を鑑賞しました。 あと1本サロンシネマ1で何か観たら、グループ館完全制覇でした。 惜しかった、でも絶対無理。
以下、観た映画の感想を。 ネタバレもあるかもです。

めがね
『かもめ食堂』 の監督さんの映画。 『かもめ食堂』 がとてもおもしろかったのですごく期待していたのですが…、うぅむ。
特に何も起こらず、延々たそがれている映画でした。 タエコとヨモギの関係もわからずじまいだし、…ねぇ。 非常に申し訳ないのですが、途中、ほんの少しうとうとしてしまいました。 それくらい単調で何も起こらない映画でした。
メルシー体操のシーンでは、みんなで立ち上がって一緒に体操したくなりましたが、もちろんそのようなことが起きるはずもなく、観てるだけー。
何も考えたくない時に観るには、最適の映画だと思います。

エディット・ピアフ 愛の讃歌
この映画を観るまで、エディット・ピアフという人は、恋人を不慮の事故で亡くし、失意の中で 『愛の讃歌』 を歌い上げた悲劇のヒロインというイメージだったのですが、映画を観てそのイメージはがらりと変わってしまいました。 プロ意識のないわがままな酔っ払い、に変更。 恋人のマルセルは妻子持ちだったしなー、それって不倫だしなー。 ちょっとイメージが変わった。
ピアフのイメージはさておき映画の内容ですが、いろいろな時代が交錯して描かれているので、私としては非常にわかりづらいという印象でした。 晩年かと思いきや、突然子ども時代になったり、また晩年かと思ったら、全盛期っぽい時代になったり。 画面に 「1918年」 などと一応時代は示されるのですが、あまりにも前後するので、どの時代にピアフが全盛期だったのか、どの時代からだんだん落ちぶれていったのかなどがまったくわかりませんでした。 ステージで倒れるのも、病気なのか薬とアルコールのせいなのかわからなかったし (やはり後者か?)。
何度か繰り返し観たら、少しは理解できるのかもしれません。

SAD VACATION サッド・ヴァケイション
この日観た映画の中で、一番映画らしい映画だった気がします。 ストーリーはちょい重め。
テーマは、…何だったんだろう。 復讐? 母性? 家族? うぅむ、よくわかりません。
預かっている中国人の子どもと日本人の従業員が大量の血痕を残して連れ去られても 「もうあきらめろ」 と言い切ってしまうあたりや、自分の息子が妻の連れ子に殺されても 「健次 (殺した方) は悪くない」 と言い切ってしまうあたりは少し理解に苦しみましたが、世の中にはそういう人もいるのかもしれません。
映画は続きを予感させるような終わり方でしたが、実際どうなのでしょうか。 北九州三部作などと言われているので、実は終わりなのか? (過去二作は観ていません。)
朝一で観た 『めがね』 でたそがれた民宿の主人を演じていた光石研さんが、『SAD VACATION サッド・ヴァケイション』 ではチンピラのような人を演じていたのが印象的でした。 ギャップがすごすぎるぞ。
2007年10月07日(日)   No.1231 (映画)

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