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『ボヘミアン・ラプソディ』
ボヘミアン・ラプソディ』 を観ました。
観終わった後,胸がいっぱいで苦しくなりました。 すごく切なくて,悲しくて,でもすごく良い映画でした。 ネタバレにならないよう気をつけて…って,ネタバレも何も伝記映画ですよね,これ。 でも気をつけて,感想を書きます。

メアリーとジム・ハットンが,すごく良い。 大好きです。 この2人がフレディのそばにいて,本当に良かった。 ライブ・エイドのシーンで,メアリーがジム・ハットンに寄り添う場面が,すごく良かったです。
そして,マイアミ(ジム・ビーチ)が最高! 彼が出てくるシーンは,本当にどれも良かった。 ライブ・エイドの前にちょっと悪さをする場面や,一緒になって口ずさむ場面では思わずくすっと笑ったし,「マイアミ」 というニックネームをつけてずっとそう呼び続けてきたフレディが,おそらく初めて 「ジム」 と呼ぶ場面では,うるっときました。
そして,奴のことは書きたくないけど,ポールは本当にクズ! 言葉遣いが汚くて申し訳ないのですが,「こいつさえいなければ…」 と思うことが何度もありました。 フレディの目を覚まさせてくれたメアリーに,心から感謝します。 あの場面も良かったなぁ…。
終盤のライブ・エイドの場面は,ずっと涙が止まらなかった。 涙を拭いたのに,すぐに頬に違和感を覚えて,「あ,あれ?」 なんてこともありました。 本当にすごい迫力で,一緒になって拍手をしたい気持ちになったのに,できなくて本当に残念でした。 爆音映画祭だったら,できたのだろうか?
ライブ・エイドの場面が終わり,「えーっ,もう21分経ったの? 足りないよーっ!」 と思った次の瞬間,私が一番好きなあの曲が流れてきたので,また涙が…。 「はぁ…」 とため息も出た。 思い出しても,ため息が出ます。
しかも,…あ,これはネタバレになりそうだから,やめておきます。 でも,画面に目が釘付けになりました。 はぁ…。

帰宅後,iTunes Store でオリジナル・サウンドトラックを購入しました。 先に購入しておいても良かったのですが,そうすると聴いてしまうので,映画を観てからにしようと思っていたのです。 今,聴きながら書いています。
あぁ,本当に素晴らしい,完璧な映画でした。 映画館で観て,本当に良かった。 思い出して,今夜はもう少し泣くかも。 センチメンタル過剰です。
2018年11月21日(水)   No.5497 (映画)

『この世界の片隅に』
ポスプリの用紙の調達と,トイレタンクの水漏れで胃を痛くした1週間が,ようやく終わります。 …水漏れの方はまだ終わってないけど。
あーっ,本当に落ち着かない1週間だったーっ。

そんな1週間の終わりに,サロンシネマに 『この世界の片隅に』 を観に行きました。
どう表現したら良いのか…。 しみじみとじわじわと心に染み渡るような映画でした。
当たり前のことだけど,戦時中も日々の暮らしがあって,お腹を抱えて大笑いするようなこともあったのだということを,改めて感じさせられました。 ずっと暗く辛いばかりだったわけではない。 …もちろんその方が多かったのだと思うけれど。
私だったら度重なる空襲に嫌気が差して,「もう嫌だーっ!」 と叫んでしまったかもしれないなー,と思いながら観ました。 現代の私たちはいつあの戦争が終わるかを知っているけれど,あの時代の人たちはいつ終わるとも知れない日々を送っていたのですよね。 自分だったら耐えられるだろうか。
すずさんも多くのものを失ってしまったけれど,幸せな日常が訪れていたら良いな…と思いました。 絶対に忘れられないことばかりだろうけど,お腹を抱えて大笑いできるようなことがあったら良いな。
本編を観ていてじわじわ涙が滲んできて,エンドロールになったのでハンカチをバッグにしまったのですが,最後の最後にリンさんの人生が映像で流れてきて,またじわじわ涙が滲んできました。 慌ててハンカチを取り出した。 この終わり方はずるい! 最後のワンカットの意味も大きかった気がします。
広島市内に向かう途中,大渋滞に巻き込まれて心が折れかけたのですが,諦めずにサロンシネマにたどり着いて良かったです。
2017年02月10日(金)   No.4902 (映画)

『DEATH NOTE デスノート Light up the NEW world』
映画 『DEATH NOTE デスノート Light up the NEW world』 を観ました。
シネコンの映画は終映間際の空いた時期に行くことが多い私が,なんと公開第1週目に行ってきました! 自分でもびっくりんこびっくりんこ。 レディースデイの翌日が休みというのは大きい。
観に行くと決めてからずっとわくわくしていました。 期待どおり,おもしろい映画でした。 ほんのりとネタバレするので,改行しまーす。





最初にこんなことを書くのもどうかと思いますが,松田は最期まで残念な奴だった。 でも,あの松田にしては華々しい幕引きだったように思います。 現実に起きたことだったら,同僚はずっとあの笑顔が忘れられなくて,トラウマになることだろう。(帰宅後にテレビをつけたら,Eテレで美文字を習ってましたよ,松田は。 よりによって映画を観た直後って…。 やっぱり松田は残念な奴だ。)
キラの後継者が明かされる場面では,「消去法でいくとこの人しかいないけど,でも…」 と思ったら,やっぱりあの人。 「デスノートの所有権を失うと,デスノートの記憶を失う」 というルールを見事に活かした設定でした。 でも,一番やってはいけないことをやりましたよね,あの人は。 それを受け止める竜崎(L の後継者の方)の度量の大きさがすごかった。 普通はそんな風にはできないって。 初代 L ほどの賢さが感じられなかったのですが,度量の大きさでは初代を上回っていた気がします。 L は自分で…でしたもんね。
中上亮が改心して,竜崎の遺志を引き継いでくれることを心から願います。
…それにしても,デスノートは終わらんねー。 また続編ができそう。 公開時にまた復習せんといけんのかね。 DVD を出すのは面倒なので,その時はまた日テレさん,よろしくー。

さて,ここからはちょいとツッコミ。
弥海砂の車のナンバーって,33-33(ミサミサ)じゃないんですね。 って実際に書いて気づいたけど,全部3になっちゃうのか。 確か映画では 37-02 でした("皆,鬼"と覚えました)。
デスノート対策室が解散させられたのに,三島がデスノートにアクセスする権限を持ったままなのはどうして? おかしくね? そら,簡単に持って行かれるわー。
L の後継者の竜崎が L が残しておいた遺伝子を受け継いでいるって,どういう意味? 年齢的にどう考えても初代 L の子どもではないし,どうやって受け継いだの? ありえんだろー。 あと,L の後継者の割に,あまり頭を使っている印象がないんだよなー。 脳に必要な糖分も全然欲してなかったよなー(薬で補った?)。 L(を演じた当時の松山ケンイチくん)ファンの私としては,ここは大いにツッコみたい。

ところで,映画館はガラガラだったのに,私のすぐ隣にカップルが座ってビックリ。 いやいや,普通1つくらい空けるでしょ? チケットを購入したのは私の方が先だったよ? カップルが来るまで,「シアター1だと,この列が正解」 なんて思っていたのが悲しいわ。
そのカップルの女性の方が,映画中にスマホをいじるわ,男性に話しかけるわ,エンドロール前にわさわさしながら出て行くわで大迷惑! 私がデスノートの所有者だったら,死神の目の契約をして,お前の名前をデスノートに書いてやる! と考えて憂さ晴らし中。 心臓麻痺なんて簡単な死因にはしないから。 「向こう20日間,原因不明の痛みで苦しんだ末に…」 みたいな死因にしてやるから。 ふんっ。
2016年11月02日(水)   No.4812 (映画)

『ふきげんな過去』
映画 『ふきげんな過去』 を観ました。
勝手にシリアスな映画だと思い込んでいたのですが,これは……コメディ? おかしくてちょいちょいくすくす笑っていました。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが,終盤の果子(二階堂ふみちゃん)の 「薄っぺらい,所帯じみてる!」 から未来子(キョンキョン)の 「肌色の糸買ってきて」,その後果子が泣きじゃくりながら明かした事実に 「何てことすんのよ!」 とブチ切れる未来子の流れがめちゃくちゃおかしくて,観終わってからしばらく顔のにやにやを抑えることができませんでした。 なんとか抑えてパンフレットを購入。 その後はまたうつむいてにやにやしながら駐車場まで帰りました。 あー,おかしかった。
この2人のやり取りだけじゃなく,終始ぐったりしている赤ちゃんもおかしくて(ぐったりしている時は人形だったんじゃないかと思う),動いた瞬間 「あ,生きてた!」 とビックリしてしまいました。
果子の家にちょくちょく預けられるカナちゃんという小学生も,ものすごく良いアクセントになっていた。 爆弾が爆発した後がこれまた秀逸。 ダメだ,おかしすぎる…。
今夜は小ネタの数々を思い出しては,にやにやしてしまいそうです。 野村(イラン人?)の国籍も手作りだしなー,果子は最後に何か企むような顔をしていたしなー。 あぁ,おかしい。
エンドロールの 「音楽 岡田徹」 の文字を見て,「あ,PRINCESS PRINCESS の名付け親だ」 と懐かしく思いました。 嬉しい発見。

映画を観る前に,ひろしま美術館に 『サザエさん生誕70年記念 よりぬき長谷川町子展』 を観に行きました,年休を3時間とって。 職場の皆さま,ごめんなさい。
休日よりは少ないであろう人の波をすり抜けて,楽しむことができました。 実家にB5版の 『サザエさん』 が何冊かあるので,表紙絵を見て 「あ,これはあるぞ」 と懐かしく思い出しました。 その後,母が文庫本ですべて揃えたように思います。 実家に帰ったら,読み返そうかな。
帰りに図録と 『サザエさんうちあけ話』 とクリアファイルを購入したら,合計金額が 4,444円でした。 ミラクル。 ゾロ目賞があったら,たぶん受賞しています。
2016年08月19日(金)   No.4741 (映画)

『海街diary』
今日はモーレツに忙しくて,疲れ切っていたので 「やめようかな…」 とも思ったのですが,映画 『海街diary』 を観に行きました。
パンフレットを購入する時にカウンターに置いてあった来週の上映スケジュールを見たら,今日より少し早い時間の上映があったのですが,来週が今日より落ち着いているとも思えなかったので,今日観ることにしました。 …まぁ,映画館まで来ていたことだし,ね。
疲れていたけど,観て本当に良かった。 ほんのり癒やされました。 センチメンタル過剰のおばさんは,ちょいちょい泣きそうになって困りました。 その都度ハンカチを使わないで済む程度の涙で乗り切った。
本当にほんのりと良かった。 景色も人の心もどちらも本当に澄み切った美しさで,心の中に染み渡りました。 本当に観て良かった。
広瀬すずちゃんが本当に瑞々しくて,眩しかった。 夏帆ちゃんはあまり目立たないけど,きちんとクッションのような役割を果たしているのが印象的でした。 …あ,言葉が出てこなかったのですが,潤滑油とも言うか。
あと意外だったのが,鏡に映った綾瀬はるかちゃんが長澤まさみちゃんに似ていたこと。 そんな風に思ったのは私だけかなぁ…。 でも本当に似ていて,「ん? 今画面に映っているのは幸 (綾瀬はるかちゃん) だよね? 携帯で喋っているのがそうだもんね?」 と頭の中を整理してしまったくらい。
本当に良い映画でした。 Blu-ray が発売されたら間違いなく購入すると思います。 今すぐにでももう一度観たい気持ちでいるので,早く発売してほしいっ!!!!!

映画を思い出して,何年ものかわからない母の梅酒をちびちび飲んでいます。
2015年07月22日(水)   No.4384 (映画)

『ワイルドバンチ』
今日は半日年休をいただき、サロンシネマのラスト・ピクチャーショーで上映されている 『ワイルドバンチ』 を観に行きました。
私が大好きな映画 『エグザイル/絆』 の紹介記事などでよく引き合いに出されるこの 『ワイルドバンチ』 を、本当にずっと観たいと思っていたんです。
観ましたよ、ようやく観ることができましたよ。 今まで何度も BS の放送を見逃してきたのは、今回サロンシネマのスクリーンで観るためだったのだと思いました。 ええ、そうに違いない。
さて感想ですが、先に観たのが 『エグザイル/絆』 なので、そちら目線の感想になることをお許しください。

正直なところ、冒頭は何のこっちゃよくわかりませんでした。 強盗団とそれを狙撃するグループの2つの集団が出てきたので、どちらに焦点を合わせて観ていけば良いのかがよくわからなかった。 徐々に強盗団に視点が絞られていくのでわかってきたのですが、最初は 「どっち? 私が感情移入するべきなのはどっち?」 と心が右往左往。 だって狙撃するグループのリーダー、ソーントンが格好良かったんだもの。 しかもそのソーントンは強盗団のリーダー、パイクの元仲間だというのだから、私の心が右往左往してしまうのも仕方がない。
でもその強盗団も 『エグザイル/絆』 の5人とは違い、そこまで息があった感じがしないので、「どうしてこの映画が引き合いに出されるの?」 と観ていて不思議に思いました。 強盗団自体にあまり正義を感じなかったし。
でも中盤のウィスキーの回し飲みのシーンを観て、「ん、これは…」 と思いました。 この感じ…、うん。 このあたりから徐々に絆を感じ始めました。
そして終盤に差しかかり、マパッチ将軍に囚われた仲間エンジェルを救出するために銃を手に歩き始めたパイクを始めとする4人の男たちの姿を観た時、「キターッ!!!!!」 と思った。 どう考えても勝ち目のない戦いに赴くのに、交わした言葉は 「行こう (Let's go.)」 と 「いいとも (Why not?)」 だけ。 気持ちは一つ。 いつの間にかそこまで絆が深まっていた。
『エグザイル/絆』 は4人対十数人だったのに対し、『ワイルドバンチ』 は4人対数百人と、勝ち目のなさは桁違い。 でも男たちに一切迷いはない。 この潔さに惚れます。
その後の銃撃戦は、まさに 「死のバレエ」。 『エグザイル/絆』 のラストの銃撃戦を観て、「まるでバレエみたいだ…」 と感じたことを思い出しました。 凄惨な中の美しさ。 はぁ…。
なんか思い出してもため息が出てきます。 すごい映画でした。 本当に良い映画だった。 サロンシネマのスクリーンで観ることができて、本当に幸せだと思いました。

さて、そのサロンシネマは 8/31 で閉館します。
というわけで、私は今日でサロンシネマとお別れ。 一番最初に観たのは 『日の名残り』 でした。 それから100回は通ったかなぁ。 鷹野橋のコインパーキング事情にもずいぶん詳しくなりました。 今日は最後なのに一番お気に入りのコインパーキングに駐車できなくて、ちょっと悲しかった。
最後だからか 『ご縁玉』 なるものを頂戴しました (中身はキラキラした5円玉)。

こんな商魂たくましい一筆箋も販売されておりました。

最後に入口の劇場案内をパチリ。

レイトショーの時などは、近所の飲食店から漂ってくる焼き肉のくっさい煙を嗅ぎながら階段を上って行ったものです。 この場末感が好きだった。 この場末感漂うサロンシネマで観る香港ノワールが好きだった。 夜遅く、駐車場までドキドキしながら帰るのも好きだった。
移転しても香港ノワールは上映されるのかもしれませんが、気分は半減…いや9割減くらいしそうな気がします。
サロンシネマが移転してしまうんだったら、シネツイン新天地を残しておいてほしかったな。 シネツイン新天地の場末感も好きでした。
場末感漂う映画館が消えてしまうことが本当にさみしいです。 今まであまり実感していなかったけど、本当にさみしいな。
さようなら、サロンシネマ。
2014年08月27日(水)   No.4072 (映画)

『私の男』
私の男』 を観ました。
ネタバレがあります、ご注意ください。





小説を読んだ時にはそうは思わなかったのですが、これはかつて自分の "娘" だったはずの "女" に翻弄されて破滅した男の話なのでしょうか。 ラストシーンを観て、そう感じました。
そう言えば原作では淳悟が花に 「お前は俺のものだ」 と言っていたと思うのですが、映画では 「俺はお前のものだ」 と言っていたような気がします。 …って勘違いだったらごめんなさい。 「ん? 聞き間違い?」 と思った気がするんですよね。
確かにタイトルも 『私の男』 であって 『俺の女』 ではないので、どちらが主導権を握っているのかも明白と言えば明白です。 これも小説を読んだ時にはまったく考えなかったけど、そう言われてみれば (自分で言ったけど) そうだ。
小説ではうっすら感じられた淳悟の父性が、映画ではそこまで感じられなかったのが少し残念でした。 淳悟の 「後悔している」 という発言は本当に嫌だったな、あれでもしかしたら少し漂っていたかもしれない父性が全部吹き飛ばされました。 あの一言で、「なんだ、この男?」 と思ってしまった。 そりゃ花も3年間行方をくらますわ。
…原作にも 「後悔している」 発言はありましたっけ? ありませんよね? なかった気がする。 あったとしても、なかったことにしよう (をい)。
演出やそういう細かな部分にちょっと 「ん?」 と思うところはありましたが、退屈な映画ではなかったので良かったです。 上から目線でごめんなすゎい。
それにしても二階堂ふみさんはすごい! 彼女が出演している作品を観るのは今回が初めてなのですが、本当にすごい女優さんだと思いました。 少女の顔から色香漂う女の顔までしっかり演じ分けていました。 すごい!!!
あと小ネタですが、花の子役の子には 「花ちゃん」 と呼ばれたら 「花子と呼んでくりょう」 と答えてほしかった。 よりによって、どうして同じ名前なんだか…。
2014年06月27日(金)   No.3668 (映画)

『名探偵ゴッド・アイ』
名探偵ゴッド・アイ』 を観ました。
ネタバレがあります、ご注意ください。





おもしろかった〜。 笑った笑った、笑い疲れました。
とある理由からアンディ・ラウ (主に顔) を苦手にしているのですが、ジョニー・トー作品なので 「ええいっ!」 と気合いを入れて観ました。
うん、やっぱりアンディ・ラウはアンディ・ラウで、かっこ良かった。 苦手意識を克服できたかも。 って、アンディ・ラウにはまったく責任がなくて、単に嫌いな人に似ているから…という理不尽な理由で苦手意識を持っていたのです。 でもそんなに似ていないことがわかったので、良かった。
アンディ・ラウ演じるジェンストンは時に憎らしく、そんな彼に振り回されるサミー・チェン演じるホーはとても可愛らしかった。 途中からは彼に恋している感じがものすごくよく出ていて、本当に愛おしい女性だと思いました。
ラム・シューも 『ドラッグ・ウォー 毒戦』 とは違っていつものラムちゃんで、なんだか安心しました。 抜群の安定感。
不謹慎かもしれないけれど、一番おかしかったのは終盤 「破水した」 とシウマン (夫とその不倫相手を刺殺した) がジェンストンを騙す形で呼び止めて、彼女にめった刺しにされたジェンストンが助けに来たホーに 「赤ちゃんを救え」 と言うシーン。
「そう、早く救急車を呼んで!」 と思ったら、何を思ったかホーはシウマンに 「はい、いきんでー」 と始めるんです。 「お前が産ませるんかーい」 とツッコみたくなりました。 「いやいや違うだろ、救急車を呼びなさいよ」 と思ったら、無事出産。 超安産じゃね? シウマンは死んじゃったみたいだけど。
最後の最後まで徹底してコメディなんだな、と思いました。 本当に私的にはあのシーンが一番おかしかった、不謹慎かもしれないけれど。
ラストでは、ジェンストン、ホー、そしてシウマンの娘の3人がすっかり家族になっていたので、気持ちがほっこりしました。 きっとこれから先もジェンストンとホーはドタバタしながら暮らしていくのでしょう。
あー、本当におもしろかった。
2014年03月28日(金)   No.3581 (映画)

『ドラッグ・ウォー 毒戦』
ドラッグ・ウォー 毒戦』 を観ました。
ネタバレがあります、ご注意ください。





もぉ、酷い!!! あ、映画の内容じゃなく、ルイス・クー……じゃなかった、ルイス・クー演じるテンミンが酷い!!!
「麻薬製造に関わった罪で死刑になるのは嫌だから、警察の捜査に協力する」 と言っておとり捜査に加わるのですが、警部は彼のことを信用していなくて何度も彼を疑うようなことを言うんです。 その都度テンミンは 「信じてくれ」 と言い、私も 「そうよ、そうよ、ルイス・クーなんだから信じてあげて!」 と思っていたのですが、実際はこいつが一番の悪者だった。 信じてたのに…。 酷いっ、ルイス・クー!!! そう、結局ルイス・クーだから酷いのよっ (八つ当たり)。
ルイス・クーがそんな酷い人のはずがない、と思っていたのに…。 って冷静に考えたら、『アクシデント/意外』 の時も結構冷酷でしたね、この人。 勝手に信じて勝手に騙された私が悪いのか。
最後の銃撃戦は、麻薬製造関係者 vs 警察かと思いきや、最終的にテンミン vs 全員で、もう何が何やらわかりませんっ!って感じでした。 でもあの銃撃戦のシーンは、ジョニー・トーならではという気がしました。 ものすごく変な表現ですが、計算しつくされた美しさがあるような気がしました。 無駄がない。
最後の刑事の意地には感動した。 ずっとテンミンを信用していなかった警部がテンミンに撃たれて瀕死の状態なのに、自分の腕とテンミンの足を手錠で繋いで逃げられないようにするんです。 それに気づいたテンミンを見てニヤリと笑ったあの表情が忘れられない。 ものすごい意地だと思いました、感動した。
ジョニー・トーネタでは、香港の7人。 「トー組の皆さん、いらっしゃい」 って感じでしたね。
ラムちゃん (ラム・シュー) が 「組織一の頭脳」 というのが未だに信じられません。 名前が 「ファット」 なのにはくすっとしてしまいましたが。
香港の7人のメンバーの1人を見て、「ラム・カートン? 違うか」。 またしばらくして 「ラム・カートン? いや、違うか」 を繰り返していたのですが、エンドロールを見て、「あ、やっぱりラム・カートンだったの? ちょっと太った? いや、老けたのか?」 と思いました。 なんか、ふわっとラム・カートンだった。
ものすごくおもしろい映画でしたが、もう一度観る気力はありません。 それくらい激しく凄まじい映画でした。 疲れた…。

そう言えば香港の死刑は、毒物(?)注射なのでしょうか。
ドラッグの製造をしていたテンミンが、ドラッグを注射されて死んでいくところはものすごく皮肉に感じました。
2014年03月28日(金)   No.3580 (映画)

『劇場版 SPEC 〜結〜 爻ノ篇』
劇場版 SPEC 〜結〜 爻ノ篇』 を観ました。
終映間近になって、ようやく観ることができました。 観て良かったです。 でも、観なければ良かった、とも思います。
本当に終わってしまった…。 本当に本当に終わってしまいました。 悲しくて涙が止まりません。 帰りの車の中で、しゃくり上げながら泣いてしまった。
映画のエンディングで使われていた曲を iTunes Store で購入して、聴きながらまたしゃくり上げています。 …いかんいかん、このままだと明日の朝、まぶたが腫れてしまう。
気持ちを切り替えないとっ!(自分に気合い。)
相変わらず小ネタは満載で、『TRICK』 ネタも出てきたりしました。 くすくす笑ったことが、今はもう懐かしい。 …ダメだ、全然気持ちが切り替わらない。
よし、気持ちを切り替えるために、公開前に放送されたナビ番組を後で観よう。 まだ観てなかったんかーい、とツッコむところ。 ええ、観忘れていました。
気持ちが切り替わるか、はたまたその逆かは神のみぞ知る (大げさ)。
おやすみなさい。 夢に出てきてくれても良いよ、当麻と瀬文。
2014年01月15日(水)   No.3513 (映画)

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