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『チェンジリング』

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『スラムドッグ$ミリオネア』
スラムドッグ$ミリオネア』 を観ました。
天邪鬼のため、話題の映画にはあまり興味がない私ですが、この映画は絶対に観ようと思っていました。 そして、観て本当に良かったです。
おもしろかった! ドキドキした! そして感動した! 観る人を飽きさせないノンストップの映画でした。 本当に良かった。
これからご覧になる方もたくさんいらっしゃると思うので、多くは書きません。 …というより、書けません。 何を書いてもチープな文章になってしまうと思うので。
この映画、本当におすすめです。

それにしても、思いっきり感動させておいて、あんなエンドロールをもってくるとは…。 イギリス映画と言いつつ、やはりインド映画 (観たことがないのでイメージですが) って感じでしたね。 それもまた良かった。
胸がしめつけられるような場面がたくさんある映画だったので、そのエンドロールのおかげで少し心が軽くなりました。

映画が始まる直前、少し前の列に友人の姿が見えたので、「終わってから声をかけよう」 と思っていたのですが、劇場が明るくなった時すでに彼女の姿はありませんでした。 席を立つのが早すぎるよ、君。 きっとお腹が空いて、すぐに食事に行ったに違いない。
明日メールしよっと。

やっぱり話題の映画ですね。 私は朝一 (と言っても11時から) の回を観に行ったのですが、補助席が出るほどの超満員でした。
次の上映回にもすごい行列ができていましたよ。 連休中はもっと混雑するのかも。
2009年04月26日(日)   No.1800 (映画)

『ホルテンさんのはじめての冒険』
今日の2本目、『ホルテンさんのはじめての冒険』 を観ました。
昨夜サロンシネマ&シネツインのサイトをチェックするまで、2本目は別の映画を観ようと思っていたのですが、この映画の公開が今週いっぱいだということに気づき、なおかつ観ようと思っていたことも思い出し、予定を変更して観に行った次第です。
これは…大人のファンタジーかな。 時折 「くすっ」 と笑える小ネタを織り交ぜ、ちょっと浮世離れしたお話が展開していきます。
オフィシャルサイトのトップに 「生真面目な運転士ホルテンさんが、定年退職のその朝に人生初の大遅刻!」 とあるのですが、その日のことは割とあっさり終わってしまった気がします。 勝手な想像で、「大遅刻して、ショックで突然大冒険に出かける」 的なストーリーかと思っていたのですが、大はずれ。
タイトルは 『ホルテンさんのはじめての冒険』 ですが、これはちょっと誇大広告かな? 正確には 『ホルテンさんの非日常な数日間』 って感じでした。
何と言うか… 「ホルテンさん、いったいどうしちゃったの!?」 的なことがあれこれ。 ふふふ、確かに生真面目に30年以上運転士として勤め上げたホルテンさんにしてみれば、「はじめての冒険」 のオンパレードかなぁ。
同じことの繰り返しになってしまいますが、本当に非現実的なことばかり起こるんですよね。 最後なんて… 「ホルテンさん、なんで無傷で無事だったの!?」 って感じ。 「あちゃー、ホルテンさん死んじゃったかなー」 ぐらいに思っていましたよ、私は。
映画はハッピーエンド。 きっとここからホルテンさんの第二の人生が始まるのでしょう。 あ、このことが実は 「はじめての冒険」 なのかも!?
2009年04月19日(日)   No.1793 (映画)

『チェチェンへ アレクサンドラの旅』
久しぶり (3週間ぶり) に映画のはしごをしましたのことよ。
今日の1本目、『チェチェンへ アレクサンドラの旅』 を観ました。
キネマ旬報ベスト・テン第10位ということで観に行ったのですが、…私は感受性が鈍すぎるんだろうなぁ、良さが理解できませんでした。
オフィシャルサイトのトップページに 「孫へのまなざし 平和への祈り」 とあるのですが、こういうメッセージを何も感じなかったんです、私は。 途中飽きてしまって5分くらいうとうとしてしまったのですが、その間にそんな場面があったのかなぁ。 だとしたら見逃してしまったことになるのですが、別にいいや。
主人公のアレクサンドラも、私に言わせれば 「こういうおばあちゃんっているよねー、絶対になりたくないタイプ!」 です。 ごめんなさーい。
彼女のチェチェンでの振る舞いは、自己中にしか見えなかったんです、本当に。
どういう経緯で軍に従事する孫に会いに行く機会を得たのかはわかりませんが、兵士のみながそんな待遇を受けられるわけではないと思うんです。 彼女の姿に自分の祖母の姿を重ねて、里心を募らせる兵士もいたでしょう。 でも彼女はそんな兵士たちに優しい言葉をかけるでなし、自分勝手に基地の中をうろうろ歩きまわり、挙句の果てに外出許可もないのに外の市場に出かけてみたり、やりたい放題。 やっぱり自己中さんにしか見えなかったな、私には。 間の空白の5分間がツボだったのかなー。
冷蔵庫もない気温39度の場所で、前日か前々日に作ったピロシキを兵士に食べさせていましたが、その後兵士がお腹を壊さなかったのか気になります。

この映画の監督って、『太陽』 の監督なんですね。 妙に納得。 私には合わないんだと思います、はい。
2009年04月19日(日)   No.1792 (映画)

『PARIS』
今日の2本目、『PARIS』 を観ました。
実は今朝起きるまで、2本目は 『英国王 給仕人に乾杯!』 を観ようと思っていたんです。 でも朝布団の中で、「眠い〜、起きたくない〜、シネツイン本通りまで歩くの、無理〜」 と思い、パッと布団から起き出て (起きてんじゃん) 上映スケジュールをチェックして、この 『PARIS』 に変更したのです。 こっちは、1本目と同じ建物だったので。

映画の内容は、何だろう…。 パリに暮らす人々の群像劇、とでも言いましょうか。 何と言うか、よくわからなかったんですけど、おもしろかったです。
「わからないのに、おもしろかった!?」 と疑問に思われるでしょうが、本当にわからないけどおもしろかったんです。
行ったことはありませんが、パリと言うとヨーロッパ有数の観光名所というイメージだったりするじゃないですか (違っていても、このまま進めます)。 でも、そこに暮らす人々は、私たち同様平凡で、でもそれぞれに悩みを持ち、日々暮らしている。 そこには小さな事件も起こったりするけど、その処し方も私たちとそう変わらない。 んー、パリの市井の物語と言えば良いのかな。 どんな場所に住んでいても、人間の日々の営みというものはそう大差ないのだなぁなどと思ったりしました。
映画の中に織り込まれるパリの風景が、とても美しかった。 心の中にほんの少しだけ、ゆったりした時間が流れたような気がします。 ジュリエット・ビノシュもとても美しかったです。

今日の2本は、サロンシネマ&シネツインの御贔屓帳の無料ご招待を利用して観ました。
去年の3月から、押されたスタンプはこれで40個。 1年間の御贔屓帳はこれにて終了。 また新しい1冊が始まります。 …実は1日に観た 『チェンジリング』 で新しい御贔屓帳をいただいています。
にわか映画ファンですが、映画鑑賞という趣味は結構続いています。
2009年03月29日(日)   No.1770 (映画)

『-悲夢 Himu-』
3月最後の日曜日 (ひょえ〜)、映画のはしごをしてきました。
今日の1本目、『-悲夢 Himu-』 を観ました。
ネタばれあるかも。 ご注意ください。



…いきなりぶっちゃけて良いですか? 全然おもしろくなかったです。
「あらやだ、オダジョー久しぶり。 そう言えば私、オダジョーのファンでした」 と思って観に行ったのですが、「あれ? 私、オダジョーのファンだったっけ?」 と思うような映画でした。 …伝わりにくーい。
ホント、申し訳ないけど、突っ込みどころ満載でしたよ。
まず、韓国人キャストの中で、オダジョーだけ日本語。 これは前もって知っていたことだけど、それでもやはりかなり違和感を感じました。 なんで会話が通じるんかーい! おかしいでしょ、やっぱり。
オダジョー演じるジン (名前が出たのって、1回だけじゃありませんでした?) と、イ・ナヨン演じるランの夢が交差する (ジンが見ている夢の内容を、ランが夢遊病状態で実行する) という内容なのですが、途中 「どちらかが寝ている時、もう一方が起きていれば夢は交差しない」 と判明したのに、2人ともいつもどおり夜寝ようとするんですよ。 2人とも昼夜逆転してもかまわないと思しきフリーランスの仕事 (たぶん) なのに、決まって毎晩同じ時間に眠くなって寝ようとするんです。 おいおいおいおーい! ですよ、本当に。 「解決方法がわかったわね」 なんて言って喜んだんだから、どっちか生活時間をずらしなさいよ。 融通が利かないなぁ、本当に。
そんなんだから、ジンが頭に針を刺して寝ないように頑張っても結局2人同じ時間に寝てしまって、ランが元彼を殺すに至るのですが、殺してしまった後に警察でジンが 「僕はもう寝ません! だからあなたにはもう何も起こりません!」 って叫んでももう遅いっちゅうねん。 むしろ、ジンが眠ることによって、ランが夢遊病患者だということが警察にわかった方が良いっちゅうねん。 なのに、頭や腿に彫刻刀を突き立てたり、上下まぶたにテープを張ったり (変顔選手権か!?) して寝ないように頑張るんですよ、ジンは。 ごめん、意味不明〜。
最終的に2人とも死んでしまうのですが、「で?」 という感じでした。 ホント、ごめん。

もっと細かいことを言えば、何故ジンがあんなまったく魅力のない元カノに執着しているのか理解できないし、ランが 「絶対会いたくない!」 と言っている元彼のところに何度も行ってしまうのかがまったくわかりませんでした。
不完全燃焼万歳!
2009年03月29日(日)   No.1769 (映画)

『少年メリケンサック』
今日の2本目、『少年メリケンサック』 を観ました。
超ハイテンションの宮崎あおいちゃんが、ものすごく可愛かった! 『篤姫』 と同じ時期に撮っていただなんて、とても信じられないくらい正反対の役でした。 彼女の才能は本当にすごいですね、再認識しました。 今まで以上に好きになりました。
映画は、宮藤官九郎さんの監督・脚本ということで、随所でくすくす笑い。 本当におもしろかった。 嫌味がない笑いで良いですね、本当に。
ただショックだったのが、佐藤浩市さんのおじさん体型。 あのお腹はかなりショックでした。 役作りのためにそうされたのでしょうか? …そうだと思いたいです。 田口トモロヲさんもちょっとぷにぷにしていたなぁ。 役作りのためだと思いたいです。 キム兄はまぁあんなもんでしょ。
そうそう、田口トモロヲさんが、本当に良い味を出していました。 『プロジェクトX』 のナレーションを担当していた人とは思えないくらいの変態っぷり。 車いすに乗って足腰ガタガタで、会話もままならない…という状態だったのに、突然流暢に話し始めたので、噴き出しそうになりました。 足腰も全然大丈夫だったんかーい。 これもクドカンワールドですかね、すごく良いアクセントになっていました。 そのあとのライブに活きてきたんだな。
劇中に広島の風景 (原爆ドーム) も映っていましたが、中央銀座という名前の商店街が広島にあったかなぁ。 私は知らんぞ。
広島ナンバーの車が止まっていたので、広島という設定なのだと思うのですが、検索しても見つかりません。 中央銀座商店街…謎です。
あと、劇中で演奏する曲を、ずっと "God Save the Queen" の替え歌だと思っていたのですが、あれはオリジナル…だったのかな。 あのリズムとメロディーは "God Save the Queen" とちゃいますか?

仕事が終わった後のはしごということは、終わる時間も遅い訳で、『少年メリケンサック』 の終了時刻は 24:15。 でも、観客は結構いたなぁ。 皆さん、翌日のお仕事は大丈夫ですか?
…あ、すみません、私は明日年休をいただきます。 日記に書いたら、職場にも筒抜け〜。 こんな理由で休んで、すみません。 でも、今の部署に異動になってから、まるまる1日の年休を取るのは初めてなんです。 許してちゃぶだい。
…もう3時だ。 普段なら、あと2時間で起きなければいけないところです。 寝よっか。
2009年03月25日(水)   No.1766 (映画)

『ホノカアボーイ』
今日は仕事の後に映画のはしごをしました。 1本目は 『ホノカアボーイ』。
料理を高山なおみさんが担当されているので、それを目当てに観に行ったのですが、どれも本当に美味しそうでした。 特にマラサダ、一度は食べてみたいです、じゅる。 こういうフードをシアターのコンセッションで用意してくれたら良いのになー。 そしたら、絶対に買って、食べながら映画を観ます。
肝心の映画の中身ですが、何と言うか1つ1つのシーンがどれも短くこま切れ状態のような気がして、観ていて落ち着きませんでした。 なんとなく癒される映画なのかな?と思っていたのですが、癒しの映画でもありませんでした (感想には個人差があります)。
若いレオの晩ごはんを用意するようになってから、妙にレオのことを意識しておしゃれを始めるビーさんのことが理解できるようなできないような。 異性の目をしておしゃれをするのはすごく良いことだと思うのですが、その相手が孫ほど年の違う男性だとちょっと…ねぇ。 無理がある気がして、正直なところ、あまり共感はできませんでした。 レオのガールフレンドのマライアに嫉妬して、彼女が食べることのできないピーナッツを料理に入れたシーンでは、正直どん引き。 なんか…ちょっと…。
失明したビーさんが、夜中に起き上がって目が見えるようになっていたので、「まさかブルーベリー効果!? んなアホな…」 と思ったのですが、あれは亡くなっていたんですね。 台所に立ってロールキャベツまで作っていたので、すぐには理解できませんでした。
でも、最後の糸電話のシーンで、糸の先にビーさんがいるのを観た時は、不覚にもうるっときてしまいました。 でも、糸をピンと張らないと音は伝わらないぞ、と心の中で突っ込んだけど。
細かくシーンが変わるせいか、あまり長さを感じませんでした。 それは良かった。
あと、松坂慶子さんがすごく可愛かったですね。 そうそう、それと深津絵里ちゃん。 テレビドラマの中の登場人物だけかと思ったら、実際に出てきてちょっとおもしろかったです。 マラサダ、私も食べたいです。
2009年03月25日(水)   No.1765 (映画)

『カフーを待ちわびて』
カフーを待ちわびて』 を観ました。
全然興味のないタイプの映画だったのですが、『王様のブランチ』 の映画コーナーで紹介されているのを見て、なんとなくおもしろそうだったので観てきました。 沖縄の風景が楽しめるかなーと思って。
なんとなくおもしろい映画でした。
ラストがあまりにも出来すぎていたのがちょっと残念。 強引過ぎます。 あのくらいやらないと終わらせることができなかったのだろうけど、それにしても無理矢理すぎます。 それ以外は、まあまあおもしろかったです。
今大河ドラマでシリアスな景虎役を演じている玉山鉄二くんですが、この映画の中の玉鉄は全然かっこよくない。 いや、むしろかっこ悪い。 あんなにイケメンなのに、全然かっこよく見えないなんてすごいですよね。 内面がぐだぐだだと、見た目もぐだぐだに見える、という新発見でした。
マイコさんは、やはりとてもきれいでした。 話す言葉もきれい。 見ていて安心しますね、彼女は。 彼女の周りは、きっと流れている空気も澄んでいるんだろうなぁ。 …あ、誉めすぎですか? でも本当に 「清潔」 という言葉が似合う人なんですよね。
あー、なんか人間が魅力的な映画でしたね、今気づいたけど。 ださい玉鉄も、きれいなマイコさんも、神がかり的なおばあも、彼らを取り巻く島の人々も、みんな魅力的でした。

エンドロールの後が、意外に長くてびっくりしました。 ワンカットだけかと思ったら、結構ありましたね。 エンドロールで席を立った人は、損してますよ。
2009年03月15日(日)   No.1755 (映画)

『ジェネラル・ルージュの凱旋』
地元テレビ局の試写会に当選したので、7日公開の 『ジェネラル・ルージュの凱旋』 を一足お先に鑑賞させていただきました。
公開前の映画なので、ネタばれしないように気をつけますが、ネタばれになりそうなところはフォントの色を変えておきますです。 ドラッグしてお読みください。

2時間超の映画でしたが、長さをあまり感じませんでした。 あっという間の2時間だった。 そして、とても面白かった。
前作 『チーム・バチスタの栄光』 を昨夜テレビで観たのですが (予習ね)、佐野史郎さんや玉山鉄二くんの姿が妙に懐かしく、旧友に再会したような気分になりました。 昨夜観たばかりだってのに。
阿部寛さんは…何と言うか、『トリックシリーズ』 の上田…ですよね。 失礼ながら、違いがよくわかりませんでした。 違うんでしょうけど。
一番意味深な演技をしていたのは、貫地谷しほりちゃん。 常に何か言いたそうな顔をしているのに、結局最後まで何も言わないんですよね。 何だったのでしょうか、単なるミスリードだったのかなぁ(ここまで伏せ字)。 これはちょっとガッカリでした。
後半のクライマックスは、ショッピングセンターで起きた炎上事故の被災者が大量に搬送されてきて、病院の全スタッフを集め、休日のスタッフも招集し、ロビーで応急処置を行うシーンだったのですが、これはもう本当に圧巻でした。 ふと、地下鉄サリン事件や福知山線脱線事故の時の病院もこんな感じだったのではないだろうか…と考えたら、胸が苦しくなって涙が出てきました。 一番印象的だったのは、トリアージの厳しさ。 一度 「黒タグ(死亡)」 をつけたら、家族がどんなに泣いてすがってもその判定を覆さない意志の強さに、救急医療の現場の厳しさを垣間見たような気がしました。 情に流されてはいけないんですよね。 厳しいなぁ。
そんな風に辛いシーンもある映画でしたが、もう一度観たいような気がしています。 おもしろかったですよ、本当に。

エンドロールの 「照明助手応援 (だったと思う)」 に 「泉谷しげる」 という名前があったような気がします。 まさか…、そんな…。

さて、試写会に参加するのは初めてだったのですが、なんだかおもしろいですね。
今回のスポンサーは、シマヤさん (招待していただいたので、敬称をつけてみた) だったのですが、まずシアターの入口でお土産をいただきました。 こんなの。

そして映画上映前に、地元テレビ局のアナウンサー (天野陽子さん) が登場し、そのお土産の説明をしてくださるんです。 ちなみに今回の3点セットの売りは 「無添加」 のようです。 そこを強調されていました。
映画の後、ショッピングモールの中を少し歩いたのですが、このグリーンの袋を持った人を見かけると、「あ、あの人も試写会に…」 と思って、ちょっとおかしかったです。
これからも興味のある映画の試写会には応募してみよっと。
2009年03月03日(火)   No.1739 (映画)

『チェンジリング』
今日の2本目。 『チェンジリング』 を観ました。
ネタばれあります。 ご注意ください。

クリント・イーストウッドの監督作品を観るのは初めて。 アンジェリーナ・ジョリーの映画を観るのも初めて。 2時間22分とかなり長時間の映画でしたが、テンポ良く進んでいくので、長さをまったく感じませんでした。 …観終わった後、お尻が痛かったくらいで。
1本目の 『永遠のこどもたち』 同様、こちらもテーマは母性かな。 あぁ、どちらも息子が行方不明になるという点が共通していますね。
コピーに 「魂で泣く本当にあった物語」 とあるように、実話を基にした映画なのですが、1920年代のアメリカではこんなことが本当に起こっていたのかと思うと、腐りきった警察組織に憤りを感じるやら呆れるやら。
行方不明になって5ヶ月後に帰ってきた息子 (ウォルター)は、まったくの別人 (偽ウォルター)。 でも警察はそれを認めようとせず、母親であるクリスティンを異常者扱い。 思い出してもむかむかしてきます。
警察や、警察に依頼された医師があくまでも 「この子がウォルターだ」 と言い張る中、偽ウォルターを診察した歯科医が 「この子はウォルターではありません。 喜んでそれを証明する文書を作成しますよ」 と言ってくれたシーン、学校で偽ウォルターと接し、歯科医と同じく 「この子がウォルターだなんてとんでもない。 大統領の前でだって宣言しますよ」 と先生が約束してくれるシーンでは、胸が熱くなりました。 でも、あんなに腐りきった警察が権力を奮っている時代なので、「もしかして権力に屈して、証言を変えてしまうのでは?」 と不安になったりもしました。 裁判で本当に証言してくれているシーンを見たら、またうるっとなってしまいました。 必ず救いはある。
警察に強制的に精神病院に入院させられたクリスティンを応援してくれるキャロルの存在も良かった。 自分がひどい目に遭わされることを承知で、クリスティンをかばってくれるんですよ。 なかなかできることではありません。 なので、クリスティンが弁護士たちの力を借りて、警察に強制的に入院させられている患者たちを解放するシーンで、クリスティンとキャロルがアイコンタクトをとるのを見たら、またうるっと。 必ず救いはある。
…でも、どんなにクリスティンが頑張っても、結局ウォルターが発見されることはなかった。 実話だから仕方がないのですが、ここに一番救いがほしかった。

ラストシーンでのクリスティンの一言と、そのあとのテロップに泣きました。 確かに魂で泣く映画でした。

すみません、またとりとめのない文章になってしまいました。 文章力がなくて、いかんです。
2009年03月01日(日)   No.1737 (映画)

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